「オリーブの小枝」

ピアノ弾き語りと歌作り、暮らしの楽しみ

冬になると

2015年11月03日 | 徒然


そろそろ冬将軍もお出ましになり
秋も終盤にはいってきました。
寒くなりましたね。

寒くなって思い出したのが
昔祖父の家にいた猫の「ぶち」のこと。

古い農家の祖父の家は
稲作と養蚕を営んでいました。
私も子供のころからよく手伝いにいったものです。

堀りごたつには、豆炭とか練炭をいれて
あたたまるのですが、
当然こたつの中に潜っていると危険です。

ぶちもそれを知っているのか、中には入らず
こたつにあたっている人の膝に乗って
ゴロゴロと喉をならしていたのでした。

たまにお茶菓子のおこぼれなんかを
もらいながら(笑)


ぶちを膝に、テレビをみているときなど
ぶちの頭に顔を近づけると
落ち葉や枯れ草の間を歩いてきたのか
乾いた草花のにおいがしたり

昼間台所の囲炉裏で
火にあたっていたのか
薪のにおいがしたり。

ぶちが膝に自分から乗ってくるのは
寒いときだけ。

だから冬になると
ぶちを思い出すのかな。

冬意外にもおぼろげながら
ぶちの思い出はぽろぽろと
時を越えて思い出される。

今頃天国で
誰かの膝に乗っているだろうか。(笑)