
子どもたちの絵は、どれを見てもたのしく、面白い。ぐるぐる描いただけの絵でも、その色の配色や丸の大きさや形の重なりに、大人には真似ようとしてもできない感性を感じてしまいます。
それは偶発性の重なりです。偶然に発生した意思の表れの重なり。偶然であっても、子どもたちは常に感覚の中で物事をとらえているので、概念ではない、感覚のままに偶然の重なりの美しさを生み出すことができる天才です。頭で考えてできることではなく、練習してできるものでもないということです。
幼児期は、この感覚的な世界を十分に味わうことができたらどんなに素敵だろうかと思います。知的好奇心は、子どもの発達の中でこの感覚期を十分に味わえば、自ずと出てくるものです。
いろんなものに触ると心が動きます。心がたくさん動くと次の感心や好奇心が生まれます。心で感じていることを、毎日様々な遊びの中で表しています。うたや絵、積み木や砂浴びに工作。毎日繰り広げられる様々な表現の中で、工夫したり、夢中になったりすることは、学びそのものです。
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