肺がん末期の母

2011年1月末に肺がん末期と診断された母のことを綴っていこうと思います。

入院7日目

2011-02-15 01:45:37 | 入院
朝電話したら出てくれて少しほっとする。
今から放射線に行って来るという。

昼病院に着くと食事を前に横になって寝ている母。
午前中はほとんど寝ていたようだ。
食事はまずいから食べる気がしないという。

「明日はお弁当かってこようか?」
そういうと
「そーして」
と言う。

今日は意識がはっきりしている。

入院してから毎日母に絵ハガキを描いている私。
裏には手紙を書いている。
その絵葉書を一枚一枚見て涙を流していた。

「抗がん剤は無理」
先生からはっきりといわれた。
実験結果が出たのだ。
緩和病棟の先生と面会を勧められた。

3時頃兄貴がやってきた。
痛みが酷く兄と私に当たる母。
「おめぇがわりぃんだろ!
 こうなるまでタバコ吸ってた自分をのろえ!」
っと、タバコをすわない兄貴に怒られた。
私も愛煙家なので母と同じ気持ちになる。
吸いたいものはしょうがないっす(笑

手紙を書くのが大好きな母。
思春期だった頃、よく長い手紙をかきっこしたね。
そんな母は今手紙すら書く気力がない。
寂しいが、その分会話をしようと、なるべく長い時間を
病院で過ごすことにした。

兄と相談し、母の兄弟2人のうち、1人お兄さんには
知らせようということになり夜電話をする。
ショックを受けていたようだが近いうちにきてくれるそうだ。