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Weekend Turf ~お馬歳時記~

週末の競馬場を見るために平日があり、1年52週は回っている・・・そんな「お馬づくし」のささやかな歳時記です。

【想い出は名馬と共に①】メジロマックイーン<其の1>

2006-06-04 23:53:43 | 日曜恒例・想い出は名馬と共に・・・
 「週末に登場するお馬さん」が生活の一部として入り込んできたのは、
いつからだろう?小学校の頃、ハイセイコーを京都競馬場で見たことが
ある・・・という事実は、自分を取り巻く馬友の間では、仙人的な扱いを
受けるプレミアムな事実。考えてみれば、テンポイントもシンボリルドルフも、
オグリキャップもナリタブライアンも、目の前の紛れも無い事実として
競馬場でその凄いシーンを見てきた。
 いつの間にか生活サイクルが競馬場を軸に回り始め、気がつけば
北海道の日高界隈まで足を伸ばして、引退していった面々にまで再会する
という「もうひとつの楽しみ」まで組み込むようになった。
 「好きな馬は?」って聞かれても数え上げればキリが無い。でも、思い入れの
ある馬はほんのひと握り。彼らが走っていた時代と、その頃の自分の生活と
重なり合って、ひとつの想い出を築きあげていく・・・。そんな馬達との
貴重な想い出が、自分の人生の張り合いになっているのかもしれない。

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 「まっくいーんパパさん」「エスパシオ」「まっ喰イン」・・・web上で
使ってきたハンドルネームの数々。初パソコンというか、ネットデビュー
したのが1997年秋。メジロマックイーンの初仔がデビューした年の秋と
重なり合う。中山競馬場の新馬戦に登場した牝馬2頭、1頭目がメジロシャープ、
グラスワンダーと同じレースに登場して3着、そしてもう1頭がその後、
マックイーン産駒初勝利をもたらすエイダイクイン。つい昨日の事のように
思うのに、もう10年近く前の話。愛するメジロマックイーンも、今年4月3日に
天に召され、どんどん「過去の名馬」の域に入っていってしまう。

 メジロマックイーンの父はメジロティターン、その父がメジロアサマ。
考えてみれば、お父さんも、おじいさんも天皇賞を勝つシーンを見ている。
自分の競馬史全てにマックイーンの一族が携わってきた。マックイーンの
登場が広島から東京へ出てきた時期と重なり、彼の11勝全てが、東京で
自分がステップアップしていくプロセスに重なる。91年秋の天皇賞で、
1着から降着となった事件は、調子にのり始めた自分への戒めであったような
気もする。旧年齢7歳秋、秋の天皇賞直前のリタイア、そして引退。
幻の天皇賞3勝、7歳秋のGⅠ3連勝、充分手に届く位置にありながら
現役断念。それがメジロマックイーンのとてつもない凄さを形容して
いるのかもしれない。
 
 種牡馬への転身以降は、金曜の出馬が確定したスポーツ新聞から、彼の
産駒を捜すことから週末は始まった。ここ数年、その頭数も少なくなり、
まもなく彼の娘の子供達を捜すようになるのだろうか?親子4代の天皇賞
制覇、マックイーンの牡馬の活躍馬が出てくれること。夢を繋ぎ、歴史を
繋ぐこと。残り少ない世代で何とか実現して欲しい・・・。

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