・キシリトール
明治ガムの販売中止になりましたが 下痢しやすいキシリトール入りのガム、キャンディー類の健康食品の報道が以前にありました。
キシリトールガムは7粒、キシリクリスタルキャンディは2粒で子どもに下痢リスクが高まるというのです。
注意書きとして「一度にたくさん食べるとお腹が緩くなります」と記載があります。
虫歯予防でトクホになったロッテのキシリトールガムでは1日7回計14個のガム摂取を進めています。一度に7個以上噛むと、やはり子どもで下痢の可能性が出てくるようです。
キシリトールガムにはトクホと歯科医師用の2種類あり下痢の予防には1回の摂取量あたりの糖アルコール量が少ない歯科医師用の方がすすめられます。
近年は糖アルコールが原因とみられるアレルギー症状も報告されているので消費者は摂取量を把握し自己防衛が必要です。
7粒とか2粒とはどのぐらいのキシリトールの量に値するのでしょうか。
ガム一粒で0.5-1.5g程度としています。
1-20g/日使用すると、成人および小児における虫歯の発生が抑えられたという報告があります。
20~30g以上/1日で下痢が起こりやすくなるといわれます。
安全性については、食品中に含まれる量であれば経口摂取でおそらく安全と思われますが、一度に大量の30-40g摂取すると、下痢や腹部不快感を生じるようです。妊娠中・授乳中では安全性については十分なデータがないことから過剰摂取は避けたほうがよいでしょう。
◇キシリトールXylitol きしりとーる
五炭糖の糖アルコールで甘味があり多くの果物、野菜のなかにも含まれていて天然素材となっている。
溶ける時に熱を吸収、吸熱反応を起こすので少しひんやりとした清涼感がある。虫歯菌(ミュータンス菌)によって分解されず虫歯を作りにくくするといわれる。
キシリトール(オリゴ糖:多量摂取で下痢しやすくなる)は、その酸を作らず、菌の増殖を抑制している。食後にキシリトールガムを噛むことによってねばねばした歯垢(プラーク)をさらさらにして、歯磨きで歯垢を落としやすくしている。
唾液の分泌を促進し、フッ素の取り込み量を増やし歯の再石灰化を促進する。
甘味がショ糖の75%(3Kcal/1g)とあまり変わらず以前は、医薬品としての認可であったが、97年4月より食品添加物として虫歯予防に利用されている。ガム、飴のほか、練り歯磨き、洗口剤、虫歯予防剤、口腔衛生に用いられる。
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