エムポリアム幼稚園

学校法人エムポリアム学園

紙芝居「ウサギのビッちゃんからの手紙」

2016-11-30 10:23:25 | 幼稚園
子どもたちに見てもらった
ビッちゃんの紙芝居
はじまり・・・
はじまり・・・


1.
ウサギのビッちゃんからの手紙


2.
こんにちは
わたしはビッちゃんです
わたしがエムポリアム幼稚園にきたのは3ねんまえ
えんちょうせんせいが、
こどもたちと、ウサギがともだちになれるといいなっておもって
エムポリアムにつれてきてくれたの


3.
ウサギって、とてもこわがりで
おいかけられるのはキライなの・・・

でも、エムポリアムのこどもたちは
いつもわたしにやさしくて、
わたしはほんとうにたのしかったです。




4.
ことしわたしは8さいになりました
ウサギの8さいは、
にんげん だと
なんさいになるとおもいますか?


5.
80さいになるんです・・・
おばあちゃんになったわたしは、
ことしビョウキになってしまったの



6.
斜頸(しゃけい)という
め がまわり、
たべることができなくなってしまうビョウキにかかり
しょくいんしつにニュウインすることになったの



7.
しょくいんしつには
たくさんのこどもたちが
まいにち、おみまい にきてくれて
わたしはとってもうれしかった



8.
エムポリアムのセンセイたちも
クスリをのませてくれたり

やすみのひ に、あたたかいおうちにつれていってくれて
とってもうれしかった



9.
コスモス通り動物クリニックのせんせいは
「こどもたちのかわいがっているウサギから
おかね はとれません」
と、おかねももらわずに、
ビョウキをなおそうとしくれたの




10.
「こどもたちに、
いのちの タイセツさを
しってもらいたい」と、

みんな、いっしょうけんめい
かんびょうしてくれて
ほんとにうれしかった



11.
みんなのやさしいきもちがうれしくて
わたしもいっしょうけんめいゲンキになろうと
がんばったけど
11月22日におおきなジシンがきて
ビックリして、ゴハンがたべれなくなってしまったの・・・



12.
すべてのいのちには じゅみょうがあって
かなしいけれど、みんなとおわかれしなければなりません。

ビッちゃんはてんごくのくもになるから
おそらをみたら
おもいだしてね
いつもみんなと
いっしょだよ


13.
もしもこれからみんなが
ウサギやイヌやネコをかうことがあったら
ビョウキになったり
クスリやエサをあげたり
タイヘンなこともいっぱいあることを
わすれないでくださいね


14.
エムポリアムでかってもらえて
わたしはホントにしあわせでした。

さいごまでたいせつにしくれて
ほんとうにありがとう


15.
ウサギのビッちゃんより・・


ウサギのビッちゃんとのお別れ

2016-11-29 15:53:26 | 幼稚園
職員室に入院していた
うさぎのビッちゃんが
11月22日亡くなりました。

「元気になってね」
と毎日お見舞いに来てくれていた子どもたちに
ビッちゃんが天国に行ったことを
どうつたえたらいいのか?

悩んだすえに先生たちは
命の大切さを伝える
ビッちゃんの「紙芝居」をつくり
子どもたちにみてもらうことにしました。

※紙芝居をご覧になりたい方はコチラ・・・
http://blog.goo.ne.jp/emp007062


紙芝居を読むのは
懸命に看病をつづけたクラス担任の先生たち・・・

できれば泣かずに読みたかったのですが、
こらえきれずに
おもわず涙がこぼれてしまいました。

子どもたちは、そんな思いのこもった紙芝居を
真剣な面持ちで聞いていました。

ビッちゃんのことを心配し、
何度もお見舞いにきてくれていた女の子は
紙芝居で、ビッちゃんが死んでしまったことを知ると
「ビッちゃんかわいそう」
と大粒の涙をポロポロこぼしました。

別の女の子は、
ビッちゃんが、天国の雲になったことを知ると、
窓のそばに駆け寄り
「ビッちゃんにあいたいよ。ビッちゃんにあいたいよ。」
と、雲を見ながら何度も叫びました。

また、ある腕白な男の子は
「なんでビッちゃんは小学校に一緒にあがれないの?
そんなの嫌だなぁ」
と、涙をこらえて話していました。

また別の男の子は、
自分のおじいちゃんがなくなったことを思い出し
「ぼくのおじいちゃんは2人とも死んじゃったの。
ぼく、天国に行って、おじいちゃんやビッちゃんにあいたいなぁ」
と、涙をにじませながらつぶやいていました。

先生たちは、そんな子どもたちに
「ビッちゃんもおじいちゃんも、
自分を大事にし、命の限り生きたの。
だからみんなは、簡単に死んだりしちゃダメなんだよ。
自分の命を大事にしてねって、
きっとビッちゃんも言っているよ」
と伝えていました。

年少さんのクラスでは
「死」に立ち会ったことがなく、わからない子もたくさんいて
「ビッチャンは何匹いるの?」
「どこにいるの?」
「今もお外にいるんだよね?」
と、いろんな質問がおこりました。

でも、年中さんや年長さんが泣いている姿を見たり
おじいちゃんのいるお友達たちが
ビッちゃんの遺影にかけより手を合わせている姿を見るうちに
「ビッちゃんは何匹いるの?」と質問していた女の子が、
「ビッちゃんは一つしかいないんだね・・・」と
お話しするようになりました。

お友達から、
大切なことを学んでゆく
エムポリアムの子供たち・・・

やがて子どもたちは
「ビッちゃんの雲を探しに行こう」
と、園庭に駆け出してゆきました。

みんなで空を見上げ、
一生懸命ビッチャンを探していると
とても不思議なことが起こりました。

本当にビッちゃんそっくりな雲が
お空に浮かんでいるのです

「ビッちゃんが、あいにきてくれたぁ」

子どもたちから歓声が起こり
みんなは、雲の形が変わるまで
ビッちゃんに手を振り続けてしました。

涙の数だけ優しくなれるという言葉がありますが、
ビッちゃんは、
生きる(死ぬ)姿を通して、
子どもたちの心に
優しさの根っこを生やしてくれたのかもしれません。

ビッちゃん長い間ありがとう・・・

クリスマスツリーの飾りつけをしました♪

2016-11-28 10:38:39 | 幼稚園
もうまもなく、12月
いよいよクリスマス発表会がやってきます。

サンタさんやクリスマスをむかえる
準備をしようと
クリスマスツリーの飾りつけを
子どもたちが行いました。

先生が大きなモミの木を用意すると
「うわぁー おおきい!」
と歓声が上がり、飾り付けが始まりました。

「ぼくにもやらせてー」

「ここに雪も降らせたいなぁ」

みんなで力を合わせると
あっという間に
立派なクリスマスツリーができました。

「この木どっから買ってきたの?」
「ひ・み・つ」(先生)

「サンタさんきてくれるかなー」
「たのしみだね♪」(先生)

そんなおしゃべりを楽しみながら
いよいよ点灯式

みんなで「きよしこのよる」を歌い
クリスマスツリーに灯りをともすと
幼稚園全体がパーッと明るくなり、拍手が起こりました

12月3日のクリスマス発表会にむけて
みんなのワクワクが、大きくたかまりました♪


うさぎのビッちゃんが病院に行きました

2016-11-18 16:39:31 | 幼稚園
エムポリアムのアイドル
ウサギのビッチャンが職員室に入院してから3週間がたちました。

子供たちが毎日お見舞いに来てくれて
「ビッチャン元気になってね♪」
と励ましてくれたおけがで、
少しずつよくなってきていますが、
容態は一進一退・・・

この斜頸という病気は
食欲がなくなってしまうことが一番心配で、
いかに食べてもらうかが回復のカギを握ります

注射器で薬を飲んでもらったり

手でエサをあげたり
必死の看病が続いています

ところが最近、ご飯を食べないので
獣医さんに行ってきました。

病院で体重を計ってみると
1.6㎏あったのが1.4kgに減っています・・・

ビッチャンは点滴を受け
すこし、元気になりました。

ビッチャンの主治医は
大槻にあるコスモス通り動物クリニックの先生。
学校で飼っているウサギからはお金はとれないと
無料で診てくださいました。


先生に理由をうかがうと。

「たくさんの子供たちがかわいがっている、学校の動物からはお金はいただけません。
大事にしてもらうことで、子供たちに、動物の命の大切さを知ってもらいたいんです。」

と教えてくれました。


今、全国各地の動物保護センターには
飼いきれなくなって飼い主から捨てられたペットたちが
たくさん保護されているそうです。



生き物を「飼う」ということは
ただ可愛いだけでなく
「病気」になったり
「介護」が必要になったり
大変なこともたくさんあります。



「子供たちに、動物の命の大切さを知ってもらいたい」

という獣医さんの願いを
エムポリアムの子ども達に伝えてゆくためにも
先生たちはビッチャンのお世話を、
必死に続けています。


ビッチャンはやく元気になってね。



七五三もちつき大会をしました!

2016-11-11 17:53:28 | 幼稚園
11月11日 七五三もちつき大会をしました!

七五三におこなう「もちつき大会」は
30年前にはじまったエムポリアムの伝統行事。

PTAのお父さん、お母さんたちが、
「子どもたちに、つきたてのお餅を食べさせてあげたい」
と取り組み始め、とだえることなく、今日まで続いてきました。

お父さんたちが、お餅をつきはじめると
「うわぁー おっきな音!」
と、ビックリして、おもわず耳に手をあてる子供たち

その迫力のすごさに、
飛んだり跳ねたり

「がんばーれ がんばーれ」
と肩を組んで声援を送ったり

ご夫婦の息の合った捏ね取り(こねどり)に拍手したり

みんなの応援と、お父さんの頑張りで
みるみるお餅が出来あがってきました

しあげの、千本杵(せんぼんぎね)がはじまると

みんなから
「おいしくな~れ♪ おいしくな~れ♪」
の大合唱!

親子で力を合わせて、おいしいお餅をしあげてゆきました。

お餅ができあがると
次はお母さんたちの出番!!

「子供たちに、おいしいお餅を食べさせたい」と
エプロン姿で、料理の腕を振るいます。



そして・・・
いよいよ!
まちにまった
「いただきます♪」の時・・・!

素材にこだわり、はるばる秋田の大潟から取り寄せた、
「特別栽培米」でつくった、お餅のおいしさにビックリ!

「ぼく、おもちだいすきになっちゃった♪」

「もう4つもたべたよー」

なかには「つゆ餅(お雑煮)」を4杯もお替りした
お友達もいたそうです

最後は、おみやげ用のお餅を自分で作って、自宅にもって帰りました。

エムポリアムの「もちつき」は
お父さん、お母さんの愛情がいっぱいつまった「おもちつき♪」


創設当初から園に勤める松山先生が

「エムポリアムの七五三もちつき大会がつづいてきたのは、
お父さんお母さんたちの子どもたちへの愛情のおかげです。
はじめるのは簡単だけれど、続けるのは大変なこと・・・
30年も続くというのは、並大抵のことではないんですよ。」

と、目を輝かせて教えてくれました。

PTAの
「お父さん」「お母さん」
本当にありがとうございました。