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9千万人超の世界最大の政治団体である「中国共産党」がウイグルで行っていることはホロコーストと同質(再投稿です)

2021-01-28 22:08:37 | China
昨年の12月に投稿した記事ですが、再度投稿しておきます。

まず、ウイグル人らの必死の声が、「ウイグル」というタイトルのサイトから伝わってくるので、出来れば時間の許す限りで見て頂きたいと思い、貼っておきます。

参考:
「強制収容所」におけるウイグル族女性の個人的な経験(第1)

「強制収容所」におけるウイグル族女性の個人的な経験(第2)

「強制収容所」におけるウイグル族女性の個人的な経験(第3)

「少なくとも50万人のウイグル族の子供たちが強制的引き取られ、強制的に漢化されている」


2018年末時点で中国共産党(CCP)の党員数が初めて9千万人を突破したそうで、つまり彼らはドイツの人口(約8300万人)を上回る世界最大の政治集団となったことを表しているそうです。


しかし人口14億人を抱える中国では、共産党員が9千万人を超えても全国民の約6%に過ぎず、少数の共産党によって大多数の国民を支配する構図が強まったとロイターを引用して日経新聞(19年6月30日付)が報じている。


ところで、この中国6%の9千万人超のエリート集団、所謂「富裕層」と呼ばれる中国共産党の党員は今年の10月から米国への入国や米国への移民申請は米入国管理局によって許可されなくなった


在米70超の人権団体と500人以上の活動家の声などがCCPを「国際犯罪組織(TICOT)」と認定するよう働きかけ、これに賛同している3人の米国共和党下院議員らが、CCPの米国に対する知的財産権の侵害や、スパイ活動、フェンタニル(麻薬性鎮痛剤) の密輸等々で米国の国家利益に甚大な脅威を与えたとしてCCPそのものをTICOTリストにする法が下院に出されているらしい。


しかし実のところ、CCPが今日のように巨大な国際犯罪組織化したのは日本を含む西側諸国にも責任がある。


「天安門事件」(89年6月)などで彼らの本質が判っていながら、その後も日本企業を含む西側の企業がCCP直結の中国企業による技術窃取を許しつつCCPを膨張させ、CCPがその巨大な資金力を背景に人民解放軍という中国共産党のための軍隊を使って、まともな民主化運動が中国各地で起きようとする度に、その都度徹底的に踏みつぶしていくことを助けてしまったからだ。


中国共産党(CCP)によって少なく見積もってもおよそ50万人のウイグル族の子供たちが強制的に親から離されて引き取られ、大人たちは「再教育センター」という名の強制収容所に連れていかれ、強制的に「漢化」しようとしているそうなのだ。



新疆ウイグル自治区の中心都市はウルムチ市(ウイグル語: شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونی / Shinjang Uyghur Aptonom Rayoni、中国語: 新疆维吾尔自治区) 
ウイグル人の宗教はイスラム教。

現在、この地域にはどんどん漢民族が入植され、逆にウイグル人らは「再教育センター」という名の強制収容所で殺されているようなのだ。従って人口比は
ウイグル族 - 45%
漢民族 - 41%
カザフ族 - 7%
回族 - 5%
キルギス族 - 0.9%
モンゴル族(オイラト) - 0.8%
東郷族 - 0.3%
タジク族 - 0.2%
シボ族 - 0.2%
のようになってきているそうだ。


米共和党下院議員ペリー氏ら3人が提出した議案は、CCPを「国際犯罪組織」(transnational organized crime group)に認定し、米政府の国際主要犯罪組織対象リスト(Top International Criminal Organization Target List、TICOT List)に追加するよう求めたもので、その際にペリー議員は

CCPは、(チベットやウイグルの)人々を不法拘束し、(各民族の)文化や言語を消滅させ、強制臓器摘出を行い、再教育キャンプを建設したのに法に裁かれていない

CCPは米国の暴力団や犯罪組織、さらに他の国際犯罪組織などと同じだ。CCPのすべての行為を許してはいけない

とも述べていたそうです。

同議案が可決され発効すれば、「CCP政権の主権免除(注)が取り消される」「彼ら(共産党員や高官ら)が、中国にいても、米国にいても法の下で懲罰されるようになるのだそうです。

ペリー議員は、国際社会が中国共産党の犯罪行為を改めて認識し、米国とともに(中国に)対抗するよう呼びかけ、「我々の手で、邪悪な中国共産党政権を終結しよう」と発言。


(注)主権免除
国際民事訴訟において、被告が国または下部の行政組織の場合、外国の裁判権から免除される、というもの。国際慣習法の一つ。国家免除、裁判権免除とも呼ばれる。


■「中国政府により不当拘束されているたウイグル知識人リスト」というのがありました。

ついでに貼っておきます。CCP当局によって「再教育センター」という名の強制収容所に収容され、女性らはCCP当局によって強制的に断種処置などをされているようです。

Halmurat Hupur (新疆医科大学元校長、新疆ウイグル自治区食品和药物管理局局长、博士)
Abbas Assat (新疆医科大学教師、博士)
Nurmamat (新疆医科大学ウイグル伝統医学部の担当者)
Anwar Tohti (新疆医科大学ウイグル伝統医学部の教師)
Alim Pattar (新疆医科大学教師、博士)
Parhat Bahti (新疆医科大学付属病院副院長)
Arkin Abdureyim Oghuz (カシュガル大学教授、定年退職)
Metreyim Haji (カシュガル大学教授)
Anwar Isamyil (カシュガル大学准教授)
Anwar kadir (カシュガル大学准教授)
Gulnar Hupur (カシュガル大学教授、女性)
Akbar Umer (カシュガル大学校長、教授)
Muhtar Abduhupur (カシュガル大学教師)
Kurban Osman (カシュガル大学教師)
Ablajan Abduwaki (カシュガル大学数学部部長、教授)
Rahila Dawut (新疆大学教授、博士、女性)
Arsilan Abdullah (新疆大学元人文科学部長、教授、新疆ウイグル自治区人民政府文化参事事務長)
Abukiyim Rehman (新疆大学教授、定年退職)
Hayratjan Osman (新疆大学教授)
Tashpolat Teyip (新疆大学校長、教授)
Alim Ehet (新疆大学教授、Uighursoft創業者)
Dilmurat Tursun (新疆大学教師)
Batur Eysa (新疆大学教師)
Rayim Rahmutullah (新疆大学教師)
Arkin Iminbaki (新疆大学教師)
Nurbiya Yadikar (新疆大学教師、女性)
Nabijan Abibulla (新疆大学教師)
Asiya Muhammatsalih (新疆大学教師、女性)
Abudusalam Ablimit (新疆大学教師)
Abdubasir Shukur (新疆師範大学人文科学部長、教授)
Abdukadir Jalalidin (新疆師範大学教授、詩人)
Jamila Saki (新疆師範大学教師、博士、女性、Abdukadir Jalalidinの妻)
Yunus Adullah (新疆師範大学教授)
Ababekri Abdureshit (新疆師範大学教師、博士)
Nurali Shakip (新疆師範大学教師、博士)
Nurmamat Uchkun (新疆師範大学教師、博士)
Abdurazak Shayim (新疆ウイグル自治区社会科学院副院长,研究員)
Kuresh Tayir (新疆ウイグル自治区社会科学院研究員)
Ablik Aisa (新疆青少年出版社ウイグル編集部長、上級編集者、詩人)
Chimangul Awut (カシュガルウイグル語出版社の上級編集者、女流詩人)
Abdukeyim Tawakkul (カシュガル地区人民病院医師)
Anwar Abdukeyim (カシュガル地区人民病院医師)
Memeteli Danish (新疆ウイグル自治区言語委員会元会長、定年退職)
Tayir Yimit (新疆ウイグル自治区言語委員会研究員)
Alimjan (新疆ウイグル自治区言語委員会研究員)
Naylijan Turhun (新疆ウイグル自治区言語委員会研究員)
Abbas Muniyaz (新疆作家協会会員、作家)
Parhat Tursun (新疆ウイグル自治区美術館研究員、作家)
Tayir Talip (カシュガル日報元上級編集者、定年退職)
Ilham Tayir (カシュガル大学付属中学校教師、追放された、作家Tayir talipの息子)
Niyaz Imin (クチャ県第一中学校元教師)
Akram Salam (サンジ市第三中学校副校長)
Nijat Sopi (イリ師範学院文学系担当者、教授、博士)
Barat (ホータン師範専門学校元校長)
Abdurahman Amay (新疆人民出版社社長、上級編集者)
Ahmatjan imin tarim (新疆人民出版社社長、上級編集者)
Yalkun rozi (新疆教育出版社編集者、病気退職)
Kadir arsilan (新疆教育出版社上級編集者)
Maybadir Mahmut (新疆教育出版社編集者、女性)
Aysham Payzulla (新疆教育出版社編集者、女性)
Tayir Nasir (新疆教育出版社元社長、元副編集長)
Wayit Osman (新疆教育出版社編集者、詩人)
Arkin mamat (新疆教育出版社編集者)
Akbar Sirajidin (新疆教育出版社編集者)
Yasin Zilale  (タリム雑誌主幹、詩人)
Mahmutjan Sidik (新疆テレビ局ディレクター)
Ahmatjan Matrozi (新疆テレビ局技術者)
Kurban Mamut (新疆文化雑誌主幹、上級編集者)
Keyum Mamat (新疆芸術院准教授、俳優、モデレーター)
Aynur (ウルムチ市人民ラジオ局元アナウンサー、定年退職、女性、Keyum mamatの妻)
Ablimit (ウイグル古典文学研究員、博士)
Ablat Abudoreshet (新疆教育学院准教授、博士、詩人)
Sadakat Tursun (ドイツ留学中、社会学博士)
Kamil Matreyim (ウルムチ職業大学教育学院院長、教授)
Dilraba Kamil (ウルムチ市第92中学校教師、女性)
Arzigul Tashpolat (新疆Qinggong学院教師、女性)
Tursun Izim (アクス市第一中学校教師)
Abbas Borhan (新疆ウイグル自治区教育庁研究員、ウルムチ市第十小学校副校長)
Ablimit Ablikim (上海芸術学院修士)
Ablat Shamshi (クチャ県伊西哈拉鎮中学校教師)
Adil Tursun (カシュガル疏附県第一中学校副校長、高級教師)
Arzigul Abdureyim (日本留学中、女性)
Zulpikar Barat (新疆大学元教師、博士)
Azat Sultan (新疆ウイグル自治区文聯主席、新疆作家協会主席、教授、文学家)
Idiris nurullah (翻訳者、詩人)
Sayip Abdusalam (カルピン県第一中学校教師、詩人)
Kasimjan Osman (ファイザバード県宣伝部幹事、詩人)
Salmine (バイ県での中学校教師、女性、詩人)
Muhammadsalih Haji (新疆社会科学民族研究所研究員、定年退職、Kuranの現代ウイグル語の翻訳者、84歳の時再教育センターで死亡)
Adil Tuniyaz (新疆人民ラジオ局元編集者、詩人)
Nazire muhammadsalih (作家、女、Adil tuniyazの妻、Muhammadsalih hajiの娘)
Ilham Wali (新疆日刊新聞イグル語編集部副部長、上級編集者)
Mirkamil Ablimit (新疆日刊新聞ウイグル語編集部副部長、上級編集者)
Mamatimin Hupur(新疆日刊新聞)ウイグル語編集部編集者)
Jurat Haji (新疆日刊新聞)ウイグル語編集部編集者)
Arkin Tursun (Iliテレビ局ディレクター)
Abdurehim Abdullah (新疆音像出版社上級編集者、詩人)
Asat Aziz (ウルムチ人民ラジオ局のウイグル編集部長)
Alim Yawa (ファイザバード県での中学校元教師、詩人)
Anwar Kutluk (新疆テレビ局編集者、詩人)
Halmurat Aisajan (Ili師範学院教師)
Zulpikar Kuresh(新疆テレビ局編集者、歌手)
Turdi Tuniyaz (ウルムチ実験中学校元校長、定年退職)
Umarjan Nur (ホータン師範専科学院教師)
Kaisar Keyum (文学翻訳本)雑誌主幹、捕まる前に自殺)
Abdukadir Juma (翻訳者)
Mujayit Keyim (カシュガルウイグル語出版社元編集、定年退職、作家)
Nijat Mamatimin (カシュガル情報幹部、写真家)
Mutallif Mamatimin (カシュガルアックトルパルフォトスタジオボス、写真家)
Muhtar Rozi (コンピュータの専門家、プログラマー)
Mahmutjan Hoja(新疆青年)雑誌編集者、詩人)
Mehrigul Tayir (カシュガル師範学校、女、Tyir talipの娘)
Nijat Ablimit (カシュガル大学教師)
Dilshat Paherdin (デヤル)ウェブサイトの創業者)
Halide Israyil (新疆日刊新聞)元編集者、女性、作家、病気で退職)
Abulajan Seyit (カシュガルウイグル語出版社副主幹、高級編集者)
Osman Zunun (カシュガルウイグル語出版社元主幹、定年退職)
Abliz Hupur (カシュガルウイグル語出版社元主幹、定年退職)
Dilmurat Hopur (新疆大学副校長、教授)
Hayrat Abdurehman (新疆社会学院言語研究所副所長、研究員)
Abdukeyum Mijit (新疆社会学院民族文化研究所研究員)
Abdureyim Rahman (新疆大学准教授、博士)
Rukiye Osman (新疆大学図書館管理員、女性、Abdureyim Rahmanの妻)
Gulbahar Aziz (新疆ウイグル自治区刑務所管理者、弁護士)



中国共産党(CCP)やっていることはナチスドイツのホロコーストと本質的に同じことであり、決して許されることではない。


現在は香港、次は台湾、そして現実のこととして、沖縄や日本そのものを狙っているのがCCPである以上、我々日本は日本とは無関係のこととしてみて見ぬふりをすべきではないと思う。



11月24日に行われた日中外相会談後の共同記者発表で、中国の王毅国務委員兼外相が沖縄県尖閣諸島の領有権を一方的に主張。こうして世界に尖閣諸島が「日本と中国の係争地」であるかのようにアピールすることが狙いらしい。


南沙諸島と同様に尖閣諸島、次は沖縄を狙っているのがCCPであり、これは主権に関する看過できない問題であるのに、日本政府は(経済界からの圧力なのか)12月から日中間のビジネス往来(注)を再開してしまった。


日本企業がこのまま無節操に「国際犯罪組織」CCPと直結した「有限公司」なる連中との商売を続けてCCPを延命させ、彼らに技術移転すれば、「抗日」が党是であるCCPの人民解放軍によっていずれはそうした技術を軍事転用されかねないことを理解すべきなのだが。

人工島に埋め立てられて軍事拠点化されている南沙諸島


(注)ビジネストラック
外務省が外相会談後に明らかにしたところによると、往来再開は出張など短期滞在者が対象の「ビジネストラック」と駐在員など長期滞在者向けの「レジデンストラック」の制度が適用される。日本は既にシンガポール、韓国、ベトナムとの間で両制度を実施。これまでに実施されているビジネストラックは、相手国への入国後の「活動計画書」を提出することで、14日間の隔離が免除される。一方、自宅と用務先の往復など行動範囲は限られ、公共交通機関の使用や不特定多数の人が出入りする場所への立ち入りも制限される。レジデンストラックは、例外的に相手国への入国が認められるもので、14日間の隔離措置は維持される

引用元:




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2 コメント

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こんばんは (泉城)
2021-01-29 00:24:07
こんばんは、kamakuraboyさん
少なくとも、外務省は、ウイグル人などに対して深刻で重大な人権侵害があり、日本としては強制収容などについて断固反対すると言うべきでしょうね。
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こんばんは (kamakuraboy)
2021-01-29 01:13:14
>泉城さんコメントをありがとうございます。ウイグル人へのジェノサイドは日本の一般国民の間にも徐々に知れ渡り、地元有権者が国会議員にそのことについて尋ねたことで、その議員が国会で取り上げてくれたのだそうです。

隣国への内政干渉なのではなく、普遍的な人権の問題なのですから、鈍感でかつ無関心にふるまうよりも、一人一人が声を上げて疑問を投げかける態度は大切だと思います。
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