・備前水母・海月BizenJellyfishびぜんくらげ
鉢虫綱Scyphozoa、 根口(ねくち)クラゲ目Rhizostomeae、ビゼンクラゲ科、ビゼンクラゲ属、食用となるくらげで半透明の寒天質で硬く半円形の傘を持ちうっすらと青色をしている。ビゼンクラゲ(地方名あかくらげ)は、有明海、瀬戸内海に生息し古くから岡山県の児島湾産のものが7~10月に獲られるが最近では数が減っている。
古事記に記載があり、また、平城京から出土した木簡に備前産のクラゲについての記述があることから、 クラゲの食習慣も古くからあり珍重していたと推測できる。越前くらげ(径2m、重さ200kg)より、小さいが30cm~50cm、50kgと大きいものもある。食塩とミョウバンを使い加工品とし傘の部分を食用とし塩蔵品を塩抜きし、こりこりとした食感がよく酢のものが好まれ、生姜、辛子、ウニ和え、胡麻酢和えで中華料理の前菜とし歯ざわりを楽しむ。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。