・テンペTempe,Tempeh てんぺ
インドネシアの納豆といわれ500年程以前より作られている無塩発酵食品。糸状菌クモノスカビを茹でた大豆に繁殖させたものでバナナ、ハイビスカスの葉に付着している菌で材料を包んで置くと白い菌糸(クモノスカビ：36～38℃で繁殖)に覆(おお)われたテンペができる。一見すると白い板状でカマンベールチーズのようにみえる。
日本の納豆のような強烈な臭み、粘りはなくチーズのようで薄く切って衣をつけて揚げたテンペゴレン、スライスして煮物、焼き物、炒め物に利用している。
そのままで食べることはなく調理の材料として用いる。近年に冷凍されたものがデパートなど出回っている。日本の納豆に比べ10倍ものイソフラボンを含むといわれる。発酵されることにより、大豆より強い抗酸化力、抗菌性を持ち、ガン予防、血糖値を上げにくい。タンパク質、脂質、炭水化物の分解が進み消化吸収率が高まっている。
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