・ビールBerr びーる
日本では酒税法により、麦芽(二条大麦:ビール大麦)・ホップ・水のほかに副原料として、米・とうもろこし(コーン)・でんぷん(スターチ)・糖類等を使用し製造している。
時間とともに、麦芽の酵素の働きででんぷん質は糖化液の状態になり、ろ過しホップを加え、煮沸し、ホップはビールに特有の苦味と香りをつけ麦汁中のたんぱく質を凝固分離させ、液を澄ませる。熱い麦汁は発酵工程で若ビールは貯酒タンクに移し0℃くらいの低温で数十日間ほど貯蔵ゆっくり熟成し熟成の終わったビールをろ過すると、透きとおった琥珀色のビールとなる。
芳香と爽快な苦味、泡立ちを与えるホップは多年生、雌雄異株のつる性の植物で、ビールの醸造には雌株につく受精していない毬花(きゅうか)を8~9月に収穫し用いる。有効成分のルプリンLupulin(黄色い花粉のように見える樹脂の粒)の働きによる。淡色ビール(日本の普通のビールはこれに該当)にはカルシウム、マグネシウムや炭酸塩の含有量の比較的少ない軟水が適し、濃色ビールには硬水がよいとして使われる。米・コーン・スターチはビールの味の調整に使われる。総プリン体量100mL当たり発泡酒0~5.0mg、ビール3.5~15.0mg(500mL:17.5~75.0mg)、地ビール4.6~16.7mgを含む。
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