「コードギアス 反逆のルルーシュR2」#19【裏切り】ロロ、あんたってば…(泣)

タイトルが裏切りでしたから、誰が裏切るのかと
思っていたら、カレン、ロロ、ジェレミア以外全員ですか。
そりゃね、フレイヤが使われてトウキョウ租界の一次被害者は１千万人、
二次被害による死傷者は推定２人万人と言われてるこの状況で、
ゼロが藤堂に下した命令は、「ナナリーを探せ」だもんね。
朝比奈や多くの犠牲に対して、「知ったものかそんなもの!」だもんね。
アバンのルルに早くもげっそりしちゃいましたよ。

ロロに当たるルルもね…。
「この偽者め」
お前のことなんか大嫌い、何度も殺そうとした、
殺し損ねただけ、これでもかとぶちまけるルル。
確かにボロ雑巾にして棄てるといってたロロですけど、
なんかね…。

ニーナがまたムカつくじゃないですか。
フレイヤ使ったらどうなるか、わかってなかったですって?
言葉も出ませんわ。
ロイドがまた良いですね。
科学を棄てて心を守るか、心に壊して科学に殉じるか決めるべきっての。
「僕は元から壊れてるからね。それくらいの自覚はあるんだ」
やっぱ好きだわ、ロイド。

えぐれてるトウキョウ租界跡をナナリーの探索で飛んでるジェレミアが良い。
忠義の男だねぇ。まさかコイツがそんな存在になろうとは…。
オレンジの頃からは想像もつかないよ。

30分の番組の間中、租界後でぼうっとしていて最後に
狂ったように笑ってたスザクにまた、うんざりした。

アッシュフォード学園がギリギリ助かったのが、救いというば救いでしたね。
ミレイも無事だったようで、凄い勢いで喜び駆けつけてくるリヴァルが
可愛いというか面白いというか。
いつも以上につぶれた声でした。今回は杉山も台詞がけっこうあったからな。
使い分けですな。

シュナ兄が全部バラしちゃうんだもんなー。
ギアスのことも。
奇跡の力ではなく、ギアスの力だったといわれたら、
みんなガックリきますよね。
でもギアスの力だけで、ここまで来たわけじゃないのに。
扇がまた腹立つこと。
「ペテン師」ですか。
それでもそのペテン師のおかけで、アンタたちここまでこれたんじゃないのか?
ルルに、ゼロに会わなかったら、とっくに死んでるとと思うがな。
ルルに対しても、ムカムカ来てますが、扇たちにも呆れますよ、ほんと。

ユフィを操ってイレブンを虐殺したというコーネリアの言葉が決定打と
なりました。シュナ兄ってたら、スザクに盗聴器つけていたのね、
あの時のルルの言葉を拾っちゃってる。
これを聞いたら皆、真実だと思うよね。
ほんと、見事なまでに悪く悪く転がっていくから、憂鬱。
シュナ兄の黒さは本物だ。

ジェレミアが寝返ったのは、ギアスじゃないのにさ…。
扇ったら、ゼロを引き渡す代わりに日本を返せですってよ…。
なんか反吐が出ます。

「服を脱いでください、私頑張ってみますから」
カレンが勘違いしちゃうこのシーン。
奴隷少女なC.C.が、けなげで可愛いよねぇ。
あのー、C.C.が記憶を失ったのだって、何もアンタのせいじゃ
ないでしょう～っ!
そうやって、なんでもかんでも自分のせいだと思い込むから、
肝心な時に自分の首を絞めることになるのよっ!!

そしてカレンにも、特別優秀な駒だった、なんていっちゃうし。
－カレン、キミは生きろ。
その呟きは聞こえただろうか。

ゼロに向かって一斉に銃が放たれた時、現れたのは蜃気楼。
「兄さんは僕が守る!」
ギアスを使って脱出を図るロロ。
あんなに酷いこと言われたのに、アンタ、まだルルのこと…。
ここでほろりと来ましたよ。
で、初めて蜃気楼を操ることになったロロ、絶対守護領域の計算が
ものすごく大変らしく、やっぱり僕の兄さんは凄いと誇らしげであります。
アーニャの攻撃も、ギアスを使いまくって回避。
こんなに広範囲で使ったら心臓が持たない、とルルもロロを心配してますよ。
えっとー、ボロ雑巾や、大嫌いや、何度も殺そうと思った人間を心配ですか?
こういうトコ、ほんとルルらしくて笑いました。

常に道具として生きてきたロロ。ルルだって、ロロを使っていたに過ぎないけど、
それでも一緒に過ごした時間は本物だった。
あの思い出のおかけで、人間になれたのだとロロは言う。
苦しそうに胸を押さえるロロを見てられない～。
「僕は道具じゃ…ない…これは…僕の…意志なんだからぁ」

どうして俺を助けたと問うルルに、
兄さんは嘘つきだから、と応えるロロ。
「嘘…だよね?僕を…殺そうとしたなんて。
僕が…嫌い…なんて」
「そうか、すっかり見抜かれてるな」
優しく微笑むルル。
「さすがは俺の弟だ」
「そう…だよ…僕は…兄さんのことなら…なんでも…わか…る」
うわーん、ロロー。

ちゃんと墓を作って、ロケットも掛けてあるー。
よく一人で埋めれたね、ルル。(やっぱり突っ込むよね、そこ)

もう生きる意味がないと思っていたルルだけど、
まだやるべきことがあったと気づきます。
地獄への道行きはシャルルも共に。

ロロには色々思うことがありました。
こんなに好きになったり嫌いになったり、
何度もいったりきたりしたキャラは珍しいです。
ルルが最後にまた優しい嘘をつきました。
とびきりの優しい顔で、ロロが一番欲しい言葉を、
最後にちゃんと与えてあげた。
そこに泣けました。
正直、ロロのルル救出劇までは、ムカムカ、苛々してまして、
感想はまた無理…と思ってたんだけど、
最後のドラマのおかけで、書いておこうという気持ちになりました。

ロロのルルへの思いに感動したのと、
ルルの良い面が最後に見れたから。

予告のルルの、ロロはルルーシュ・ランペルージの弟だったんだという
言葉が胸を突きました。
いつも失ってから解る、遅すぎるとルルは悔いてますけど、
でもね、ロロは幸せだったよ、間違いなく。
君が利用してあんな芝居を打ったからこそ、
ロロは兄さん命になった。
殺人マシーンだった少年が、愛することを覚えたんだよ。
それはとても危うくて、時に爆弾だったけど、
それでも最終的に君を救うことになった。
君のしたことがことごとく裏目に出るので、
ほとほと嫌になっていた私ですが、
ロロがちょっと救ってくれたよ。

この後も、なかなかキツイ展開になりそうだけど、
最後まで見届けますよ。