・高麗人参 Korean ginseng こうらいにんじん
ウコギ科、中国北部原産。多年草、自生のものは、湿気の多い山間で冬の間の低温と成長期の降雨量の多い地域、朝鮮半島、東南アジア、北米大陸北東部に多く見られる。葉が繁り、花が咲き、そして7月下旬から8月初旬にナンテンの様な真っ赤な実をつける。オタネニンジン、朝鮮人参とも言う。
ウコギ科植物の多くは滋養、強壮、強精、食欲不振、疲労回復、下痢症に用いられているものが多い。日本でも江戸時代より薬草として栽培している。いまでは栽培種が殆どで根を4~6年かけて育て全長60cm程で生育期間が6年ぐらいのものを良質とする。
顆粒、エキスとしたものが多く出まわり、お茶として利用する。有効成分としてサポニン(抗酸化作用)、ジンセノシドGinsenoside(ジンセノサイド・ギンセノシド・人参サポニン:サポニン配糖体)が知られる。最近の研究でサポニンが果実(人参子ginseng berry )に22%、根には、5%程度であることが知られる。血圧が高い人は飲用すべきではないとの意見があり更に血圧を上げる可能性が大きいという。エキス、顆粒、乾燥根1200mg(0.5g~2g)よりジンセノサイドGinsenosideで25mg/1日を目安量とする。
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