美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

『心美しい女の子のしつけ』浜尾実

2006年03月06日 | 私の本棚
心美しい女の子のしつけ―気高く、優しく、清らかに
浜尾 実
講談社

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(本文より)
最近の子どもは、こらえ性がなく、自分をコントロールする能力に欠けている、こせこせしすぎる、と大人は批判します。しかし、そのようにしつけたのは親自身であることを反省すべきです。・・・・子どもへの惜しみない愛情は、子を持つ親ならどなたももっています。しかし、その愛情の意味を誤解している人が多いのではないでしょうか…

(本文より)
「女の子らしい」女の子が少なくなったといわれて久しい気がします。女の子なのか男の子なのか、言葉やしぐさすらも注意しなければ性別を見まちがうことさえあるご時世です。女の子は「女の子らしく」振舞いなさい、ということすらはばかられる時代になってしまいました。・・・・日本には昔から「はにかみ」というしぐさがあることを、母親はぜひ娘に教えてほしいと思うのです。「はにかみ」とは、女性が本来持っている優しさです・・・

ここに書かれていることは、人間としての「品位」を大切にする教育ということです。決して女の子の教育に限定された内容ではありません。特に小学校低学年ぐらいまでは、男の子・女の子と言う以上に、人として大切な「躾」であったり、「思いやりの心」であったりを大切に考えていきたいものです。
人間の品位・品格ということを大切にして教育活動に携わりたいと思います。





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