・トリプシンTrypsin とりぷしん
トリプシンは、すい臓(膵液)に存在する消化酵素でありトリプシノーゲンTrypsinogenとして分泌し、十二指腸より出すエンテロキナーゼEnterokinaseによって活性化しトリプシンとなる。主に蛋白質をアミノ酸まで分解する加水分解酵素として存在する。
トリプシンは、塩基性アミノ酸のリジン、アルギニンのカルボキシル基(-COOH)を含むペプチド結合のところでペプチドの鎖を切断、加水分解しプロテオース(Proteose第2次誘導タンパク質)、ペプトン、ペプチド、アミノ酸を生じる。
トリプシン阻害物質(Trypsin inhibitor)が動植物に存在し動物性(ウシのすい臓、鳥卵白[オボムコイド態]に代表される)は、トリプシン類似酵素の活性化調節、植物性(大豆[グロブリン態]、じゃがいも、茄子類:加熱でなくなる)では、害虫からの防御の為とみられている。
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