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サプリメントの規制の記事

2012-01-28 15:13:19 | ダイエットで痩せる


世界中のビタミンの価格に関与しているビタミン業界による価格カルテルが発覚したのは1997年のことで、刑事罰による罰金が全米史上最高の10億ドルを記録しました。2004年11月、それまで明確に存在しなかった効能表示の根拠の基準が発表、2007年6月にはCGMP(Current Good Manufacturing Practice)=不純物や有害物質の混入を防ぎ、ラベル通りの内容物を含む、というラベル表示が義務付けられています。1992年のこの年は、NLEAに伴ってFDAのサプリメントラベル表示の規制がすすめられようとしていました。



1992年には、栄養療法を行っていたジョナサン・V・ライトのタホマ・クリニックに、武装したFDA職員が押し入る事件が起こり、この事件は「ニューヨーク・タイムズ」にも掲載されました。FDAが1993年、頭がよくなるということで承認された薬や食品ではないものが販売されないように活動していることを発表すると、NHF主催の抗議活動が行われ、何十万通もの講義の手紙が送りつけられ、健康の自由を巡るバトルが活性化しました。栄養表示教育法が策定されたのは1990年で、食品やサプリメントと病気予防の関連について申請を行い、科学的根拠がある、と認可されたものは、申請者でない場合もその効能を表示できるようになりました。



FDAの弁解は、タホマ・クリニックで使用されている製品の安全性を懸念していた、というものでしたが、サプリメントが医薬品として規制されるかもしれない、という世論に、反対活動が起こっています。「頭のよくなる薬」のジョン・モーゲンサーラーは1992年、「Stop the FDA;save your health freedom」を出版することで、健康の自由を訴えました。またオリン・ハッチ上院議員も「健康の自由法(Health Freedom Act)」の法案を提出していますが、この法案は却下されています。



「頭のよくなる薬―スマートドラッグ(Smart drugs&nutrients)」が出版されたのもこの年で、マスコミでも話題になったスマートドラッグにFDAの監視は強まりました。そして1994年には、アメリカ連邦政府によって「栄養補助食品健康教育法」が可決されました。以降サプリメントを「ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸のいずれかを含み、通常の食事目的とするあらゆる製品(タバコを除く)」と定義がなされ、サプリメントにはわかりやすいラベルの表示が義務付けられました。