美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

クラス通信 2010年1月12日

2010年01月12日 | クラス通信Ⅲ(高1)
◆1学期、2学期と過ごしてきて、1年C組一人一人の個性も見えてきましたね。

さて、氷山を連想してみてください。

安定した氷山の海面に出ている部分は氷山全体のほんの一部にすぎません。
海面に出ている氷の何十倍もの氷が見えない海中に隠れているそうです。
人はお互いに、個性…だとか、あいつはあんな奴だ…、とか言っていても、それは結局その人の表面に現れているほんの一部を見ているにすぎないのではないでしょうか・・・

見える表面は誰もが注目しますが、見えないところは自分自身でもあまり意識しないままです。心理学者フロイトはこれを潜在意識といいました。しかし、見える表面と見えない部分が崩れにくい強固な形となることが、美しい姿を保つためには必要です。

人間を磨くということは、この隠れたところをいかに大きく安定した形にできるかということ、潜在意識にいかにいい刺激を与えるかということです。

自分の高校生活をしっかりと見つめ、自分が進むべき「目標」をしっかり「自覚」して進んでいこうではありませんか! 
不安定な氷山ではなく、安定した大きな氷山になろうではありませんか!

こうなったらいいなとか、こうあってほしいなとか、私たちは常々願いや望みを持ちます。願望を実現できる人、願望のまま何も実現できない人の差は、「意志」の力の差です。

さあ、新しい年のスタート、願い・思いを持って、その願い・思いを実現するために、「今、自分は何をなすべきか」をしっかりと考え、そして、それを粘り強く実行に移していく「意志」の力を身につけようではありませんか。

高校時代に子供(甘え、依存、願望・・・、無自覚・・・)からいかに自主の人となり、精神的大人に向かうかが、そのまま君たちの生き方に結びついていくのです。

ごまかしはききませんよ!  がんばろう!
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