自己肯定感が大事です、と耳にすることが多いと思いますが、自己肯定とはどんな感覚なのでしょう。私は、他者との関係で「無条件に私という存在が受け入れられている感覚」をベースにどんな自分と出会っても「大丈夫」と思える感覚ではないか、と思っています。
これは幼児期の愛着関係と大きく関係しています。ある特定の人に、多くはお母さんが多いと思いますが、「どうしたの?」「大丈夫?」と抱きかかえてもらいながら、受け入れられている感覚が生まれていきます。どんなに泣いても、どんなに困らせても、だっこしてもらえる感覚は、大人も同じように求めていることなのではないでしょうか。
でも、お友達に噛みついたりしたときに、同じように抱きしめてあげられるでしょうか。なかなか難しいです。噛むことはいけないよ、でもきっとこんな気持ちだったからかんじゃったんだね、という共感をしてあげてください。共感を受け取れば、「噛んでしまった子は痛かったかなー」と噛んでしまった相手にも共感を与えられるようになっていきます。
人には、攻撃性と共感性がありますが、幼児期は、たくさんの共感と無条件のだっこがあれば、「大丈夫」という自己肯定の根っこは、太くなることでしょう。
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