遠州の空の下から

遠州の空と花壇の気まぐれカレンダー

ストレスと考える癖

2009年02月19日 | Weblog
たけしの『本当は恐い家庭の医学』というテレビ番組で、腰痛をテーマに取り上げていました。腰痛の身体的原因が明らかでない人の、その中の8割もの人の(腰痛の)原因が、ストレスという「心的なもの」なのだそうです。真面目で、一所懸命、そんな人がストレスによる腰痛になりやすいとか。え?私?見たまんまの大雑把さが幸いして!?、大丈夫そうです。(笑)
最新の医療では、整形外科と心療内科(だったかな?)が“連携して”治療を行なっているそうです。整形外科ではブロック注射やリハビリなどを行い、心療内科では「その人の『考えるクセ』を自覚してもらい」、腰痛を引き出すストレスになりがちな考えをちょっと変えていけるように導くのだそうです。
実際の患者さんが快復された「きっかけ」として、『夫婦が一緒にいる時間を多くした』『家事の負担を減らす(手抜き)』『恋をする』など、ご本人が一番大きくストレスと感じていたことを聞き出して、ちょっとアドバイスすることで、驚くほどの快復を見ることができたそうです。症例として取り上げられていたある60代の主婦は、ご主人が柴犬を買ってきて半ば強引に飼うことにしてしまったことが、快復のきっかけになったそうです。腰痛が悪化してほとんど寝たきりになっていたその女性。犬の面倒などとても見られないって断ったけど、世話をしなければならなくなった。そしたら、いつの間にか・・・。「(その柴犬は)どのような存在ですか?」とインタビューされて「恋人です」と答えておられたのが、なにか印象に残りました。
我が家にもいる、何の役にも立たない風?きぃちゃんは、andyにも私にも、ストレスを癒してくれる存在なのだゎん、そうあらためて実感したり。(いまなんか、夫婦の会話、「今日きぃがこうだったょ。」「まだ寝てるょ。」「andyの足音聞いて隠れたよ(笑)」・・・そんなのだけ!だもんねっ)
人それぞれに違う考え方。その中にはやはり、腰痛になりやすい考え方や、なりにくい考え方があるそうです。番組の中で、腰痛になりやすい考え方かどうかを判断するテストを行ないました。(ン、まぁ、たぶん?私はなりにくい方に属するかな?)
そのテストなどを通じて大事だなぁと伝えられたことは、『自分の考えるクセを自覚して』(場合によっては)その考え方がストレスを増幅してしまうこともあるということを理解すること・・だそうです。もうひとつの症例で取り上げられた20代の女性の場合、理想が高く、目標をいつも高い所に置く・・という「考えるクセ」だったそうです。(腰痛のため、立つこともままならず、車椅子を使う生活になってしまっていたらしい。)ご本人もインタビューに「テストで100点を目標にし、97点だったら、自分はダメだなぁ~と思っていた」と答えています。
で、医師から進められたのが、リハビリカレンダー。週ごとに目標を決めて、カレンダーに書き込んでいく・・・。低い目標を細かく定めて、『小さな達成感♪』を味わう方法なんだそうです。その方法に取り組んだ彼女は、1年後の今、杖を使って立てるようにまでなり、取材を受けていた診療時に「妹と買い物に出かけた」と報告をしておられました。
そっかぁ、これって自分のウェイトコントロールに使えるんでないかぃ?・・・そう閃いた。ストレスによる腰痛に悩むことは、もしかしたら?ないかもしれませんが、大いに参考になりました。
まずは、低い目標と小さな達成感