関西学院中学部が2012年度入試よりいよいよ女子の募集を開始します。初等部からの進学者もありますので募集は
男子180名 (A方式、B方式) → 男女230名*認可申請中 (A方式のみ)と変化します。
内訳は
一般入試 男子95名、女子45名 + 初等部からの男子45名、女子45名 + 帰国生入試
この募集状況でどのような入試になるのか・・・これは学校側としても読みきれないところです。
阪神間には歴史と伝統に鍛えられた魅力ある私立学校が多くあります。
中高6年間に独特の価値観を生み出し、そんな中で自分の将来をしっかりと切り開いていく学校・・・
偏差値だけで学校を序列化・比較して、どこに入れるかではなく、人間の成長で最も大切で、最も輝く10代の大切な時代に、それぞれの学校生活のなかで、子どもがどんな風に成長していって欲しいか・・・
親としてしっかりと見据えて、学校選びをしていただけたらと思います。
「祈り、感謝、練達」
という言葉の中に関西学院中学部、高等部の教育への思いを集約しています。
その言葉に込められた意味を理解していただき、関学の中高を選んでいただけたら嬉しく思います。
「神戸女学院と海星女子学院のレベルと比べてどうなるか・・・男子の合格レベルはどのぐらい上がるか・・・ 」
繰り返し繰り返し聞かれます。
「子供を不合格にしたくない。」
親として、塾として一番の思いです。
そして何よりも 「絶対に合格したい。」 という子どもたちの思い。
友達が遊んでいるときにも、勉強で一生懸命に努力している子どもたちの姿・・・関学に来たいというお子さんは本当は全員入学して欲しいのですが、どうしてもかないません。たった2日間の入試で見えてくるお子さんの力は限定的なもので、一人一人のお子さんの素晴らしい可能性を見抜けずに不合格を出してしまうケースは多々あります。本当に申し訳なく感じてしまいます。
厳しい入試になることは間違いないと思いますが、子どもたちの尊いチャレンジをしっかりと見守り、そのチャレンジを合否の結果に関わらず、その後の成長につなげていってもらいたいと心から願っています。
私立中学入試に関わる者としての大きな自己矛盾です・・・
B日程に関しての私見 ご参考までに
①A日程B日程同じ学校に出願するケース ②より上位校の滑り止めとしてB日程に出願するケース が多くを占めますが、実際にはA日程で成績上位者は多くが合格しますのでB日程を受験しません。そのため、出願時の平均偏差値と実際のB日程受験生の平均偏差値は大きく違ってきます(かなり下がることとなります)。大手塾などの偏差値表では出願時のデータが基になっているものが多いので、B日程の偏差値は随分と上がってしまうわけです。偏差値に惑わされすぎると合格のチャンスを逃がすケースも出てきます。
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