告白（R15)

告白（R15）

2006年　6月　6日（日）
湊かなえ原作、中島哲也監督、松たか子、岡田将生、木村佳乃

重くて暗いけど、引きずり込まれたな～。
最初から犯人もわかっているし、松たか子の淡々とした解説のような
語りが延々と続くわけだけど、なぜか引き込まれた。
R15指定だったけど、H系じゃなく、暴力と言うか・・・（戦いではない）
実際まねをされたら困るような内容だったからね。

全ての中学がああじゃないだろうけど、実際に中学1年で
先生の言うことも聞かず、授業中に携帯電話をいじり、
勝手にウロウロし、後ろを向いて話したり、
そんな教室があるんだね
私は幸か不幸か子供の中学でそんな教室にあたったことがなかったから
ちょっとびっくりの世界（私自身の頃も含めてね）
なんか別世界のような気がしたけど・・・

娘と衣山で見たんだけど、娘は帰りに早速、文庫本を買ってたよ。
映画では表現されなかった部分も書かれてるんだろうな～。
読み終わったら見せてもらおう～っと。
娘から『告白』（映画）は見たいと誘ってきたんで
喜んで日曜日の朝一で、しかもプレミアムシートで見たわ。
プレミアムの客は私ら親子のみ。
残念ながら下の指定席もガラガラだった・・・どうしてだろう
娘は本屋対象を受賞した時から、作者については興味があったみたいで
映画を見てから本を読むか、本を読んでから映画を見るか
相当悩んだみたいね（笑）
結局、映画を見てから本を買ったわ。

いやはや、びっくりの内容で・・・
でも最近じゃ、登校拒否の子も多いらしいね。
いじめも・・・
みんなほめてもらいたいんだよね
認めてもらいたいんだよね
何処の子だって親にとったら自慢の子供なのに
元気でいたら、そのことを伝えることすら気がつかないよね。
だから子供の心に気がついてやれない親が多すぎると思う。
そういう私も、子供が全員元気でいたら気がついてない親の一人なんだろうけど。
子供はかけがえのない宝物。
だけど、親だけの私物じゃなく、個性を持った一人の人間。

思わず引き込まれて見たけど、すごく重い内容。
私も生命（いのち）を伝える側の立場として、考えさせられたわ。
自分の生命であって、自分だけの生命じゃないんよね。
たくさんの人に助けられて生きているんだから。
他人の生命も自分の生命も粗末にしてはならんと思う。


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