肺がん末期の母

2011年1月末に肺がん末期と診断された母のことを綴っていこうと思います。

入院9日目

2011-02-18 02:14:10 | 入院
朝から母よりTEL。
鼻に入れている酸素のチューブを老眼鏡のチェーンと勘違いするらしく、
がちゃ目なので目をつぶる癖がついて困るという。
「目薬かってきて!!」
だと(笑
そんなに大きな病院にいるのに、目薬は持参かいっw
「痛みはどうなの?」
「まぁまぁいいね!!」とのこと。
放射線が効いてるのかな?
車椅子でフラフラしているらしい。

その後またすぐTEL。
今度は母の家から掛け布団と枕をもってこいと。
まったく面白い人だw

PM1時
病院に着くと、朝とは別人のように痛がる母。
調子にのって動き回ったからかな?

お昼も朝も食べれてないので、浣腸をしてもらう。
便の色は黄色がかってはいたが下痢ではなく少しゆるい感じで
量は結構出ていたので安心した。

点滴の白い痛み止めをするとその後4時間は元気になるので
その間にお風呂に入れてもらって、そのまま車椅子でお散歩。
1Fの中庭に出てぐるっとして外のトイレでせがまれて
タバコを1本あげた・・・('-';
流すボタンを間違えて、緊急用呼び出しボタンを押す母∑(´□`;)
大騒ぎになって、逃げ出した・・・( ´艸`)

もう二度とこんな恐ろしい思いはいやです。

その後11Fのレストランへ。
ハーフとろろ蕎麦とサーロインステーキを注文し、
歯が悪くても食べられるように小さく刻み
食べてみた。
入院してから一番食べているようにみえる。
よかった。

部屋に戻って6時、痛みが来たらしくぐずりだす。
腰に刺している痛み止めを増し、暫くすると落ち着いたのか
絵を描こうという。
左手を見ながらどちらが上手か競う。
味のある絵を描く母。
基礎はなってないが、大胆なタッチで
骨と皮だけになった自分の手を描いていた。
次はコップ!!っとせがまれ
仕方なくコップの絵を描くが、これはさすがに私のほうがうまいw
コップの取ってをわざと難しい方向において
描くとヘタでも上手く見えるよと教えると素直に
やっていた。

痛みがない時の母はまるで肺がんで死を待つだけの人には見えず。
肺炎で治りそうな人にみえる。
不思議だ・・・。

住んでいる町で兄貴と店を出したい。
これが最近の母の夢だ。
同じマンションに住んでいるMちゃんや私がたまに
手伝って、兄貴・甥っ子・母が食べていけるだけの
収入があればいいじゃんっと笑う。

その言葉に毎度驚かされる。
やっぱり仕事すきなのね。
いつかそうなったらいいなぁ
そしたら娘が高校生になったとき一緒に手伝ったりさ、してさ~~
楽しく過ごしたいね!