てくてくだより

森のこども園てくてくの日々での雑感を、園長小菅がつづります。

春近し

2005-03-31 12:24:18 | インポート
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春を目の前に、いろんなやりたいことが動き始めています。今日は、庭の畑計画作り。土作りから始めるのですが、あせらずにできるところからやっていきます。4月は、仕事も、シーズン切り替えで、ゆっくり事務所での仕事になります。旅も計画していたり、一ヶ月いい時間にしたいものです。
こうして、みなさんにお知らせして、有言実行にしなくては・・・。そう、だからいつもいろんな人に自分のやりたいこと、やらなくちゃいけないことをおしゃべりします。今日も、ちょっと知り合いの設計士さんのところにおじゃますると第一声が「ストローベイルハウスどうした?」でした。そこからまた、藁の家作りの話になり、大盛り上がり。上越教育大学の美術科のゼミとタイアップしてみたら・・・、職業訓練校の左官コースの人たちなら土壁の情報持っているよ、教材提供にもなるかもね・・・といろんな情報をもらいました。いろんな人に話をする、これはいろんな意味で、夢を形にしていくためにたいせつなことです。なので、いつも夢見話をいろんなところでしています。
この畑計画もかたちにしていきますよ。

それと同時に、仕事の面でも今日で今年度が終わり。明日から新年度です。
新年度は、Lifetimeとして地域子ども教室推進事業を文部科学省からの委託授業として受けることになりました。正確には、やがい財団からの委託事業なのですが、今日、この事業を実施する滝寺地域での会合があります。地域に子どもたちの居場所を作る・・・私のやりたかったことがこれを機に、バックアップをいただきながら進めることができそうです。

この事業を進めながら、滝寺に拠点を構えられるようこれまた夢を膨らませています。藁で家を作る・・・てくてくの仲間、こどもしぜんあそび塾の子どもたち、滝寺地域の子どもたち、そして、たくさんの人と思いを分かち合いながら、素敵な時間を共有していく。そして、みんなの居場所ができていく。そんな日を夢見て、新年度もがんばります宣言です。


藁の家作り

2005-03-29 12:06:39 | インポート
きのう、友人たちとホームパーティーを楽しんだ。その時に話題にだしてのが、藁の家作り ストローベイルハウスのことだった。みんな、その良さと楽しさに話がはずんだ。春のうちに、藁の確保ができるようお願いし、それまでに土地を借り、たくさんの人と一年後の来年の春には、実現につながていきたい。
気の合う仲間たち、素敵な生き方をしている仲間たちと話をすると、いろんなアイデアと前向きな気持ちでいろんな夢が膨らむ。そんな時間がとっても心地いい。きのうは、ほんのり酔っ払っていたようだ。
これまで、いろんなひらめきがあったが、どれも、そのひらめきが映像になって出てくると、もうそのひらめきが実現に向けて動き出している。馬を飼うときも、自分で仕事を始めたときも、そのひらめきに突き動かされる。
この藁の家作りは、2年ほど前から頭の中にあったものだったが、昨年、ストローベイルハウスのワークショップに参加してから、じわじわと私の気持ちをとりこにしてきた。いままでの何かが始まるときのパターンとは少し違う。
若いときは、ひらめいたものを後先考えずにとびつき、いのししのようになりふり構わずに突き進んでいたなーと思うが、今回は、じっくりねかせて、その思いが熟成され、動き出すときを待っていて、正しいときに動き始めた・・・そんな感じがする。今こうして実現に向けて動き出したのは、”今”が選ばれた、”そのとき”なのだろう。

藁の家作り その家が森のようちえんの家になり、子どもたちの遊び場になり、大人たちの居場所になって欲しいと願いながら、動き出します!!
日本ストローバイルハウス協会
Begood Cafe安曇野Vol13 心地よいすみか作りワークショップの様子です。写真の中に私も登場しています。


布ナプキン

2005-03-24 16:35:11 | インポート
布ナプキンと聞いて何のことか分かるだろうか。女性用の生理用布ナプキンだ。私は、去年から愛用している。
最近、知人のお店フェアトレード’sabaay’(イトーヨーカドー内)さんで取り扱ってくれることになって、その勉強会に行ってきた。愛用者として、どんな感じなのかおしゃべりしてきた。他にも愛用者や、興味をもっていた方、などが6人ほどいて、楽しい時間だった。店長のさとこさんとおしゃべりしたことがきっかけだったのだが、彼女のフットワークの軽さとがんばっていることろが素敵だ。ぜひぜひご来店くだされ。

さて、この布ナプキン。なんといってもからだに優しい。そしてゴミが出ない。自分の手で最後まで自分のからだと向き合うことができる。なんだか、市販の使い捨てナプキンは、自分のからだから出るものをゴミにして、汚いもののようにゴミにだすことに抵抗を感じていた。そんな時に長野のシャロムヒュッテで行われたBegood Cafeに参加したときに布ナプキンと出会った。最初は不安だらけだったが、使い始めた今となっては、生理が来るのが楽しい。ナプキンを手洗いし、からだを大切にする。女性の生理は、1ヶ月に1回自分のからだと向き合い、きれいにする大切な仕事だ。

男性の方もこの記事を女性のことと、しないでぜひ読んで欲しい。命を育てる大切なことだからだ。最近、性教育のこともいろんな場面で取り上げられる。行き過ぎた性教育という見方をする人と、現実と向き合っている人との間にはずいぶんなギャップがある。私は、ぜひ、初潮を迎える女の子たちにこの布ナプキンを使って欲しい。お母さんたちに娘さんに紹介して欲しい。布ナプキンを使うことで、自分のからだを良く知ること、大切にすることが自然と身につくはずだ。自分は女であることの意識、母親になる準備、きちんと伝えられるのではないかと思う。
布ナプキンとおなじことが紙おむつにも言える。忙しい現代社会においては、この人手間かけることの難しさ、よく理解できる。でも、でも・・・それでもこのひと手間かけることの大切さが、未来をつくる大切なことなのだ。

私たち女性は、命をからだの中で育む。アトピー、アレルギー・・・現代の子どもたちが抱える大きな問題だ。これも、母親のからだと密接に関係しているのは否めない。何を食べ、何がからだの中に蓄積されているのか、毎日の生活の中で気にしたらきりがないが、できることを小さなことから始めることが大切だ。

ほんのひと手間かけること・・・もったいないの気持ち・・・こんな生活をたくさんの方に伝えたい。
雪が解けたら、庭を眺めながら、布ナプキンの手作りワークショップを開きたいです。

布ナプキンに興味のある方は、布ナプキンを参考に。



キャンドルロード

2005-03-18 09:44:00 | インポート
P10100872月26-27日、わがふるさと安塚で、キャンドルロードが行われた。それにあわせて雪となかよしキャンプを初めて4年。今年は、地域の方といっしょに、子どもたちも茶屋の一員になってお店を出すことができました。とにかく楽しかった。いつもキャンプで作っているおやつをみなさんに食べていただいたのです。ポップコーン。マシュマロ焼き。やきいも。おしるこ。それぞれのお店屋さんになり、「ほかほかのやきたておいしいやきいもです。いかがですか。」「ありがとうございます。ほかほかのうちにたべてください。」などとお客さんと対話する。一人の子がポップコーンのカップを持って、出張販売に出かけるとみんなはりきって出かけていく。本当に生き生きした子どもたちの姿でした。キャンプを続けてきてよかった・・・。あらためて思う瞬間でした。
もう1ヶ月近く前なのですが、フォトアルバムへのアップが遅れました。雪となかよしキャンプ2月参加いただいたお子さんたちとご家族の方は楽しみにお待ちだったことと思います。ごめんなさい。2日目の雪あそびの際に、デジカメが紛失してしまい、ようやくスタッフも個人のカメラのデータを集めて皆さんにお知らせすることができました。てなわけで、肝心なお店を出して、子どもたちが大活躍している写真がないのです。重ねてごめんなさい。本当に残念。
お便りも今まで作成できなかったのですが、近々作成し、来週中にはお届けします。

それにしても、このキャンドルロード、きれいでしょ。ふるさとの自慢です。何よりも地域住民が総出で取り組んでいること。それが自慢なのです。上越に住むようになって4年以上。ご近所に方にはよくしていただいていますが、地域の一員だという気持ちがわかないのがさみしいところです。安塚に生まれ、育ったことをあらためて感謝しています。そのふるさとでこうしてキャンプを続けてこれたこと、地域の方に支えてもらっていることにも言葉にできないくらいの感謝です。
また来年も、キャンドルロードで会いましょう。


雪となかよしキャンプ 

2005-03-14 21:14:14 | インポート
P10001903月11日ー13日に2泊3日の雪となかよしキャンプを開催しました。妙高少年自然の家を会場に雪の家(雪洞)をつくり、そこでねるという活動の3日間だった。参加した子どもたちは、24名。1年生~5年生までの元気いっぱいの子どもたちが集まった。
当日は、大雪警報が出るほどの天候。とにかくよく降った。その雪の中、一日最後まで雪の家を作りとおして、その中で眠ることができた。子どもたちのがんばりに企画した私自身が驚くばかりだった。これも、異年齢の子どもたちが力をあわせて、そして、昨年参加した子どもたちが、今年は、見通しを持って、そしてさらに工夫を加えて、子どもたちなりのイメージ図を描けたことも大きな成功の要因だった。お兄さんたちの力に小さな子どもたちも、いろんなアイデアを出し、がんばる応援をもらいながら、本当に楽しく活動していた。疲れづぎて、寝袋の準備をしながらなきそうになっていた子どももいたが、最後まで自分でやりとおした。大拍手だ。
 初めての、旅。それに加えて、あれだけ長い時間を雪の中で活動するのも始めて、ましてや雪の中で寝る体験はもちろん初めて。みんなの’はじめて’を大切に!が合言葉だった。子どもたちにとって、その初めての体験がどんなものとして残ったのだろう。どこかに生かされることを願っている。
 詳しくは、フォトバルバム雪となかよしキャンプ3月に掲載していますので、ご覧ください。