

“知ることは、感じることの半分も重要ではない”これは、環境問題を世界に提言した「沈黙の春」の著者であるレイチェル・カーソンの言葉。甥っ子ロジャーと森で過ごした時間を「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」の育みであったと世に言葉を発信したものだ。環境教育の世界でバイブル的存在だったものが、今は保育・学校教育の世界でもバイブル的なものとなり多くの人の心を動かし続けている言葉です。
自然の中では、「きれいだね」「すてきだね」という言葉だけでなく、言葉を飲み込んでしまうほどの写しい光景に出会うことがある。いくつもの条件がかみ合い、偶然のように出会う光景ですが、偶然ではない運命的なことすらも感じます。人知を超えた世界が織り成し創造したものに出会いながら、心を動かし、人間としての感性を育んでいくのは、ゆったりとした時間の流れが保障されている幼児期こそ大事なことです。幼い子どもたちの誰もにこのセンス・オブ・ワンダーを届けたいと願ってやみません。
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