なにぬネコ書店

詩とか、日記とか  (榎本初=えのうい)

光をもとめて

2005-05-04 03:38:23 | 日常を描く
ミヤコワスレという花がある。
陽光にみちびかれる紫がやさしい。

鎌倉時代、承久の乱に敗れた順徳上皇が
佐渡に流されていたとき、庭に咲くこの花を見て
「今日からはこの花によって都のことを忘れることができる」
と言ったそうである。

僕の心の庭には咲いていないだろうか。