ファミリー メンタル クリニック

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要するにひとりごと・・・

ノーベル賞と独立行政法人化

2008年10月07日 | Weblog
ポール・ニューマンが死去し緒方拳・・・・アメリカ金融危機で暗い気持ちになっているところに悲しいニュースが続いた。

そんなところに夜のニュースが飛び込んできた ノーベル賞受賞。
南部氏は確か高校生の頃に名前を見聞きした気がする。歴史的な人物と思っていた。これからネット上でも記事が出るのでしょうが、研究は数十年も前にさかのぼっての仕事。

基礎研究でノーベル物理学賞受賞と何度もニュースでは口にしていた。

さて、国際的な学力比較で日本の理数離れが言われる。
さらに、基礎研究をすべき大学、国立大学でも収入を上げることになりコイズミ改革の影響が独立行政法人化された。
文学部で紫式部を研究し儲かるわけはない。
理学系で基礎研究をしてどんなに素晴らしい研究でも儲かるまでは更に20年後だったりする。

何でもかんでも民営化と言う名の商業ベースにしていく思想が破綻していることが、アメリカ金融危機の根本的な問題だ。
今のような大学教育でノーベル賞がこれから20年後に出るだろうか?特に基礎研究分野で。

優秀な大学に残るような人材を確保できるだろうか。


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1 Comments

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私の指導教官は (kaetzchen)
2008-10-08 02:36:05
数年前にノーベル賞を頂きましたけど,やはり30年も遡っての基礎研究が評価されました.日本のマスコミは完全に私を無視して(笑),現地のマスコミが(昔のアドレスに)メールを送ってきて,若い中国人と日本人の大学院生が助けてくれたと現地の新聞には載ったそうです.

マスコミのノーベル賞評価なんてのは,所詮,その程度のものですよ(笑) 私は一度外に出たせいで,大学から追い出されたし,嫌な言い方だけど,遊んでいても生活できる資産(または奨学金)がないと研究者として残るのは難しいです.
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