第二次大戦直後の沖縄にエド・ウィルソンは精神科の軍医として派遣された。
休みを利用して仲間とのドライブ、そこで不思議な場所にたどり着く。
沖縄の画家たちが自立を目指して集まって作った「ニシムイ美術村」
そこのリーダーでもあったセイキチ・タイラとの出会い。
実際にあった若き軍医と沖縄の画家たちとの深い心の交流がベースとなり、
(物語の実在のモデル、軍医、スタンレー・スタインバーグと画家、玉那覇庄吉)
当時の沖縄の状況が織り込まれながら物語は進行する。
肖像画に込められた画家の想いが60年の時を超えて今も訴えかけてくる。
太陽の棘(とげ) | |
原田マハ | |
文藝春秋 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます