・波布草Senna occidentalis/Cassia torosa はぶそう
マメ科、熱帯アジア原産の一年草で各地で栽培する。日本には、江戸時代に、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入し、この名前がつけられたといわれるが、現在では、その効果は定かではない。
草丈50~150cm、葉は互生し、披針形で先が尖り、花は夏に径3cmぐらい橙色の5弁花を咲かせる。漢名は望江南(ぼうこうなん)で豆果は長さ10cm位で細長く、乾燥させ、このサヤに30粒ほどの円盤形または扁平卵形の種子を炒ったものをハブ茶とする。成分としてアントラキノンAnthraquinoneがある。
健康食品としての市販ではエビスグサ(夷草)の種子で漢方名決明子(けつめいし)として用いている。健胃、便秘に、お茶代わりに飲むとよいと言う。虫さされや腫れ物には生の葉を揉んでその汁を患部に塗布(とふ)する。
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