演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

08/11/10 講談新宿亭・夜の部

2008-11-10 | 日本講談協会
神田あっぷる…『鉢の木 いざ鎌倉~源左衛門駆けつけ』

神田松之丞…『寛永宮本武蔵伝 熱湯風呂の大難』

神田紅葉…『近松門左衛門』

神田きらり…『村井長庵(三) 雨夜の裏田圃(お登勢殺し)』

神田愛山…『曽呂利新左衛門 柿の御意見』

《お仲入り》

夜席企画 【柳沢昇進録】

神田阿久鯉…『采女の巻』

神田松鯉…『刀屋の巻』


2か月前の講談新宿亭は体調不良のため途中で失礼してしまいました。
今回も体調は万全とは言えず、状況次第では途中退出も考えたのですが・・・。

あっぷるさん
芸協らくごまつりの時の講談体験教室で、この「鉢の木」の一節を習いました。
「メリ・ハリ・ツッコミ・謡い調子」の四つの要素もプロの講釈を聴くと、“なるほど!”と納得できますね。

松之丞さん
とにかく迫力がスゴイんです。張り扇の破片が飛び散るほど!
渾身の一席でした。

紅葉さん
大学時代に近世文学を専攻した身としては馴染みのある題材なのですが・・・。
“後追い心中”の説明の中で『岡田有希子』の名前が出てきたのは、ファンとしてかなりショックです。

きらりさん
『村井長庵』の中でも、特に私が大好きな“お登勢殺し”の一席。
長庵の悪行三昧を演じるきらりさんは身震いするほどカッコイイ!

愛山先生
「陰惨な読み物が続きましたねぇ…」と高座へ。
祖師日蓮に奪われ、大師弘法に奪われ、黄門光圀に奪われ、太閤秀吉に奪われる』
祖師・大師・黄門・太閤には色々と人がいるのに、この4人が代表格として上げられるという説明から、秀吉の家臣「曽呂利新左衛門」の逸話へ。
『柿の御意見』という読み物は今年の浅草二の席で紫先生から聴いていますが、その前の新左衛門が秀吉の耳の匂いを嗅ぐという場面は一凜さんの「お耳ペロペロ」の印象が強い逸話。
こちらも好きな読み物なので楽しく聴くことができました!

阿久鯉先生
『采女の巻』は昨年5月の若葉会で山吹先生から聴いた読み物。
当時はまだ講談もあまり聴いていなかった時期なので言葉や意味など不明な部分がありましたが、今回は多少耳が肥えてきたのか(体も)スンナリと付いて行けました!

松鯉先生
正直言って「柳沢昇進録」はあまり面白くない読み物だと思っていました。
ところが松鯉先生の『刀屋の巻』はどんどん吸い込まれて行きます。
ふと我に返ると、身を乗り出して松鯉先生を凝視している自分に気付きました。

末廣亭の今月下席夜の部は松鯉先生が主任でネタ出し。
21日(金) 扇の的
22日(土) 出世の高松
23日(日) 名人小団次
24日(月) 出世の春駒
25日(火) 肉付きの面
26日(水) 稲葉小僧
27日(木) 浅妻船
28日(金) 阿武松緑之助
29日(土) 出世の馬揃
30日(日) 笹川の花会

昨年の『赤穂義士伝』は10日間すべて通ってしまいましたが、今年は他の予定などもあり10日間連続は無理。
それでも何日間かは伺おうと思っています。

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