今日、ひょんなことから高橋食品という商店へおじゃました。仲町6丁目にある小さな商店だ。
手作りのお豆腐やさん。営んでいる若旦那さんは、脱教員仲間??の高橋さん。滝寺焼きの高橋さんから、ご紹介いただいた方だったが、教員時代にお会いしていた方だった。「一度よってみるといいよ」といっていただき、その帰り道、銀行へ向かう道中、その前の通りを走り、お店を発見したのでお店におじゃまさせていただいた。
前からお豆腐を鍋を持って買いにいけたら、、、とか、畑の堆肥作りにおからを使いたいなーと思っていたり、お豆腐やさんに興味があった。そしてさらに脱教員仲間・・・。おじゃまするのに時間入らなかった。
高橋食品さんでは、お味噌も甘酒も手作りで売っている。うれしく手お味噌を買ってきた。店頭でちょっとお話しているとご近所の方が買い物に。店頭ののれんの裏では、ご家族がテレビを見ながら、団欒している。なんともあったかい、粋な空間だろう、、、こんなお店と出会えたことが本当にうれしい時間だった。
「お茶でもどうですか。」と声をかけてもらって、のれんの裏側へ。ドキドキの瞬間。暖簾をくぐるとなんとそこは、家族の台所。土間が応接間であり、事務所であり、台所なのだ。思わず「ワー素敵ーーーー」。そこで息子さんがお食事中。鍋からはカレーのにおいがしていた。
教員を辞めてあとを継ぐことになったエピソードを聞こうとすると若旦那さんは、「そんなかっこいいもんじゃない」といい、先代のお父さんは、「こんな大変な商売を次ぐなんてどうしようかと思いましたよ」といっておられた。自分で稼いで生活していくことの苦しさ、大変さを知っているから、勧められなかったという。
話がはずんでくると「我が家の宴会場へどうぞ」となんだか大きな大きな古い鍵を持って奥へと案内してくれた。そこには、高田城の書簡蔵として高橋さんが守られている建物で、今では茶室として使ったり、囲炉裏があったり、とっても素敵に残されている。茶室で、先代のお父さんは、「息子のおかげで、この建物も守ることができたのよ。教員を続けていたら、この建物はつぶすことになっていたんだから、、。」その言葉に、後を継いでもらったことの喜びを感じた。「続けることはね、大変なことなんだよ。家族を続けること、次ぐこと、大変だけど大事なんだ。」とくわえられた。
たった1時間くらいの時間であったが、たくさんのことをかんじ、考えた時間だった。家族っていいなー、と久しぶりに感じた。お土産にもらってきた油揚げで今日はピーるをいっぱい。おいしかったー。今日の大きな感謝でした。