2018/6/6(水) 午後 3:13
今水面下で、実は日本政府と北朝鮮との間で直接、拉致被害者の帰国について話し合われており、早ければ年内に数人の拉致被害者が帰国する可能性があるそうだ。しかし、北朝鮮は驚くことに、その拉致被害者に「私は元々北朝鮮が好きで自分から北朝鮮に渡った」と記者会見させることを要求しているらしい。
日本政府が認めていた拉致被害者は17人とされていたが、北朝鮮によって拉致されている日本人拉致被害者は少なく見積もっても25人、多ければ100人から120人以上いるらしい。
2002年9月の小泉総理（当時）と金正日朝鮮国防委員長との会談では、わずか5人の拉致被害者の「一時帰国」のみを認め、「日本に一時帰国した後に再び北朝鮮に戻す」という内容で、その他の拉致被害者は「既に死亡」という北朝鮮の一方的な言い分をそのまま認める形で拉致問題の幕引きを図ろうとしていたのだ。
その一方で、日本が北朝鮮に「戦後賠償」を行って国交正常化を図るためのロードマップを示したのが「日朝平壌宣言」である。しかも、北朝鮮による日本人の拉致という非人道的犯罪の実態を認め、金正日朝鮮国防委員長が謝罪し、「拉致被害者5人の一時帰国」と引き換えに、1兆円規模の経済支援を行うことまで小泉総理（当時）は約束していたというのだから驚きである。
「犯罪を認めて謝罪したということへの見返りを犯罪加害国に与える」など、あり得ない卑屈さでないか。それならば、極端な話しとして、日本人を拉致して後で謝れば1兆円もらえるという前例を作ったことになるではないか。
あのとき、「生存している拉致被害者はまだ他にもいる。拉致事件はまだ解決していない」と小泉総理（当時）に釘を刺し、「一時帰国」を主張する北朝鮮との約束を反故にして家族の元に戻った5人の拉致被害者を「北朝鮮に再び戻すのはおかしい」と主張したのが当時の官房副長官だった安倍総理なのだ。これによって小泉元総理の描いた日朝国交正常化のシナリオは崩れ去ったのであった。
小泉総理（当時）が北朝鮮と交わした「日朝平壌宣言」の内容をざっくり見てみると、以下のような内容。「劇場型ポピュリズム政治」の代表のような「薄っぺらな」小泉政権下の日本政府を、北朝鮮がいかに舐め切っていたかということがよくわかる内容である。隅々まで相手にのみ都合のよい、相手の言いなりとしか言いようのない中身なのだ。
①「国交正常化を早期に実現させるために2002年10月中に日朝国交正常化交渉を再開する」
②「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」
朝鮮半島に対する自虐史観は歴史的な事実に基づいておらず、逆に相手を「矯正不能な認知の歪みのある」「対等な相手ではなく、こちらが我慢して折れてやるべき相手」だと思っていることの裏返しなのでは。果たしてそれでいいのでしょうか。外交というものは自国の利益や名誉に関わる事柄について言うべきことは言う、という態度であるべきでは。
「国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与、国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施」「民間経済活動支援、国際協力銀行等による融資、信用供与等の実施」
（恐らく半永久的に延々と）日本から北朝鮮への膨大で無制限に近い経済支援、人道支援、無償資金供与ということでしょうか。これは今の国民は納得しませんよ。消費税を10％に上げるのも他国に対する無償資金提供のためですか。日本の子供の6人に一人は貧困化しているという時代で、未来の日本への投資という意味でもその対策のほうが優先でしょうに。
「双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした」
つまり、第二次世界大戦後に日本から独立したことによって双方に生じた財産権や請求権を互いに放棄するということは、それらの差額である6兆円の負債を、北朝鮮は日本に支払わないということ。
③「双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した」
敵対関係でないならば日本人を拉致らないよ、というような意味では。
④「双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認」「朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守」「核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認」「（北朝鮮は）この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく意向を表明」
核放棄は表明しないけど、ミサイル発射を猶予してやるよ、というようなふざけた中身。
麻布の外務省飯倉公館で、当時の福田官房長官が涙にくれる横田めぐみさんの両親に、「娘さんは死亡しておられます」とだけ言い放ち、その他の拉致被害者の家族達にも「○○さんは死亡です」「○○さんは死亡です」を乱発して怒りを買っていたそうだ。あきれたことに、その死亡年月日が「同じ日時で」死亡原因が「交通事故」だの「溺死」だのと、いろいろ日本を舐め切った回答だったそうだ。日本からの現地調査団の派遣もせずに、相手の主張をそのまま受け入れるというお役所仕事だったのだ。
「日朝平壌宣言」の中身からわかることとして、小泉元総理や福田元官房長官の日本人としての矜持のかけらもない自虐史観や、相手の言いなりで「戦略なき」売国的交渉しかしてこなかったという実態である。
北朝鮮はその後も「核開発とミサイル開発」を続け、相手がテロ組織に対しても武器輸出しているような「テロ支援国家」でもある実態が明らかとなったからこそ、国連決議による「経済制裁」されているのだ。
北朝鮮と日本との関係も、安全保障において情勢が16年前と今とでは大きく変わっており、「核放棄」と「ICBMのみならず、中距離ミサイルの放棄」を盛り込まずして、「経済支援」などあり得ない話で、もはや「日朝平壌宣言」は破棄でよいと思う。日本だけが全ての「ひからびたような約束までも守る」という馬鹿正直では「本物の馬鹿」ということになるのでは。
引用：
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html
https://www.youtube.com/watch?v=SColwXxANTQ
今水面下で、実は日本政府と北朝鮮との間で直接、拉致被害者の帰国について話し合われており、早ければ年内に数人の拉致被害者が帰国する可能性があるそうだ。しかし、北朝鮮は驚くことに、その拉致被害者に「私は元々北朝鮮が好きで自分から北朝鮮に渡った」と記者会見させることを要求しているらしい。
日本政府が認めていた拉致被害者は17人とされていたが、北朝鮮によって拉致されている日本人拉致被害者は少なく見積もっても25人、多ければ100人から120人以上いるらしい。
2002年9月の小泉総理（当時）と金正日朝鮮国防委員長との会談では、わずか5人の拉致被害者の「一時帰国」のみを認め、「日本に一時帰国した後に再び北朝鮮に戻す」という内容で、その他の拉致被害者は「既に死亡」という北朝鮮の一方的な言い分をそのまま認める形で拉致問題の幕引きを図ろうとしていたのだ。
その一方で、日本が北朝鮮に「戦後賠償」を行って国交正常化を図るためのロードマップを示したのが「日朝平壌宣言」である。しかも、北朝鮮による日本人の拉致という非人道的犯罪の実態を認め、金正日朝鮮国防委員長が謝罪し、「拉致被害者5人の一時帰国」と引き換えに、1兆円規模の経済支援を行うことまで小泉総理（当時）は約束していたというのだから驚きである。
「犯罪を認めて謝罪したということへの見返りを犯罪加害国に与える」など、あり得ない卑屈さでないか。それならば、極端な話しとして、日本人を拉致して後で謝れば1兆円もらえるという前例を作ったことになるではないか。
あのとき、「生存している拉致被害者はまだ他にもいる。拉致事件はまだ解決していない」と小泉総理（当時）に釘を刺し、「一時帰国」を主張する北朝鮮との約束を反故にして家族の元に戻った5人の拉致被害者を「北朝鮮に再び戻すのはおかしい」と主張したのが当時の官房副長官だった安倍総理なのだ。これによって小泉元総理の描いた日朝国交正常化のシナリオは崩れ去ったのであった。
小泉総理（当時）が北朝鮮と交わした「日朝平壌宣言」の内容をざっくり見てみると、以下のような内容。「劇場型ポピュリズム政治」の代表のような「薄っぺらな」小泉政権下の日本政府を、北朝鮮がいかに舐め切っていたかということがよくわかる内容である。隅々まで相手にのみ都合のよい、相手の言いなりとしか言いようのない中身なのだ。
①「国交正常化を早期に実現させるために2002年10月中に日朝国交正常化交渉を再開する」
②「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」
朝鮮半島に対する自虐史観は歴史的な事実に基づいておらず、逆に相手を「矯正不能な認知の歪みのある」「対等な相手ではなく、こちらが我慢して折れてやるべき相手」だと思っていることの裏返しなのでは。果たしてそれでいいのでしょうか。外交というものは自国の利益や名誉に関わる事柄について言うべきことは言う、という態度であるべきでは。
「国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与、国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施」「民間経済活動支援、国際協力銀行等による融資、信用供与等の実施」
（恐らく半永久的に延々と）日本から北朝鮮への膨大で無制限に近い経済支援、人道支援、無償資金供与ということでしょうか。これは今の国民は納得しませんよ。消費税を10％に上げるのも他国に対する無償資金提供のためですか。日本の子供の6人に一人は貧困化しているという時代で、未来の日本への投資という意味でもその対策のほうが優先でしょうに。
「双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした」
つまり、第二次世界大戦後に日本から独立したことによって双方に生じた財産権や請求権を互いに放棄するということは、それらの差額である6兆円の負債を、北朝鮮は日本に支払わないということ。
③「双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した」
敵対関係でないならば日本人を拉致らないよ、というような意味では。
④「双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認」「朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守」「核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認」「（北朝鮮は）この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく意向を表明」
核放棄は表明しないけど、ミサイル発射を猶予してやるよ、というようなふざけた中身。
麻布の外務省飯倉公館で、当時の福田官房長官が涙にくれる横田めぐみさんの両親に、「娘さんは死亡しておられます」とだけ言い放ち、その他の拉致被害者の家族達にも「○○さんは死亡です」「○○さんは死亡です」を乱発して怒りを買っていたそうだ。あきれたことに、その死亡年月日が「同じ日時で」死亡原因が「交通事故」だの「溺死」だのと、いろいろ日本を舐め切った回答だったそうだ。日本からの現地調査団の派遣もせずに、相手の主張をそのまま受け入れるというお役所仕事だったのだ。
「日朝平壌宣言」の中身からわかることとして、小泉元総理や福田元官房長官の日本人としての矜持のかけらもない自虐史観や、相手の言いなりで「戦略なき」売国的交渉しかしてこなかったという実態である。
北朝鮮はその後も「核開発とミサイル開発」を続け、相手がテロ組織に対しても武器輸出しているような「テロ支援国家」でもある実態が明らかとなったからこそ、国連決議による「経済制裁」されているのだ。
北朝鮮と日本との関係も、安全保障において情勢が16年前と今とでは大きく変わっており、「核放棄」と「ICBMのみならず、中距離ミサイルの放棄」を盛り込まずして、「経済支援」などあり得ない話で、もはや「日朝平壌宣言」は破棄でよいと思う。日本だけが全ての「ひからびたような約束までも守る」という馬鹿正直では「本物の馬鹿」ということになるのでは。
引用：
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html
https://www.youtube.com/watch?v=SColwXxANTQ
コメント
安倍に関してのところが蓮池さんの暴露発言と違うようで・・・。
2018/6/6(水) 午後 5:23 [ nam***** ] 返信する
> nam*****さん
蓮池徹氏が書いた『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』はあれだけ世話になりがら安倍総理や中山恭子氏を批判する内容で、拉致被害者家族会の方々も怒っておられ、国会でもこの件がとりあげられて安倍総理が激怒していたそうです。
蓮池徹氏は「北朝鮮の工作員」ではという疑いまである人物で、辻本清美議員の政治資金パーティーに出席しており,既に「洗脳済み」とみなされます。
辻本清美議員は、旧社会党という在日朝鮮人の帰化人の政党から出てきた人物で、旧社会党の党首の土井たかこ（故人）という人物が拉致被害者の家族の訴えを「完全無視」していた話は有名です。化けの皮がはがれたということでしたから。
2018/6/6(水) 午後 6:44 kamakuraboy
> kamakuraboyさん
細かいことですが、徹ではなくて透ですね。
反対的なことをする連中を何でもかんでも北朝鮮の工作員にするっていうのもいかがなものでしょうかな。
まあ、真偽はどうかは興味なしですが・・・。
国会で支離滅裂の逃げ答弁をしたり、拉致被害者救済を米国の大統領に依頼したり、ロシアでのあの秋田犬贈呈式に便乗したりしたアベシンゾーのことだから疑いの目で見ていますので。
2018/6/7(木) 午前 0:30 [ nam***** ]
> nam*****さん 森加計問題で必死に安倍おろししている野党の玉木や辻本の方がよっぽど問題なのにオールドマスメディアは、彼らの実態には一切触れませんね。
その上、国民の大半が印象操作されていて、海外からは、安倍総理ご自身にに何ら違法性がないにも関わず、延々1日3億円のコストといわれる国会が、「森加計問題の追求」に明け暮れている事の方が異常なことに映っているようですけど。
安倍総理はサンクトペテルブルグで開かれた経済フォーラムに、プーチン大統領やマクロン仏大統領と共に参加した後で、モスクワにて日ロ首脳会談を行っていた折だったのです。ザギトワ選手は本人がリクエストした秋田犬を安倍総理から贈呈され、大変名誉なことだったのではないでしょうか。大変喜んでおられたようですよ。
2018/6/7(木) 午前 0:57 kamakuraboy
> kamakuraboyさん
痘痕もえくぼですか！？ヒトそれぞれですから。それにしてもあの世襲バカのどこがいいかわたしには皆目解かりませんが・・・。バカなりにいいところでもあるんでしょうかね。長い歴史の中ではニッポンと半島の関係は当然蜜すぎる。天皇家に関しては半島を抜きにしては語れないでしょうね。朝鮮人疑惑。左だけでなく、右にもありますね。小泉組、安倍晋太郎、池田会長、笹川良一や児玉などと・・・。どこまでが本当かどうかは疑わしいけれど。
2018/6/7(木) 午後 5:00 [ nam***** ]
> nam*****さん
そうかもしれませんね。確かに権力の向こう側には「深い闇」がありそうですね。ですが、とりあえず、痘痕をえくぼだと思っている方が心安らかということでしょうか。
2018/6/7(木) 午後 5:44 kamakuraboy
