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Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「Iちゃん、元気でね・・・」

2008-04-02 09:17:26 | 子育て
今朝も空気はひんやりしていますが…
日中は、気温も上がってくるようですね。

子どもたちも大人も、様々な変化のときを迎えているのかもしれません…


(従兄の家にお泊まりしたkirikouとおばあちゃんと従兄が
夕方には、こちらに帰ってくるので)

お昼過ぎに、私もおばあちゃんの家に行って夕飯の仕度を始めました。

テレビをつけると、「スタンド・バイ・ミー」を放送しています。

以前に観たときは、それほどまでに強くは感じなかった「この年頃の男の子の様子」が
妙に身近な対象に感じられて…

自分自身の親としての態度を振り返りつつ

男の子の側の気持に(少しだけ…?)近づいて観ることのオモシロさを
感じたような気がします。

(映画は、途中までしか観られませんでしたが…
ぜひ、もう一度観直してみたいと思いました。)

その後3時から、特別支援教育コーディネーターの先生との
「特別支援教育についての面談」が予定されていました。

少し早めに着いてしまいましたが、
校庭を眺めると、風が少し強くって青空もクッキリと晴れやかで桜も満開です。

はまっ子で野球をしている子、サッカーチームの練習もあって
春休みの学校も、賑やかです。

職員室にお声をかけて、来客用の玄関を開けていただいて
4階にある「キッズルーム」(空き教室で取り出し授業などを行っている所。)に向かいました。

(途中で偶然、新しい校長先生=昨年度の副校長先生にもお会いしましたので

「今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

また、先生に観ていただけると思うとほんとうに心強いです。」と申し上げました。

コーディネーターは、昨年度にもT・Tとしてkirikouも見ていただいていた先生でしたので
継続して見守っていただきたいことなどお願いいたしました。

コチラもザックバランにお話させていただけますので、学校の様子も伝わってきます。
(ここだけの話ですが…
一昨年まで、特別支援のモデル校だったんですけれど、状況はまだまだ厳しそうです。

とはいえ、愚痴を言っても始まりませんので
限られた人材の中で、無理なく…できるだけウマク…回っていくと良いですね!)

春休みの学校の中は、というと…

閑散としつつも、教室のクラスを書いたプレートが新しく移動していたり

まだイロイロな本や荷物が、教室の隅に山積みになっていたり

先生方も、子どもたちの机や椅子の数の確認や何やらで
お忙しそうになさっていました。

帰りがけ、いつもお話させていただく用務の方がいらしたので
「また、ウチの子がお世話になります~!」って声をかけました。

「今度、何年生?」…「もう5年生なの~!」

「ハイ!春休みもあと少しですけれど…準備が大変ですね」と申し上げると

「これこれ、ゴミの分別がタイヘンで…
あとからあとからド~ンって来るから…」っておっしゃっていました。


そうそう「二十年度 新入学式」の看板も、階段の下にスタンバイしていました。 
いよいよ、ドキドキワクワクの「新学期まで、あと5日」ですね~!!


正門までの桜の花もちらほらと散りはじめていました。


坂道を降りて、駅まで買い物に行くと…

子ども会の前会長さんや通級でご一緒した母友だちにも偶然会って
ひとしきり立ち話をしてから、一旦家に寄って
それからおばあちゃんの家で夕飯の仕度の続きです。


5時を過ぎる頃…ドヤドヤとうるさい二人の男の子とおばあちゃんが帰宅しました。

帰るなり…ふたりで、庭の草取りや掃除を始めました。

聞くと、お小遣いめあてのお手伝いだったらしく
それでも、競うようにして一生けんめい働いていました。

家にはいると、早速カードゲームを始めています。

私が「Iちゃんに渡す写真を貼ったりするのを、さきにやったら~」と言うと

もうそれだけで「うるさいなぁ、あとで良いよ」と言っています。

「今日の夕方に行くって、お母さんから連絡してあるから、早くしないと…
遅くなってからだと、迷惑よ。」と言っても、「全然、聞く耳もなし」という風情です。

とりあえず放っておいて、ご飯の仕度をあらかた済ませてから

コチラとしても、観るに見かねて「もうお母さんが貼るからね…」と言うと

ゲームをしながら、「そんなに言うなら、お母さんがやれば~」と返してきます。

普段のことなら、コチラも手出しなんかしませんが…

「もう、なかなか会えなくなっちゃうのに、ちゃんと挨拶したほうが良いよ!」と言って
それでもkirikouにひとつひとつ確認しながら、貼っていきました。

一枚だけ、kirikouのこだわりのショットについては
自分で綺麗に切り抜いて、貼り付けていました。

あともうひと息というところで、ふたりともお腹が空いてしまったので
先にご飯を食べることにしました。


ナントカカントカ言いながら、ひと言だけコメントと名前を書いて
(結局、住所は私が書いて)やっと完成です!!


従兄のお兄ちゃんにも一緒に付いてきてもらいました。

(ふたりとも、いつの間にか靴べらを持ち出していて…
暗い道を歩きながら、チャンバラごっこをしています。

ほんとうに男の子って!!しょうがないんだから~!!

「怪我をするから、もういい加減にしなさい!!」って
コチラも、ついつい声が大きくなってしまいます。)

それでもIちゃんの家の前まで来ると、急にkirikouの元気がなくなって…

チャイムを鳴らして、ボソボソと「○○デス…」と言っています。


会うと…いつもの「う~~~」って感じに、固まりかけていましたが
なんとか「また遊ぼうね…元気でね~」って、ごあいさつができました。

お母さんも出てきてくださって

「Iちゃんには、ほんとうにお世話になって
いつも気にかけていただいて、ほんとうにありがとうございました。

Iちゃんなら優しいししっかりしているから、新しい学校でも大丈夫ですね~!!」ってお話しました。

kirikouも、少し泣きそうな表情でしたが
何度も「元気でね~!」って、手を振りながら声をかけていました。



さてさて…

従兄がいてくれて幸いしたのか、ナントカ元気を取り戻して
またふざけながら、ふたりでおばあちゃんの家に戻りました。


ひとりになると…どうも私のほうが、無性にサミシサがこみあげてきます。

私自身が、ほんとうにIちゃんを頼りにしていたんだなぁ
って、つくづく思い知る気がしました。

時に息詰まるような朝の場面で、Iちゃんたちの声を聞いたり顔を見ることで

私自身が、どんなにか助けられていたのか…と思うと、
ほんとうにそのありがたかったことに思い至りました。

(泣いても仕方がない…けれど、涙があふれてくることがあるんですね…)



それから、私だけ家に戻ってkirikouの着替えや薬を持って
アレコレしてから、またおばあちゃんの家に向かいます。

みんなでアイスクリームを食べている最中も
私とおばあちゃんが普通にしゃべっているだけなのに

「お母さん、うるさい」と、トゲトゲした口調で私に向かって言ってきます。

おばあちゃんの話では、お兄ちゃんとのやりとりで
kirikouも結構ストレスが溜まっているらしく

どうも、そのはけ口に…私のほうにアレコレ強く言ってくるのでは…とのこと。

そうは言っても、言われるほうは堪りません。

kirikouは、従兄と一緒にお泊りすることになっていたので

「じゃ~、お母さんがいないほうが静かでしょう…もう帰るからね!」と言うと

まるで「どうぞどうぞ」と言わんばかりに、手を振るkirikouデス。


マッタク…イヤナヤツですね~!!


家に帰ってテレビをつけると、BSで映画「オリバー・ツィスト」をやっています。

「なんで~!こんな目にあわなければいけないの?」と、ヤキモキしたりハラハラして
時には胸が締め付けられるように痛みます。

10時を過ぎる頃…夫からの電話で「ご飯を食べるよ…」とのこと。

アレコレとして、夫と一緒に最後まで映画を観てしまいました。

この映画の時代は、いつ頃なのでしょうか?

子どもたちにとって、生きることだけでも
様々に大変な時代が、これまでにもあったんでしょうね…




そして、夜も更けて…また、朝が来て…新しい一日が始まりますね…



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