美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

『続死ぬこと生きること』土門拳著

2006年02月22日 | 私の本棚

ペンにも絵筆にも託しきれないものを志して写真を撮り続けた写真家土門拳の眼差しにあふれたエッセーである。

本文から次の言葉を紹介したい。
《「形あるものは亡びる」亡びるものは亡ばしめよう。剥げ落ちる金箔は、剥げ落ちるにまかせておけばよい。「形あるものは、命あるものは、いつかは亡びねばならない」ものなのである。亡びつつも美しさは衰えることはなく、そして昇華する一瞬においても、美は消え去りはしないのである。》

『続死ぬこと生きること』築地書館1974年

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