ペンのライン

~大津の町並みを中心とした水彩スケッチ~

大津の町並み162(大門踏切前の町家)

2010-11-09 10:45:24 | 大津/古い町並み
三井寺の大門(仁王門)から東方向へ疎水まで伸びる
大門通沿いの町家です。石坂線の踏切が交差していますが、
この町家の一部をまたいでしまうため、家の一部(正面左側)
を崩しています。
本当に”ギリギリ”まで線路の敷地が入り込んでいます。

欠けた部分には虫籠窓や出格子をしつらえており、
最初から意図していたような凝った意匠になっています。

家主さんによりますと、ここは幕末の学者梅田雲浜の屋敷でした。
梅田雲浜は幕末の尊皇攘夷派の儒学者で、安政の大獄で逮捕され
獄中で病死という人物。当時は右隣の屋敷で塾を開いていたそうです。

[画像をクリックすると大きくなります]


2010.10.01


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