副作用の記憶 2007-12-10 | ときどき日記 昼間、ずっと電話や調べ物に追われ、暗くなってから外出した。 気温がどんどん下がり、風はほとんど吹いておらず冷気が体を包む。 後ろからクルマが脇を駆け抜けて行く。 夜気がクルマと共に動き、髪の毛もふわりと動く。 突然、忘れていた感覚がよみがえる。 抗がん剤の副作用が本格的な抜け毛となって現れ始めたとき、 そよ風で髪の毛が揺らいでも痛かったのだ。 もちろん、帽子をかぶる、髪を梳かす、洗うなどという . . . 本文を読む