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不動産受験新報2007年12月号 風のたより

2007-12-27 09:00:00 | Weblog
住宅新報社・月刊「不動産受験新報」20007年12月号
       (毎月1日発売 定価910円)


風のたより

金木犀の香り。毎年この香りが漂ってくるとホッとする。もう暑くはならないと確信する。
残暑が厳しかった今年は,特に待ち遠しかった香りだ。だんだん風も乾いてきて,とても過ごしやすくなると,よく眠れる。頭も冴えてくる。食べるものもおいしくなる。いいな~,秋は。などとノンビリかまえているとバタバタと年の瀬が迫り,あれもこれも,やり残したことにジタバタし,やがてあきらめて,また新しい年を迎える。“1年の計は元旦にあり”よ~し,何か新しいことにチャレンジだ!と思いつつ,確実に増えていくのは年ばかりなのは,なぜ?(冨士田)
「禍福は糾える縄の如し」という諺がある。ことわざ辞典によると,「災いとよい事とは,よ
り合わせた縄のように表裏一体となって,禍と思っていたことが幸いとなったり,幸福だと思ったことが災いとなったりと,かわるがわるくるものだ」ということになる。ぼくは子どものころ,母の信仰につきあわされて,信者の家に行ったことがある。すると小母さんたちが,「災いがあったけれど,この程度で済んでよかった。これも仏様のご利益だ」と口々に語るのを繰り返し聴かされた。ぼくは出された供養の菓子を食べながら,「何がご利益だ,天罰だよ」と口の中でつぶやいていた。「本当に利益があるなら,そもそも災いなんてこないよ」と思っていた。坊主が帰ったあとで世間話をまじえて話しこんでいた小母さんたちの年齢にぼくもなった。彼らの言っていた意味が少しはわかるようになった。気をつけていても災いは必ずくる。特に年をとれば自分の健康や家族の心配事など,災いの種にことかかない。最近,調子がいいなあと感じているときが要注意で,大きな災いが突然,雷みたいに落ちてくる。災いがない生涯はないと経験知からわかってくる。それならなるべく災いを小さくしておこうと考える。福がきてもおごらずに注意して,災いがきても腐らずに,福に転じるようにすればよいのだ,という理屈が見えてくる。だが理屈通りにはいかない。災いのときは嫌である。福が続いてほしい。しかし,禍福は表裏でより合わさっているのだ。どうしたらよいのか。災いも含めて「生きることはいいなあ」と思うことにする。すると不思議なことに福が浮いてきて,災いが沈んでいって穏やかな凪の海のようになる。幸福とは災いを含めた状態をさすのだと思う。(殿岡)
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