はしご湯別館

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お花畑の平標~仙ノ倉

2013年06月25日 | 【山】谷川連峰・苗場


日曜日は群馬と新潟の県境に位置する、平標山と仙ノ倉山へ行ってきました。
咲き乱れる高山植物で有名な山で、
花のベストシーズンに一度は歩いてみたかったんですね~。

実は先週末にココを歩く予定だったのですが、
天気予報が不安定で、アッサリ温泉巡りに変更。
その際、駐車場の下見だけはしておきました。
朝6時頃の到着で駐車場はまだガラガラ。
天気がイマイチだったせいもあったと思うんですが、
「なんだ、以外に空いているなぁ」などと思いつつ駐車場をあとにしました。
・・・と、ここまでが先週の話。


そして今回、一週間遅れの平標山となったワケですが・・・


早朝、自宅を出発し、5:15駐車場着。


すると・・・




あんれまぁ!すんごい人(というか車)の数です!
料金所より奥の駐車場は、もうあと数台で満車の勢いです。
先週下見に来た時よりも早い到着時刻にもかかわらず、
うってかわってのこの混雑振りは一体なんなんでしょーか!?
車中泊っぽい車もチラホラと。みんな気合入ってんなぁ~。


5:21登山口(駐車場)出発。
しばらくは、ジメリとした樹林帯を上ります。
湿度は高いんですが、幸いな事に気温が低かったので、不快指数は低かったです。

ちなみにこの時期の谷川連峰では、昨年の厳剛新道で顔面をブヨに刺され、
登山中の頭痛と、その翌日からの腫れでエライ目にあったので、
用心の為に防虫ネットを被って挑みましたYO~。
この防虫ネット、顔への羽虫アタックが気にならないので、かなりよいです。
難点は、直射日光が当たった際、ネットがギラギラ光って視線が遮られる事かな。




ツツジの小道。

たくさんのハイカーさんが休憩中の鉄塔横を通り過ぎ、
更に樹林帯を進みます。



山道の花々、そして愛を語り合う(?)でんでん虫くん。





7:04松手山のピークを過ぎると爽やかな尾根です。




上昇気流に乗る雲が見えました。



平標山のピークに近づくにつれ、花が増えてきました。
何度も立ち止まっては花を眺め、そしてまた尾根道を歩き・・



8:44平標山頂。大勢のハイカーさんが休憩中でした。
ここでは休憩せず、先へ進みます。


さぁーーー、
ここからが本日のメインデッシュですよ!





平標のピークから仙ノ倉方面へちょいと降りると、そこは・・




花・花・花・花の花畑です。
この時期はハクサンイチゲが主役。




チングルマも負けてはいません。
しぼみ気味ですが、美しいものは何歳になっても美しいのじゃ。



うぅむ・・花々の誘惑に負けて、
じぇんじぇん前に進めましぇ~ん!
山と高原地図には平標~仙ノ倉間55分と書いてありますが、
それには花の見学時間は含まれてないようです(当たり前か)。



9:49仙ノ倉山山頂。
大勢のハイカーさんが休憩中で、かなり混雑しています。
360℃の大展望らしいですが、周囲はガスに囲まれ真っ白けっけ~。
ちなみに仙ノ倉山は谷川連峰の最高峰らしいですよ。
どんな雄大な眺めが見られたのやら・・・。

ココで我家もランチタイム。
買ってきたコンビニのオニギリをほおばります。
他のハイカーさんはガス使用率が高いですね~。
あっちこちから「ゴオォォー」という低音が響いてきます。


お腹がこなれたところで、




10:20下山開始。


11:04再び平標山頂。相変わらず混雑しています。


帰りはここから山ノ家方面へ進みます。
このルートが(精神的に)シンドかった・・。




このコース、単調な階段が延々と続くのです。
いや・・もぅ、飽きるほどに。



所々で顔を出していた湿地の植物に励まされ、
途中のベンチで小休止を入れつつ・・・

11:57平標山ノ家着。ここで美味しい水をいただき、
数時間ぶりのトイレでホッと一息。
ハクサンイチゲの描かれた山バッチ450円を購入しました。

山ノ家から先が更に更にキツかった(精神的に)!!



樹林帯に突入しても相変わらず延々続く木の階段。
歩幅のタイミングが合わせられず歩きにくいし、何より飽きる。
水場を過ぎると、今度は単調過ぎる林道歩きだ~~~。
この林道歩きが心底苦痛で、飽きを通り越して眠くなってしまった。
いやもう、平標~山ノ家~林道は、己の心との戦いでありました。


14:00駐車場着!!!
ほぼ同時刻に出発したと思われる両隣の車は、もういません。




下山後は猿ヶ京のお宿でひとッ風呂。


はじめて歩いた、平標~仙ノ倉。

咲き乱れる高山植物は、とにかく素晴らしかった!
これだけハイカーさんが群がるのも納得できます。

ただし、帰路の階段&林道コースが何気に曲者と思う。
本気で飽きる。眠くなる。

難点と言えば、この時期の羽虫の多さと(防虫ネットがおすすめ)
便意&尿意の際の難易度の高さかな。なにしろ開放的過ぎる尾根に加えて、
次から次へとやってくるハイカーさんがいるので、
携帯トイレを持っていても、ソレを使用する場所がないでしょ~。

だってホラ、イメージしてごらん。稜線ど真ん中で携帯トイレ。


・・・・・!


あぁ、そうか!


こういう時に緊急用ツェルトを使えばいいのか!


・・・違うか・・。


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