橘の部屋

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「デュラララ!!」#14-1【物情騒然】でっかいハートチョコ?

2010-04-16 23:58:47 | デュラララ!!
いやはや、今回もセルティの可愛さは反則でしたね。
新羅とのやりとりは相変わらず面白く、
森厳との息もピッタリでしたな。
そしてシズちゃんとのやりとりでは、
また別のニヤニヤが…。
こっちの二人の関係も、大好きです。

おまけに今回は帝人とのツーショットもあり、
それぞれ見れて楽しかったなぁ。
ちょっぴり苦味も、不穏な空気も漂ってはいるのですが。


あらすじ、タイトル意味は公式HPより。

#14 「物情騒然」
斬り裂き魔に襲われた杏里達。その夜もチャットルームには罪歌と名乗る者が現れ、
謎の言葉を書き込んでいく。「今日。斬た。斬るた。もっと、強い、愛、望む、
望む、は、欲しい」斬り裂き魔はダラーズの一味だという噂に思い悩む帝人に、
セルティは協力を買って出る。斬り裂き魔の正体は、目的は一体なんなのか。
セルティは一歩ずつ真相に近付いていくのだが……。


◇「物情騒然(ぶつじょうそうぜん)」
世間の騒々しいさま。不穏なさま。(出典:大辞泉)


注意:当ブログでは、セルティの不思議SFとんでも物質=モクモクと呼んでいます。



『聞きました-?w』
『ついさっき来良学園の生徒が切り裂き魔にやられたって!w』
甘楽な臨也、すんごい嬉しそうだな。
今は本人が声当ててるから、ほんとに楽しいんだって分かるね。
一年生だと聞いて焦った帝人は電話をするからROMりますと書き込む。
するとすぐにシークレットモードが開いて、
『安心しなよ』
『君の彼女じゃないらしい。』
と臨也が即行伝える。
わぁい、神谷さんっ。マジモードの臨也声、カッコ良いや。

場所はどの辺りかとセットンなセルティが訊く。
首都高沿いの地下鉄東池袋駅から少し行った所。
その辺りに行けば、パトカーとかが集まってるからすぐ分かるだろうと
甘楽臨也が教える。
セルティよ、こんだけ情報通なんだから、
そろそろ甘楽の正体に気付こうよ。
まだセルティだけ二人の事、気付いてないのよね?

セルティもちょっと落ちると打ち込んで退室。
様子を見に行くつもりね。
『セットンさん、野次馬ですかー』
乗ってくのは馬だけどね。
セルティに野次馬なんて、そぐわない言葉がポンと出るから凄いよな臨也。
あくまでもリアルを知らない相手という設定だから、
この流れで落ちるとか言えば、そりゃそう思われても不思議はない。
よく同時進行で切り替えれるよなと思います。
ここだけじゃなく、例えばこの間だって帝人の部屋に向かいながら、
その部屋に居た美香に連絡取って出るように指示して、
矢霧製薬の下請け達の動きも把握していて尚、
なにくわぬ顔で帝人達と対話してた。
頭の出来が違いそうだ、臨也って。

セットンが落ちて、
『あー、もう!』
な甘楽がちょっと可愛い。
田中太郎な帝人も落ちるといえば、
即、シークレットモードで、電話繋がったのかと訊く甘楽臨也。
杏里は今警察に居る。
現場を目撃してしまったから。
てか、あの状況で杏里だけ無傷って、逆に怪しいよね。

『じゃあ私も♪』
可愛いぞ神谷さん。
甘楽が退室して誰も居なくなったチャットルームに、
罪歌が入室する。
『今日。』『斬た。』『斬るた。』『違た。』『もっと、』『強い、』
『愛、』『望む、』『望む、』『は、』『人間 強い』『だれ 聞く?』
『聞きた、い』『誰?強い』『池袋』『望み』

-切り裂き魔。
 この血なまぐさい事件の元凶が、
 一人の少女の運命と私自身の過去に、
 分かちがたく結びついているとは、
 その時の私は、まだ少しも知らないで居た。 


『欲しい』『母』『母母』『母、母、母、母、母』『母母母母母母…』
ふむ、今回の罪歌の言葉はちょっとは伝わるね。
今日、斬った。あの3人娘の事だね。
でも違った。はは、違ったのね、まぁそうだろうね。
もっと強い愛が、罪歌は欲しい。
強い人間ならば、自分を満足させてくれるだろうかと考える。
では強い人間とは誰?この池袋で強いのは誰なのか、聞きたい…。

あれ?それ、居ましたよね。
池袋最強は誰か、訪ね歩いてる方、居ますよね。
彼の娘が怪しいと思っていたのですが、彼も怪しいのかしら。
そしていつも最後に連打するのは"母"。
罪歌にとっての母とは何を意味しているのか。


「ただいま!」帰ってきた新羅は、浴室からシャワーの音が聞こえてきたので、
ニヒッと笑います。

ま~笑えるほど福山さんだコレ。
どの新羅の顔も、とても福山さんだけど、
この顔なんて、笑い方、笑い声、ハマり過ぎてて、
どっちが先だったか、ほーんとわかんなくなる。

「ただいまぁ~のぉ、ごあいさつぅ」
抜き足差し足で浴室のドアを開け、満面の笑みで、
「セルティ、ただいま!…あ!」
でもそこに立っていたのは…。
そうくると思ったぜ。
案外、身体は貧弱なのね変態オヤジ。
ガスマスク付きでシャワー浴びるってどんなだ。

「お帰り♪」

なんじゃあ~明夫さんっその声っ!!ぶっはっはっはっ!

「うわぁあああああああああ!!!」
大量のゴキブリでも見たような声出して、ソファに倒れこむ新羅。
どうしたと訊くセルティに、おぞましいものを見てしまったと応える。
『おぞましいもの?』
「言わせないで!忘れたい!」
足をジタバタする新羅が可愛い。
てか、今、セルティの打った文字見てないんですけど新羅。
ま、彼なら見なくてもセルティのリアクションは分かるか。

ガスマスク、風呂入る時ぐらい外せと新羅にも言われてますが、
東京の空気は汚いからいかなる時も外せないんだって。
昨日絡んできた法螺田達を振り返る森厳に、
それは黄巾賊だと説明してやる新羅。
へぇ森厳がアメリカに行った前後に出て来た集団なのね。
だから森厳は良く知らないわけだ。
ブルースクエアともめて大人しくなったはずなのに、と新羅。
最近、やたら街に増えて来てるよね。

ところで昨日、セルティは森厳を無事運んだのだから、
賃金を払えという話になりました。
「んー、とりあえずお前に付けとく」
「にべもなくお断りします」
「では普通に踏み倒すとしよう」
普通にってアンタ…。そうね、いつもやってそう。
でも彼がそう言った瞬間、セルティのモクモクが棘バージョンになって、
森厳の首に巻きつき、鋭利な先っちょが喉へと向けられます。

ナイスだセルティ。キラーンと光るのがまた素敵だ。

「今のは君を試したのだよセルティ君」
とか言っちゃってぇ。
「すぐに私を解放すれば…あいたたたっ刺さってる刺さってる。
影の先っちょが少し刺さってる!新羅!私はリアルに危機的状況に
陥ってる。こういう時、どうすれば良いか…あーっ私の息子なら
分かるなっ」
明夫さん、面白すぎ~っ。
もちろんさと席を立った新羅は、森厳の白衣のポケットから、
財布を取り出し、ポンッとセルティに投げる。
セルティは財布の中からお札を抜き取ると、
財布をテーブルの上で滑らせる。
滑った財布が森厳の腕で停まる。
『まいどあり~』
セルティったら、こういうノリするんだ。
相手が身内だからかしらね。

「貴様には遺産をやらんからそう思え」
「別に要らないし」
言うと思った。
「んっ…ん、ぅんっ。すっかり化け物にたぶかされよって」
あ、これ面白い。森厳がガスマスクの表面をプニプニつまんでら。
その素材ってそんな感じなのか。
けっこう柔らかいんだな。

「セルティにたぶらかされて、魂を奪われるなら本望さ」

ぼわんっ。
きゃあ~っ何コレ何コレ!!
モクモクがハート型になってるぅぅぅぅ!!
すげぇ…こんなモノで感情表現!おもろーい。

身体を恥ずかしそうによじった後、新羅にもたれかかるセルティ。
「はあっ」
そんな風にされて、新羅は嬉しそうな声を上げる。
「おや?おやおやおやおやセルティ君!
キミっ!もしかして新羅に惚れたのかね?」
きゃあ~なんですかっセルティ!その人差し指ツンツンはっ!
今時そういう事するのって、ナルト好きなあの奥手な少女ぐらいだと
思ってましたよ、わたしゃ。

新羅がセルティに執心する妙な性格なのは知っていたが、
まさかセルティの方も、とは森厳は想像もしていなかったようで。
『そうだ』
とセルティが応えると新羅はバンザイです。

「セルティ!!キミがそんなに素直に僕との関係を認めてくれるなんて!」
ここのとっても嬉しそうな顔がさ、小学生の時、教室でシズちゃんの力を
目の当たりにしてわくわくしてる顔と、全く変わってないんだよね。
     ↓

もちろん顔は大人にはなってるんだけど、根底にある感情が一緒というか。
手放しで、喜んでる、楽しんでる、わくわくしてる顔。

小学生の時のこの顔がねー、私は妙にツボだったんだ。
ほんとならね、シズちゃんだって好きであんなんになった訳じゃないのに、
面白がるな!って叱ってやりたい所なんだよね。
私はシズちゃんスキーなんだし。
でもあの新羅の顔見たとき、コイツ面白いと思ったんだ。
それは今の、この新羅も変わらない。

新羅の歪み加減も相当だから、他の方の感想巡ってると
敬遠されてる方も居ましたが、
なんだろ…私はね、誠二や波江の愛は理解出来ないけど、
新羅は許せちゃうんだよ。
許す…のは変か。
愛ゆえにしでかしてる事は、新羅が一番酷いのかもしれないし…。
でも新羅は…なんか分かるんだよ。

それにしても…セルティの気持ちがダダ漏れなせいか、
モクモクがどんどん流れ出て、
部屋の天井に雨雲みたいの出来てるんですが…。

磯のあわびの片思いにしかならなかった関係が、
いまや他人にも堂々と明かせると頬に手を当てて
身体くねくねしながら喜ぶ新羅。
うん、十分変態だし、
相変わらず例えが変わってるわね。
「欣喜雀躍の思いに満ちている…」

欣喜雀躍(きんきじゃくやく)って言葉、初めて聞いたわー。
意味は、
雀が飛び跳ねるように非常に喜ぶこと。小躍りして喜ぶ。有頂天になること
だそうです。
また「欣喜」は、たいそう喜ぶこと
「雀躍」は、雀のようにピョンピョン跳ね回ることの意。
四字熟語データバンクさん参照。

恥ずかしいからもう黙れと、予告にもあったようにセルティのモクモク網で、
新羅の頭がスイカになります。
「私がこんな交際を許すと思っているのかね」
『なんだと?』
いや別に、アナタの許しは要らんと思うよ。
普通の親なら、一応ちゃんと許しも貰っとこうと思うが、
アナタですもの。
「キミはこの人間社会において招かれざる客、俗に化け物と呼ばれる
存在だと認識しているのかね?」
『もちろん』
「もちろんってキミ…」
『それが?何か問題でも?』
相手の非社会性を突いて優位に立とう作戦は失敗です。
森厳に言われても、説得力の欠片もない、とセルティ。
それに…、
『新羅は今のままの私が好きだと言ってくれてる』
どーだ!って感じの声とPDAの差し出し方だよね。
ほーんと可愛いよセルティ。

仕方ないって事で、森厳は交際を認めました。
早っ。
代わりに…と紙とペンを出して書いた文字は、
「義父」
今後はお義父さまと呼ぶようにとのこと。

それはそうと…と森厳。
首無しのままじゃ昔の記憶は戻らない。
故郷のアイルランドでデュラハンだった頃の記憶は。
『それは…仕方がない』
新羅はセルティの手にそっと彼の手を重ねる。
「失くした記憶の代わりに、これから二人で、
たくさん良い思い出を作って行こう」
ボフッ。
わおっハート型モクモク再びっ!!
可愛い~っ。
なんか不●家のハートチョコレート食べたくなるね。

手始めに結婚式を挙げようと新羅。
「ウェディングドレスのサイズを測るから、とりあえず、
その影の服を脱いで…ぬへっうへっ…えへえへっ」
あらら、モクモクが今度はピンチになって、新羅り耳&頬あたりを
摘みます。ふふふっ。
楽しいわー、こっちの二人はホント。

「思えば昔から解剖すると嬉しそうに笑う変態的な子供だった」
と頭を抱え込む森厳に、
『あきらかにあんたの影響だろ!!』
とセルティ。
「アンタではなく、お義父さまであろう!!」
あ…紙とPDA下ろすタイミング一緒。くふふ。
さっき言ったばかりなのに、とぼやく森厳は、
セルティの事を粗忽だと表現する。
「そんな事だから、私が首を盗んだ時も気付きすら…」
『えっ?』
「あ………。あーっしまったー!!」
おーい、アンタが盗んだのかよ…。

「おまっおまっ今っなんて言った」
ここのセルティの慌てぶりがリアルで上手いよ~沢城さんっ。
大事な秘密をうっかり口にしてしまったと落ち込むも、
「セルティはドジっ子だから気付かない」
もう気付いてるだろが!!
「ドジっ子セルティ、ドジっ子セルティ…」
指差して、まるで子供だな。
逆上したドジっ子の攻撃など簡単に先が読めるとか言いつつ、
新羅に足をひっかけられてコケてやんの。
父親より恋人が大事な新羅クンです。

開き直った森厳は、
セルティの首を盗んで製薬会社に引渡したのは自分だと、
すんごい偉そうに告げます。
「いいだろう、ついてきたまえ。見せたいものがある」
といい、玄関まで二人を誘導して…逃げやがりました。
『あの変態野郎!!逃がすか!!』
愛馬はこんな所に置いてあったのね。
跨った彼女は、そのままこの高さから下へダイブ。
と、その空気を読んで階段から顔を出す森厳。

「行った?」
とりあえずエレベーターのボタンだけ押して、階段に隠れてたのね。
「荷物はいずれ取りに来る。じゃあな!プチッ」
「………」
下へ降りていったエレベーターがまた上がってくるまで時間掛かるさ。
間が持てなくて森厳は時計に眼を落す。
カッコ悪…。

森厳探して公園あたりをキョロキョロしていたセルティは、
ベンチにぼんやり腰掛けてる帝人に気付きます。
ちょっと考え事をしていたという帝人に、
『言ってみろ、その考え事。雰囲気が暗い』
あー、良いなぁ。セルティと帝人がこんな風に普通に仲間してる。
切り裂き魔がダラーズの犯行じゃないかと言われてる事を
帝人は気にしている。
帝人も信じてるわけではないが、このまま噂が一人歩きしたら、
何か危険な事が起こりそうな予感がするから。
たたでさえ、ダラーズと黄巾賊の緊張関係が高まってる今、
それは確かに懸念される事ではあるね。

-確かにこの街のバランスは今、
 危うい縁にある。


セルティも、最近やけに目立つ黄色を気にしているようだ。
切り裂き魔のことは、自分も調べて見ると帝人に伝えるセルティ。
『だから早く行け。こんな所でぼんやりしてたら、
お前みたいのは絡まれるだけだぞ』
そうですねと立ち上がった帝人は、セルティに礼を言ってその場を去る。
帝人に協力か…良いな、良いな。

そしてセルティが向かったのは、心の友の所
「切り裂き魔なぁ…。悪りぃが心当たりねぇな」
いや向こうは貴方に目を付けていたんですけどね。
池袋最強といわれてる人物は、とりあえず要チェックって感じで。

「お前、ダラーズの為に、そんなに肩肘張ることねぇんじゃねぇか?」
うふ、シズちゃんが心配してるよ、セルティのこと。
ダラーズの事だけじゃない、自分と切り裂き魔とは因縁があるのだと
セルティはあの時のことを話す。
切り裂き魔の刀が、セルティの腕を貫通し、
傷口から声がしたんだよねー。
この時、切り裂き魔はセルティの首を切りました。
元々首無しだから害無しでしたし、本人も笑ってますが、
ソレ聞いて一本ぶちりとキレちゃった人がここに一人。

「ばかやろう…」
「ん?」
静かに落ちたその声に、セルティは首を傾げる。
「バカって言う方がバカっつうけど、俺はバカで良いから
言わせてもらう!バーカ!先に言えよ!
よーし、殺す。絶対殺す、確実に殺す、狙って殺す!!」
そんなシズちゃんの様子にあわあわするセルティ。
『いやほら私は首無しライダーだから、全然っ平気だからっ』
沢城さんの言い方がまた、良いよ~ココ。
そんな風に言われたら、シズちゃんじゃなくとも、
私だって「仇打ってやる!!」って思っちゃうぞ。

「いやいやいや、もーそういう問題じゃな~いから。
刃向けたイコール万死だろ、普通は」
声が凶悪になってますよーシズちゃん。
で、黒バイクの後ろに、もうちゃっかり乗ってます。

仕事はどうするんだ今休憩中だろうと慌てるセルティ。
ほんと人間臭いどころか、人間より常識人間だね、アナタ。
「いーよ、んなもん」
『おいおい、私の為にクビになるなんてこと許さないぞ』

ここのやりとりね、ニヤニヤしっぱなしでした。
シズちゃんはさ、人と同じように扱ってるんだよねセルティを。
実際ほんと、首は無いんだから、無い首は斬れないんだし
傷を負っても、セルティならすぐ回復する。
問題は無いんだよ。
でもシズちゃんは怒ってる。相手を殺してやると息巻く。
それが嬉しい。

シズちゃん、大好きだ。

切り裂き魔を探すにはまだ情報が必要だというセルティ。
準備をするから待ってくれという言葉に、
ようやくシズちゃんはバイクから降りる。
「分かった。…だが、なるべく早くしてくれよ。殺す殺す殺す殺す…」

-静雄と一旦別れたのには、
 理由があった。


セルティが向かった先は…。

Aパートはここまでです。
Bパートはまた書き次第、リンク貼り…貼れるかな。
ヤバイ。ギリかも。

【2010.4.17 PM10:14追記】
Bパート感想UPしました♪
「デュラララ!!」#14-2【物情騒然】切ないよ~新羅。


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