遠州の空の下から

遠州の空と花壇の気まぐれカレンダー

石田徹也

2007年08月07日 | Weblog
静岡県立美術館で、石田徹也さんの「石田徹也-悲しみのキャンバス」展を見た。(入場料無料だったょ(*^^)v)
すこし前(といっても去年なのかな?記憶が鮮明でついこの前の気がしてる)、NHK新日曜美術館の「石田徹也-悲しみのキャンバス」という放映をみた。シニカルなテーマで描かれた絵を面白そうだと思った。また、出身が静岡県だと言っていて、すごく興味があった。一度、この目で見たいなぁ~と思っていた。
私のアンテナには引っ掛らなかったのだが、andyがこの度の展覧会開催の情報を得て、行ってみようと誘ってくれた。日曜の午後、トットコとバイパスを走るドライブを兼ねて、のんびり出かけた。
面白かったですょ。個人的には、1996年頃の作品が好きです。いちばん気に入ったのは「おやじ」というタイトルのついた絵。作品としては小さいほうなのかな?星一徹ばりの「おやじ」だと思うんだ。こたつをひっくり返しちゃったンかなぁ。ひっくり返ったこたつになっっちゃった「おやじ」。こたつの4本の足は、両手両足になっているんだけど、この手が可愛い!?。怒りをあらわしているのかこぶしを握っているんだけど、なんとなく憎めないのだ。彼のおやじへの愛をここに感じたりする。
2000年頃から、子どもが作品の中に登場するようになっていて、その意味は何なのかなぁ~・・・と。全く分からないのだけど、ちょっとだけ分かるような・・そんな気もしたり。自分の思いを絵でしか表現できなかった人だ・・と、彼の友人が(新日曜美術館の中で)言っていた。しかし、ただ表現したいだけでなく、その表現したもので『人生を生きていく』と決めていたようだ。そのため、いろんな苦悩を背負っていたみたい。苦しかったのだろう。けれど、描きあげた時の高揚感(!?適当な言葉が見当たらない。高揚感?達成感?充実感・・・それらを足したような感覚だと思う)もあったに違いない。それがあるから、描きたいとまた思い。。。表現者はみんな、苦しいねっ。女優も表現者。いまひと月後に迫った本公演に向けて、苦しんでいる友人たちを思ったょ。苦しみの先に、光が待っているから、苦しみに負けないで!!。苦しみを楽しもう♪(なんちゃって。)
もう少しだから、後悔のない様にだけ、頑張ってね。応援しているねっ

※写真は、静岡県美術館の駐車場から館へ向かう「遊歩道」で見つけた、セミの抜け殻です。
 ものすごくたくさんのセミが鳴いておりました。セミのシャワー♪
 で、セミの抜け殻たちも、あちこちにいっぱい!! 愛おしく感じましたょ。