ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

正規の部活動

2008年06月28日 | Weblog
中体連 中学体育連盟 の略だろうと思う。ググってみた(笑)財団法人 日本中学体育連盟 HPもある。
そんなことはおいといて。
いつもこの時期に不思議に思うことが。

ぼくらが中学生の頃は陸上部も柔道部も剣道部もあった。
だから当然陸上競技大会は陸上部の選手が出場。柔道大会も同様。
部員のいない学校は参加しない。それだけのことだった。

今、流行廃りもあるのだろうが、柔道部や剣道部部員がいない中学校の方が多い。
だから中体連で柔道や剣道の大会参加者は少ないのだろう。

ただ、実際的には警察で柔道や剣道、町中の道場で空手を練習している子がいて中学の部にも在籍し中体連に出ることもあるのだろう。
その辺りは何となく分かるし、疑問もない。

問題は 陸上競技大会だ。
陸上部員は1人もいない。しかし陸上競技大会には参加する。
陸上競技大会の開催が先であり、それに合わせて選手を学校から体育系の部員から選んで出場する。
本当はサッカーだけをやりたいバスケットだけをやりたいのだろうが 陸上競技大会に参加するため(させられるので と言っても良いかもしれない)朝から練習をする。そのあと所属する部活だ。

中体連は基本的に中学で部活の部員が行っている競技に参加する。
1人のスーパースターが野球部・サッカー部・バスケット部に重複して参加することは規定で許されているのだろうか?
許されているとしても恐らく実際的には難しい。

何が言いたいかというと、どうもこの陸上競技大会というのは特殊な位置づけがなされているのではないかと疑問に思うのだ。
部員がいるから大会参加。これが通常のやり方。
大会に参加するためにいないところを無理に「陸上部」部員にする。こんな形式となっているのじゃないか。

ここはモーソーでしかない。
中学体育の理事にも席順があり、陸上競技が大会の中枢なのではないだろうか。
体育競技はオリンピックの種目と同じで陸上競技が中心だからではないだろうか。
選手がいないので大会が開催されませんでした。そんな面汚しの県があると体育協会本部からおとがめがあるのではないか。
どうも、こんなことを考えてしまう。
日本陸連のオリンピック日本代表マラソン選手選考過程や水連着用水着の問題など見ていると、どうも体育会系の世界での利権争いが年々競技者から遠い世界へと乖離しているのではないかとモーソーしてしまう。
官僚や組織のために国がある。
そんな構造がそっくりそのまま競技する選手を大切に出来ない風土に重ねて見えてしまう。

中学生が体育の一環で陸上競技大会に出るんだから、それで良いじゃないかといえば誰も反論が出来ない構造が、他にも見え隠れする。


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