エネルギーEnergy えねるぎー
人では生命の維持、活動、仕事をなし得る為の能力といえる。呼吸、睡眠、排泄によっても絶えることなく活動しておりその原動力となっているものがエネルギーでありそれは食物によって得ている。
エネルギーの大きさを表す単位がkcalで1kcal(1,000cal)は14.5℃の水1,000gを15.5℃まで上げるのに要するエネルギーとしている。炭水化物、蛋白質、脂質がエネルギーを発生させる。
脳は、体の中ではそれほど大きな臓器ではないが 重量から見れば、全体の約2%ほど、 しかし、その消費カロリーは18%にもなる。食物から体内で必要な物質に合成、吸収されて生命の維持、発育、成長、組織の再生に用いられる。最終的には、炭水化物、脂質は炭酸ガス(CO2)、水(H2O)に、蛋白質は窒素(N)を含み有機化合物として分解され最終的に排泄している。この時にもエネルギーを発生させ活動している。
1960年に栄養の熱量を表す単位として世界的に利用できる単位系SI(Systeme International d'Unites:国際単位系)として仕事量、熱量の単位を表す記号(J )ジュールを制定、キロカロリー(kcal :Cal、大カロリー)からの換算は、FAO/WHO合同特別専門委員会報告に従い、いままでkcal(国際単位とされていない)の単位を使用してきた経緯より1kcal=4.189kJ、1kJ=0.24kcalを用いている。水1gを1気圧のもとで1℃(普通14.5~15.5℃)上げるのに必要な熱量1cal(小カロリー)は、4.189Jとし計算する。
&エネルギー密度Energy-dense えねるぎーみつど
エネルギー密度とは、食品のカロリーをその重量で割った値のこと。100g当たりのカロリー量で示されその基礎となるのが各栄養素のカロリーで炭水化物とタンパク質のグラム当たりのカロリーは約4kcal、脂肪は9kcal、アルコール7kcal、食物繊維1.5kcal、水0kcalとしている。
一般に、低エネルギー密度の食品は、食物繊維と水分が多く含まれ果物と野菜、水を加えて調理する穀類でビタミン、ミネラルのほか生物活性成分を多く含む。
高エネルギー密度の食品は、水分や食物繊維が少なく、脂肪を多く含む加工食品、菓子などで肉のエネルギー密度は、その肉が含む脂肪の量と関係してくる。これらの食品は微量栄養素が少ないことが知られる。
例えばリンゴ100gは54kcalなのでエネルギー密度は54kcalとなる。エネルギー密度の低い食品の野菜果物などは、水分含量と食物繊維が多く、かつ、微量栄養成分が豊富なことが知られる。
エネルギー密度の高い食品として肉類が上げられている。
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