※注意:こちらは14話のBパート感想になります。
最初から見てくださる方は、Aパートの方からどうぞ。
TB下さる場合は、出来ましたらAパートの方に頂けるとありがたいです。
強制ではありませんので、既に貼った後でしたら、構いません、
そのままでどうぞ。
Aパート感想記事はこちら。
「デュラララ!!」#14-1【物情騒然】でっかいハートチョコ?
注意:当ブログでは、セルティの不思議SFとんでも物質=モクモクと呼んでいます。
はい、Bパートです。
「やぁ、キミから会いに来てくれるなんて嬉しいよ」
ちょいと臨也さんよ、セルティに紅茶出してどうするつもり。
嫌味ですか。
「ところで、どお?首は見つかった?」
自分が持ってるのに、よくしれっと言えるよなぁ。
しかもこの部屋にあるってのに。
首の事は良い、とセルティ。
切り裂き魔の事を知りたいと単刀直入に訊く彼女に、
臨也は3枚で良いよと応える。
高いなぁ、3万ですか。
昨日森厳迎えに行ったバイト代がスライドって感じ?
服も財布も影なんだねと臨也がしみじみと言う。
「ひょっとして強い光を当てたら、
影が消えて素っ裸になっちゃったりするのかなぁ」
見たいのかとセルティに訊かれ、別にと臨也は手を横に振る。
「俺はどこかの闇医者や学生みたいな変態とは違って、
首無しとか首だけに欲情したりしないからさ…」
言い終わるか終わらないかの隙に、セルティのモクモクが伸びて
臨也の首に巻きつく。
森厳には棘バージョンでしたが、臨也には先っちょドリル。
ふむ、なかなかのコーディネイトだ。(え)
森厳と違ってこっちはビビりもせず、口元ニヤリだもんな。
うん、こういうヤツにはやっぱり先っちょドリル。
『私は良い。次に新羅を貶めたら、ただじゃおかない』
ふっと笑った臨也。
「愛し合ってるねぇ」
理解できないけどって感じの声だね。
でももし他のデュラハンが現れて誘惑されたら、
案外ころっと心を奪われたりするんじゃないかと臨也は意地悪を言う。
あ~、それは無いと思います先生。
興味は持つだろうし研究対象とはするかもしれないけど、
新羅が愛してるのはセルティだからだと思う。
最初のとっかかりはデュラハンとしての彼女だったかもしれないけど、
今の新羅を見てると、きっとセルティが何者であっても構わないんじゃ
ないかと思うんだ。
…って原作知らないのに、いい加減な事言っちゃイカンかな?
『それは無いと思いたいけど…それならそれで…』
「新羅を殺してキミも死ぬ?」
無い無い、そういう発想はないだろー。
『いや?…近づけないだけさ』
近づけない、ね…。
『今は私もアイツの事が好きだから』
そういわれた臨也が、すんごく興味そがれたみたいな、
変な顔するのよね。
そして噴出し、こりゃ驚いたと大袈裟に笑う。
随分人間らしくなったものだ、と。
随分人間らしくなった?
まるで彼女を良く知ってたような口ぶりだね。
情報屋だからあらゆるネタは集めてるでしょう。
でも個人の内面なんて分からない筈。
セルティが莉緒を助けた時にキミは言ったよね、
首無しライダーが正義の味方になったなんて聞いてないって。
確かにセルティは正義の味方ではない。
でもあの場面で莉緒を助けたのは彼女らしいと思う。
キミはセルティを分かっていないよ。
それでそんな台詞を吐くのは、少々奇妙に感じる。
ま、私も、今だから思うのだけど。
原作未読で最初はさっぱり掴めなかったから。
でも気をつけろと臨也が忠告。
人間に近づくほど、首を取り戻した時のギャップが
大きくなるかもしれないから。
そんなのは取り戻してから考えれば良いと返すセルティ。
『いや正直、もう別に首は無くても良いとさえ考えてる』
愛の力は偉大だねぇ。
って、そんなことより臨也、切り裂き魔だってば。
3万円分の情報、ちゃんと寄越せよ。
警察やマスコミやネットにも流してない、
とっておきのネタを臨也は持ってるそうな。
「実は、キミが来るのを待ってんたんだよ」
それというのも、今回の事件は魑魅魍魎の世界だから。
罪歌という一振りの刀を知ってるかと臨也が訊く。
”ざいか”かと思ってたよ。”さいか”なの?
罪歌はこの新宿に実在した妖刀。
村正プレードみたいな?って訊くセルティが可愛いな。
妖しい魔力を持つ刀、罪歌は、心を持っていて人間を
乗っ取るという伝承があるらしい。
マンションに戻って来たセルティは、それを新羅にも告げる。
切り裂き魔の被害者は皆、襲撃者が赤い眼をしていたと証言している。
そうか、じゃあ襲撃者は一人では無いかもしれないんだな。
その都度、乗っ取られてる誰か、ということか。
切り裂き魔が現れた夜は決ってネットに、
罪歌というハンドルが現れている、と話すセルティ。
でも以前襲われた時、彼女は切り裂き魔の気配に気付かなかった。
罪歌が人外の類なら、何か気配を感じても良さそうだと、
セルティは考えているようです。
すると新羅は、
「罪歌は意識を支配するだけで、実際に動いているのは人間の身体だからね。
君の言う気配そのものが、存在しないって事も考えられる」
と真面目に応える。
セルティはちょっと意外そうに、
『新羅、罪歌の事、詳しいんだな』
お…新羅、ちょいとギクリとしたな?
前に調べてくれと言ってたから、と誤魔化し、
「んじゃあ、早くベッドにおいで~」
と手をひらひらさせる。
-新羅は何かを隠している…
そう思った。
ベッドに転がり天井を見つめる新羅の表情が重い。
隠しているのは嫌われたくないから。
失いたくないから。
怖いんだよね、新羅。
こんな顔をするから、私は彼の肩を持ちたくなってしまうんだ。
ご出勤の波江の背中に銃口が当たる。
予告ではもっとヤバイ人物かと思ったんだけどね。
タダの変態なオッサンだったよ。
ヤバイ人はヤバイ人だけど。別の意味で。
「やぁお帰り」
臨也が戻ると部屋には白衣とガスマスクつけた妖しいオッサンが、
秘書の背中に銃をくっ付けて待ってました。
矢霧製薬がネブラに吸収合併された後、波江の行方を独自に調査していたら、
頻々と臨也の部屋に通っているのが見つかった。
それでモデルガンで脅して入らせてもらった、と。
なんだ、モデルガンかよそれ。
「おや?言わなかったかな?」
パンと音を立ててクラッカーよろしくカラフルな紙くずが舞い上がる。
頭に被ったそれを波江がシャカシャカと手で払うしぐさが、ちょっと可愛い。
それにしても、つい最近こういう銃を拝見しましたわね。
どこぞの巨体なシスターが持ってましたな。
神谷さんはよっぽど縁があるようで。
警察に突き出すべきではと波江が言えば、
そんなことしたら困るのは君たちの方だろうと森厳に言われちゃいました。
部屋を捜索したら、生首出てきちゃうわけですし。
って、この部屋にあること理解してるんだな、森厳。
波江の顔に向けて、指をちろちろ動かすのが笑える。
ほ~んと、ふざけたオッサンだ。
「なるほど、切り裂き魔に変わる一大センセーションにはなりそうか」
と言う森厳に、臨也は納得する。
「やっぱり、新羅の歪んだ性格は貴方譲りだ」
「褒めても何も出んよ」
褒めてない褒めてない。
正直な話、首をすぐに取り戻す必要はないのだと森厳。
「我が社の上層部は先程テレビで放映されたセルティ君の様子に
少ながらず驚いていてね。首よりも先に身体を研究すべきだという
結論が出たのだよ」
えっえ~っ!!
ひぃぃ~セルティの身が危ないっ。
それで首の行方は森厳の独断で目下捜索中ということにしてあるらしい。
森厳は、臨也の首に対してのアプローチに興味を抱いてる。
ヴァルキリー=デュラハンという説に基づき、
首をある種の勢力間抗争下に置いて、独自に目覚めさせるという
ユニークな発想に。
首は本の裏に隠してあるのねー。
こっちからは蓋のつまみ部分しか見えないから、
見かけたとしても、容器を知ってる誠二&美香ぐらいしか
気付かないなこれは。
いざとなったら首を紛争地域にでも持っていくしかないと
思っていると臨也。
とりあえず、森厳及び彼の勤務する会社とは
協力体制ということになったようで。
森厳の勤務してる会社ねぇ…どんな会社なんだろ。
てかこの人が会社勤めってピンと来ないんですけど。
だから我が社とか言われてビックリしたわ。
森厳は元々臨也に興味があるみたい。
神話的な視点から実験しようなどと言う者は周囲にいないから。
自分も含めて。
「そりゃどーも」
と臨也。森厳に興味をもたれてる事に対しては、どーでも良さげです。
森厳からのアドバイス。
「もしもこの東京で、擬似的な抗争を引き起こして、
セルティ君の首、もしくは魂を刺激しようというのならば、
他者の争いに彼女を巻き込むのではなく、
彼女の身体を中心として周囲の方を災厄に投げ込むのが
良いのではないかな」
酷いな。それってアンタの息子も災厄に投げ込めってことだよね。
「そのつもりだよ」
森厳が出て行ってから呟く臨也。
確かに、本人より周囲に災厄が起きた方が、
セルティは動揺するだろう。
新羅に、シズちゃんに、帝人に…
何をするつもりなんだよ、臨也。
「てか、俺が思ったより早く、事はそっちに転がり出してる…」
罪歌と杏里とセルティが、つながりそうだから?
Aパート冒頭の、杏里が警察で事情聴取を受けてた時、
様子を見に行ったセルティが意味深な独白してましたものね。
-切り裂き魔。
この血なまぐさい事件の元凶が、
一人の少女の運命と私自身の過去に、
分かちがたく結びついているとは、
その時の私は、まだ少しも知らないで居た。
セルティの過去に罪歌が関わってるって…なんだろう。
来良学園では体育祭の準備が進んでる。
杏里に声を掛けて呼び止めたのは那須島。
切り裂き魔の被害者であるあの3人娘と何故一緒にいたのか。
もしかして、またいじめられていたのではないか。
「心配だな、本当に心配なんだ」
切り裂き魔にまた狙われるかもしれないしと肩に手を掛け顔を近づけて喋る那須島、
キモーイ!!
「まーた、セクハラっスかぁ」
いつも良いタイミングで現れるね紀田。
「いけないなぁ~先生」
くふふ。いいね、その言い方。
杏里を心配してるんだと言う那須島に、
「うわっ呼び捨てー。でんじゃらすぅ~」
両肩自分で抱いて、くねくねする紀田に吹いた。
あんまり心配すると杏里も贄川みたいに転校しちゃうぞと脅すわけですが、
想像以上に効果があったね。
冷や汗流してるよ。なんか怯えてるみたい。
「贄川も知ってるのか」
「はーい、名前だけー」
楽しいな、紀田。
杏里の手を引いて、下校しま~すと離れる。
杏里は那須島の様子が気になってますね。
帝人はまだ杏里に告白していない。
されたら困るから、されないように振舞ってるんだよね杏里も。
帝人が本気っぽいから、自分は様子見だと紀田。
世界中の美少女と宜しくやらなきゃいけないからって…アンタね。
たった一人の大事な人には、会いに行けないでいるくせにね。
「正臣~っ園原さぁん」
走ってくる帝人の姿に紀田は、
「ほーら、いくじなしの登場だ」
いくじなしとキタか。手厳しい。
でもね、そんな言葉にも、愛を感じるよ。
あぁ変な意味じゃなく。
待ちすぎて化石になるかと思ったというギャグは、
ルート3点だって。
それ、評価が微妙だな。
ほら、紀田ももっと分かりやすい突っ込みにしてくれって言ってる。
そんな彼らの姿を、校門の所で見ている男がいました。
眼が赤いってことは、今罪歌はコイツを乗っ取ってるのか。
これ、力也さん…贄川だよね?
贄川が池袋最強を追っていたのはライターとしてだろうけど、
罪歌が乗っ取った場合、彼の持ってる情報は罪歌が活かせるわけだよね。
でもとりあえず、贄川は紀田や帝人の正体をまだ知らない。
この3人が「じゃあまた明日」と別れてバラバラになった後、
彼-というか罪歌が付いて行ったのは…。
紀田は街に増えてる黄巾賊に眼を止め、この間メンバーから
言われた言葉を思い出す。
そんな彼が足を向けたのは…
「…やっと来たね」
沙樹の病室です。
紀田の表情は重い。帝人達に向けるのとはまるで違う顔だね。
二人の間に何があったのか。
私もそこらへんは良く知りません。
次回あたり明らかになるのかしら。
一方、俯き気味で歩く杏里の脳裏に、浮かぶ映像。
これは…眼も赤くて刀持ってるし、罪歌に乗っ取られた女の人。
最初見た時はあの3人娘が襲われた時かなと思ったんだけど、
茶の間ですよね。木造建築の天井っぽい。
エプロンしてるみたいだし…杏里のお母さん?
パソコンに向かっていたセルティに声を掛ける新羅。
一時期、森厳が罪歌を持っていたことがあると打ち明ける。
数年前に知り合いの古物商に売り払ったらしいけど。
何のために彼が持っていたのか。
疑問に思うセルティに、新羅が言う。
「罪歌は、魂を斬れる刀って言われてる」
『え…まさか…』
「そう、父さんは君の首を盗む為に罪歌を使ったんだ。
首と身体を繋ぐ魂を断ち切る為に」
これは…キツイな。
『新羅は…その事を知っていたんだな』
「うん。もちろん首を盗む事に使った事は、
後から調べて分かった事だけど。
せっかく君が首の事を忘れようとしているから、
もういいかなって…」
『ちょっと…一人で考えさせてくれ』
「やっぱりね」
切ないね新羅。
嫌われたくないから言いたくなかった。
でも黙っていることも出来なくなった。
セルティの事が、そんなに大切で、愛しいのだね。
辛いな、これは。
-愛は混乱を生む。
同じ夜、妖刀罪歌も、一人の少女を愛そうとしていた。
この現実の中に、自分の居場所を見つけられない少女、
園原杏里を…。
ゆらゆらと近づく影は、やっぱり贄川で、罪歌が乗っ取ってるのね。
振り下ろされたのは、でも刀ではなくて包丁みたいですね。
こんな所で終わってくれるなよー。
でもそう…愛そうとしているのだから、殺されはしないだろう杏里。
そもそも、あの3人娘がやられた時、杏里だけスルーしたのは、
杏里に何かを感じたから…ってことなのかなと思ってみたり。
そして様子を伺って、一人になった所で決行。
とりあえず斬ってみるのは、罪歌なりの愛情表現ってことで。
(ほんとかよ)
杏里の心配はしてません。
あぁ苦手云々は置いといて。
次回は力也さんが語るようで楽しみですな。
でもそれより気になってるのはコレ!!
シズちゃぁぁぁぁん。
今度はホントに2ケツするんですねっ。
でも何かぶってるのそれ。
シールド無しのメット?
ああっこの間通りかかってシズちゃんが投げた…。
いや違うわ、あの兄さんのメットは黒いけど、ジェットタイプだもん。
アメリカンだったもんね。
これはシールド無いけどフルフェイス。
これもどこかから拝借したんだろうなー。
凄い楽しみだぁ
最初から見てくださる方は、Aパートの方からどうぞ。
TB下さる場合は、出来ましたらAパートの方に頂けるとありがたいです。
強制ではありませんので、既に貼った後でしたら、構いません、
そのままでどうぞ。
Aパート感想記事はこちら。
「デュラララ!!」#14-1【物情騒然】でっかいハートチョコ?
注意:当ブログでは、セルティの不思議SFとんでも物質=モクモクと呼んでいます。
はい、Bパートです。
「やぁ、キミから会いに来てくれるなんて嬉しいよ」
ちょいと臨也さんよ、セルティに紅茶出してどうするつもり。
嫌味ですか。
「ところで、どお?首は見つかった?」
自分が持ってるのに、よくしれっと言えるよなぁ。
しかもこの部屋にあるってのに。
首の事は良い、とセルティ。
切り裂き魔の事を知りたいと単刀直入に訊く彼女に、
臨也は3枚で良いよと応える。
高いなぁ、3万ですか。
昨日森厳迎えに行ったバイト代がスライドって感じ?
服も財布も影なんだねと臨也がしみじみと言う。
「ひょっとして強い光を当てたら、
影が消えて素っ裸になっちゃったりするのかなぁ」
見たいのかとセルティに訊かれ、別にと臨也は手を横に振る。
「俺はどこかの闇医者や学生みたいな変態とは違って、
首無しとか首だけに欲情したりしないからさ…」
言い終わるか終わらないかの隙に、セルティのモクモクが伸びて
臨也の首に巻きつく。
森厳には棘バージョンでしたが、臨也には先っちょドリル。
ふむ、なかなかのコーディネイトだ。(え)
森厳と違ってこっちはビビりもせず、口元ニヤリだもんな。
うん、こういうヤツにはやっぱり先っちょドリル。
『私は良い。次に新羅を貶めたら、ただじゃおかない』
ふっと笑った臨也。
「愛し合ってるねぇ」
理解できないけどって感じの声だね。
でももし他のデュラハンが現れて誘惑されたら、
案外ころっと心を奪われたりするんじゃないかと臨也は意地悪を言う。
あ~、それは無いと思います先生。
興味は持つだろうし研究対象とはするかもしれないけど、
新羅が愛してるのはセルティだからだと思う。
最初のとっかかりはデュラハンとしての彼女だったかもしれないけど、
今の新羅を見てると、きっとセルティが何者であっても構わないんじゃ
ないかと思うんだ。
…って原作知らないのに、いい加減な事言っちゃイカンかな?
『それは無いと思いたいけど…それならそれで…』
「新羅を殺してキミも死ぬ?」
無い無い、そういう発想はないだろー。
『いや?…近づけないだけさ』
近づけない、ね…。
『今は私もアイツの事が好きだから』
そういわれた臨也が、すんごく興味そがれたみたいな、
変な顔するのよね。
そして噴出し、こりゃ驚いたと大袈裟に笑う。
随分人間らしくなったものだ、と。
随分人間らしくなった?
まるで彼女を良く知ってたような口ぶりだね。
情報屋だからあらゆるネタは集めてるでしょう。
でも個人の内面なんて分からない筈。
セルティが莉緒を助けた時にキミは言ったよね、
首無しライダーが正義の味方になったなんて聞いてないって。
確かにセルティは正義の味方ではない。
でもあの場面で莉緒を助けたのは彼女らしいと思う。
キミはセルティを分かっていないよ。
それでそんな台詞を吐くのは、少々奇妙に感じる。
ま、私も、今だから思うのだけど。
原作未読で最初はさっぱり掴めなかったから。
でも気をつけろと臨也が忠告。
人間に近づくほど、首を取り戻した時のギャップが
大きくなるかもしれないから。
そんなのは取り戻してから考えれば良いと返すセルティ。
『いや正直、もう別に首は無くても良いとさえ考えてる』
愛の力は偉大だねぇ。
って、そんなことより臨也、切り裂き魔だってば。
3万円分の情報、ちゃんと寄越せよ。
警察やマスコミやネットにも流してない、
とっておきのネタを臨也は持ってるそうな。
「実は、キミが来るのを待ってんたんだよ」
それというのも、今回の事件は魑魅魍魎の世界だから。
罪歌という一振りの刀を知ってるかと臨也が訊く。
”ざいか”かと思ってたよ。”さいか”なの?
罪歌はこの新宿に実在した妖刀。
村正プレードみたいな?って訊くセルティが可愛いな。
妖しい魔力を持つ刀、罪歌は、心を持っていて人間を
乗っ取るという伝承があるらしい。
マンションに戻って来たセルティは、それを新羅にも告げる。
切り裂き魔の被害者は皆、襲撃者が赤い眼をしていたと証言している。
そうか、じゃあ襲撃者は一人では無いかもしれないんだな。
その都度、乗っ取られてる誰か、ということか。
切り裂き魔が現れた夜は決ってネットに、
罪歌というハンドルが現れている、と話すセルティ。
でも以前襲われた時、彼女は切り裂き魔の気配に気付かなかった。
罪歌が人外の類なら、何か気配を感じても良さそうだと、
セルティは考えているようです。
すると新羅は、
「罪歌は意識を支配するだけで、実際に動いているのは人間の身体だからね。
君の言う気配そのものが、存在しないって事も考えられる」
と真面目に応える。
セルティはちょっと意外そうに、
『新羅、罪歌の事、詳しいんだな』
お…新羅、ちょいとギクリとしたな?
前に調べてくれと言ってたから、と誤魔化し、
「んじゃあ、早くベッドにおいで~」
と手をひらひらさせる。
-新羅は何かを隠している…
そう思った。
ベッドに転がり天井を見つめる新羅の表情が重い。
隠しているのは嫌われたくないから。
失いたくないから。
怖いんだよね、新羅。
こんな顔をするから、私は彼の肩を持ちたくなってしまうんだ。
ご出勤の波江の背中に銃口が当たる。
予告ではもっとヤバイ人物かと思ったんだけどね。
タダの変態なオッサンだったよ。
ヤバイ人はヤバイ人だけど。別の意味で。
「やぁお帰り」
臨也が戻ると部屋には白衣とガスマスクつけた妖しいオッサンが、
秘書の背中に銃をくっ付けて待ってました。
矢霧製薬がネブラに吸収合併された後、波江の行方を独自に調査していたら、
頻々と臨也の部屋に通っているのが見つかった。
それでモデルガンで脅して入らせてもらった、と。
なんだ、モデルガンかよそれ。
「おや?言わなかったかな?」
パンと音を立ててクラッカーよろしくカラフルな紙くずが舞い上がる。
頭に被ったそれを波江がシャカシャカと手で払うしぐさが、ちょっと可愛い。
それにしても、つい最近こういう銃を拝見しましたわね。
どこぞの巨体なシスターが持ってましたな。
神谷さんはよっぽど縁があるようで。
警察に突き出すべきではと波江が言えば、
そんなことしたら困るのは君たちの方だろうと森厳に言われちゃいました。
部屋を捜索したら、生首出てきちゃうわけですし。
って、この部屋にあること理解してるんだな、森厳。
波江の顔に向けて、指をちろちろ動かすのが笑える。
ほ~んと、ふざけたオッサンだ。
「なるほど、切り裂き魔に変わる一大センセーションにはなりそうか」
と言う森厳に、臨也は納得する。
「やっぱり、新羅の歪んだ性格は貴方譲りだ」
「褒めても何も出んよ」
褒めてない褒めてない。
正直な話、首をすぐに取り戻す必要はないのだと森厳。
「我が社の上層部は先程テレビで放映されたセルティ君の様子に
少ながらず驚いていてね。首よりも先に身体を研究すべきだという
結論が出たのだよ」
えっえ~っ!!
ひぃぃ~セルティの身が危ないっ。
それで首の行方は森厳の独断で目下捜索中ということにしてあるらしい。
森厳は、臨也の首に対してのアプローチに興味を抱いてる。
ヴァルキリー=デュラハンという説に基づき、
首をある種の勢力間抗争下に置いて、独自に目覚めさせるという
ユニークな発想に。
首は本の裏に隠してあるのねー。
こっちからは蓋のつまみ部分しか見えないから、
見かけたとしても、容器を知ってる誠二&美香ぐらいしか
気付かないなこれは。
いざとなったら首を紛争地域にでも持っていくしかないと
思っていると臨也。
とりあえず、森厳及び彼の勤務する会社とは
協力体制ということになったようで。
森厳の勤務してる会社ねぇ…どんな会社なんだろ。
てかこの人が会社勤めってピンと来ないんですけど。
だから我が社とか言われてビックリしたわ。
森厳は元々臨也に興味があるみたい。
神話的な視点から実験しようなどと言う者は周囲にいないから。
自分も含めて。
「そりゃどーも」
と臨也。森厳に興味をもたれてる事に対しては、どーでも良さげです。
森厳からのアドバイス。
「もしもこの東京で、擬似的な抗争を引き起こして、
セルティ君の首、もしくは魂を刺激しようというのならば、
他者の争いに彼女を巻き込むのではなく、
彼女の身体を中心として周囲の方を災厄に投げ込むのが
良いのではないかな」
酷いな。それってアンタの息子も災厄に投げ込めってことだよね。
「そのつもりだよ」
森厳が出て行ってから呟く臨也。
確かに、本人より周囲に災厄が起きた方が、
セルティは動揺するだろう。
新羅に、シズちゃんに、帝人に…
何をするつもりなんだよ、臨也。
「てか、俺が思ったより早く、事はそっちに転がり出してる…」
罪歌と杏里とセルティが、つながりそうだから?
Aパート冒頭の、杏里が警察で事情聴取を受けてた時、
様子を見に行ったセルティが意味深な独白してましたものね。
-切り裂き魔。
この血なまぐさい事件の元凶が、
一人の少女の運命と私自身の過去に、
分かちがたく結びついているとは、
その時の私は、まだ少しも知らないで居た。
セルティの過去に罪歌が関わってるって…なんだろう。
来良学園では体育祭の準備が進んでる。
杏里に声を掛けて呼び止めたのは那須島。
切り裂き魔の被害者であるあの3人娘と何故一緒にいたのか。
もしかして、またいじめられていたのではないか。
「心配だな、本当に心配なんだ」
切り裂き魔にまた狙われるかもしれないしと肩に手を掛け顔を近づけて喋る那須島、
キモーイ!!
「まーた、セクハラっスかぁ」
いつも良いタイミングで現れるね紀田。
「いけないなぁ~先生」
くふふ。いいね、その言い方。
杏里を心配してるんだと言う那須島に、
「うわっ呼び捨てー。でんじゃらすぅ~」
両肩自分で抱いて、くねくねする紀田に吹いた。
あんまり心配すると杏里も贄川みたいに転校しちゃうぞと脅すわけですが、
想像以上に効果があったね。
冷や汗流してるよ。なんか怯えてるみたい。
「贄川も知ってるのか」
「はーい、名前だけー」
楽しいな、紀田。
杏里の手を引いて、下校しま~すと離れる。
杏里は那須島の様子が気になってますね。
帝人はまだ杏里に告白していない。
されたら困るから、されないように振舞ってるんだよね杏里も。
帝人が本気っぽいから、自分は様子見だと紀田。
世界中の美少女と宜しくやらなきゃいけないからって…アンタね。
たった一人の大事な人には、会いに行けないでいるくせにね。
「正臣~っ園原さぁん」
走ってくる帝人の姿に紀田は、
「ほーら、いくじなしの登場だ」
いくじなしとキタか。手厳しい。
でもね、そんな言葉にも、愛を感じるよ。
あぁ変な意味じゃなく。
待ちすぎて化石になるかと思ったというギャグは、
ルート3点だって。
それ、評価が微妙だな。
ほら、紀田ももっと分かりやすい突っ込みにしてくれって言ってる。
そんな彼らの姿を、校門の所で見ている男がいました。
眼が赤いってことは、今罪歌はコイツを乗っ取ってるのか。
これ、力也さん…贄川だよね?
贄川が池袋最強を追っていたのはライターとしてだろうけど、
罪歌が乗っ取った場合、彼の持ってる情報は罪歌が活かせるわけだよね。
でもとりあえず、贄川は紀田や帝人の正体をまだ知らない。
この3人が「じゃあまた明日」と別れてバラバラになった後、
彼-というか罪歌が付いて行ったのは…。
紀田は街に増えてる黄巾賊に眼を止め、この間メンバーから
言われた言葉を思い出す。
そんな彼が足を向けたのは…
「…やっと来たね」
沙樹の病室です。
紀田の表情は重い。帝人達に向けるのとはまるで違う顔だね。
二人の間に何があったのか。
私もそこらへんは良く知りません。
次回あたり明らかになるのかしら。
一方、俯き気味で歩く杏里の脳裏に、浮かぶ映像。
これは…眼も赤くて刀持ってるし、罪歌に乗っ取られた女の人。
最初見た時はあの3人娘が襲われた時かなと思ったんだけど、
茶の間ですよね。木造建築の天井っぽい。
エプロンしてるみたいだし…杏里のお母さん?
パソコンに向かっていたセルティに声を掛ける新羅。
一時期、森厳が罪歌を持っていたことがあると打ち明ける。
数年前に知り合いの古物商に売り払ったらしいけど。
何のために彼が持っていたのか。
疑問に思うセルティに、新羅が言う。
「罪歌は、魂を斬れる刀って言われてる」
『え…まさか…』
「そう、父さんは君の首を盗む為に罪歌を使ったんだ。
首と身体を繋ぐ魂を断ち切る為に」
これは…キツイな。
『新羅は…その事を知っていたんだな』
「うん。もちろん首を盗む事に使った事は、
後から調べて分かった事だけど。
せっかく君が首の事を忘れようとしているから、
もういいかなって…」
『ちょっと…一人で考えさせてくれ』
「やっぱりね」
切ないね新羅。
嫌われたくないから言いたくなかった。
でも黙っていることも出来なくなった。
セルティの事が、そんなに大切で、愛しいのだね。
辛いな、これは。
-愛は混乱を生む。
同じ夜、妖刀罪歌も、一人の少女を愛そうとしていた。
この現実の中に、自分の居場所を見つけられない少女、
園原杏里を…。
ゆらゆらと近づく影は、やっぱり贄川で、罪歌が乗っ取ってるのね。
振り下ろされたのは、でも刀ではなくて包丁みたいですね。
こんな所で終わってくれるなよー。
でもそう…愛そうとしているのだから、殺されはしないだろう杏里。
そもそも、あの3人娘がやられた時、杏里だけスルーしたのは、
杏里に何かを感じたから…ってことなのかなと思ってみたり。
そして様子を伺って、一人になった所で決行。
とりあえず斬ってみるのは、罪歌なりの愛情表現ってことで。
(ほんとかよ)
杏里の心配はしてません。
あぁ苦手云々は置いといて。
次回は力也さんが語るようで楽しみですな。
でもそれより気になってるのはコレ!!
シズちゃぁぁぁぁん。
今度はホントに2ケツするんですねっ。
でも何かぶってるのそれ。
シールド無しのメット?
ああっこの間通りかかってシズちゃんが投げた…。
いや違うわ、あの兄さんのメットは黒いけど、ジェットタイプだもん。
アメリカンだったもんね。
これはシールド無いけどフルフェイス。
これもどこかから拝借したんだろうなー。
凄い楽しみだぁ