演芸見ブんログ

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07/04/01 早朝寄席

2007-04-01 | 早朝寄席
春風亭栄助…『生徒の作文-四年生-』

柳家ろべえ…『蝦蟇の油-のようなもの-』

春風亭一之輔…『長屋の花見-前-』

柳家三之助…『長屋の花見-後-』


春の陽気に浮かれてか、場内満席!(空席以外は…)
今日は顔触れもいいし、それも納得です。
私はといえば、今日からの浅草演芸ホール昼の部(前半)に「橘ノ昇美依」さんが出演するので行きたかったのですが、ここは涙を飲んで鈴本に向かいました。

栄助さんは「生徒の作文」
これがまぁ、ホントに面白かった。
「キシアサコ」の作文は次から次へと笑えたし、「チグサタダオ」の時は名前を聞いただけで吹き出してしまいました。
(ここで吹き出すあたり、スポーツ紙の即売版や夕刊紙を良く読んでいると判ってしまう)
この噺は色々な噺家さんで色々な内容のを聴いていますが、栄助さんのが今のところ№1です

「おあとの2人が趣向を考えているので長めにやれと言われました」
ろべえさんの雰囲気、好きなんです。
ただ寝起きとかで、なんかテンポがズレてるんです。
(栄助さんに感化され口調が「宇能鴻一郎調」になってしまった)
ややマクラが長すぎた上に口上の歯切れも悪く、ろべえさんにしては気の毒な消化不良の高座でした。

一之輔さん、昨日のリベンジで「大工調べ」をおさらいするかと期待したのですが…。
ろべえさんが言っていた「趣向」とは何なんだ?
ん?「長屋の花見」??しかも「筵を担ぐ」ところで終了。
それでも大家さんが酒と肴を用意したと聞いて、長屋の連中から期せずして起こった「大家コール」
こういう技法を取り入れたのはもちろん初めて見ました。

続いて登場の三之助さんが引き継いで花見の場面になりました。
「おぉーっ、リレー落語か!」

「つまみは蒲鉾と玉子焼きですよね?前でチーズサラミとか入ってませんよね?」
おそらく今日が今年最後の「長屋の花見」になると思いますが、こういう形で締め括るのも一興だと思います。
ただ、ろべえさんの持ち時間を長くしてまでの、この企画はいかがなものでしょう?
ろべえさんご本人が言っていた通り「15分」にして、あえてタブーの「長屋の花見」⇔「花見の仇討」などをやったら良かったのにと思いました。

予想外に早く終演し、「これならこのまま浅草に行けたな」などと呟きながら、広小路界隈を徘徊してしまいました



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