雑巾ですよね~。
毎年毎年作りましたわ。
中学までだから、のべ10年間、毎年の新学期の行事だったよね。
そしていまでも仕事の関係で新学期には雑巾の提出(笑)
縫うのはいたって簡単、ちょいちょい~ってなもんですが。
しかし・・・ミシンを階段下収納から出すのが大変。
今時のミシンと違って結構重い。
出したら最後、いろんなことをやり終えてからしまいたいとなると
時間のある時じゃないと無理。
見るからに年季の入ったミシン・・・要するに汚い。
でも良い仕事をしてくれるんだよね~。
このミシンは◎○歳。
思い起こせば・・・○十年以上前のこと。
私がまだまだ輝き倒していたころの成人式。
今では考えられないようなことだけど振袖を着た私に声をかけるおじさん。
「写真を撮らせてください。」
なにも思わず友だちと撮ってもらった。
「写真を送りますから住所を教えてください。」
何も思わず教えたんですな、これが(笑)
写真を取られたことも忘れていたある日、
私の勤務先に電話がかかってきました。
「写真をお届けしたいのと、あなたにプレゼントが当選しました。」
なんて言われるものだから職場にお招きしましたわ。
するとこれがのJUKIミシンの営業マンのおっちゃんだったわけね。
当選したプレゼントと言うのがちんけな裁縫セット。
要するにミシンを買いなさい、ローンを組みなさいということだったのよ。
私の写真も背景が大きく私は小さく(笑)
要するに完璧にだまされてますな。
それでもミシンはいずれいる物と契約などしたんです、私。
今のようにしたたかでもなかったし・・・厚かましいおっちゃんだとも思わずにね。
そして1年ほど毎月掛け金を払い続けたら
「もうそろそろミシンをお手元にいかがですか」
と再三の催促。
それでも3年近く払ったかな~。
手元に届いてもずっと押し入れの中。
もちろん嫁入り道具の一つになり、今現在の姿となってるわけです。
子どもの服もたくさん縫いました。
制服ではない小学校では毎日洗濯できるようにゴムスカートを
何枚も縫いました。
そして毎年の雑巾も、私のムームーのような服も、スカートも。
型紙を買って来ては色々縫いました。
松山に来た頃、そうね・・・20年以上前にボビンケースはあるけれど
いろんな糸を使うのでボビンがないのでプラスチック製のボビンを買ったら
まあ針が折れる折れる・・・
JUKIの松山営業所に電話してきてもらったら、使えないということが判明。
そして年代物のミシンを大事に使ってるということで持ち帰って
掃除を無料でしてくれることになった。
ところが2週間たっても3週間たってもミシンが返ってこない。
不安になった私はJUKIに電話をしますわな。
するとすぐに持っていくという返事をしながら一向に持ってこない。
そうこうしてるうちに我が家の引っ越しが決まり。。。
ギャンギャンと矢のような催促をしましたわ。
電話をして担当者を呼び出すも朝礼中とかで出てこない。
そういうやり取りが5~6回もあった後、引越しの1週間前に
我が家の当時の社宅のドアの前にミシンがぽつんと置かれてあった。
今ではボビンもボビンケースもないミシンらしいけど
ずっと使い続けてきただけあって愛着はある。
買えば安いのがいくらでもあるだろうけど手放す気はない。
今もJUKIミシンがあるかどうかもわからんけど・・・
私と相性の悪かった松山営業所だったけど、もうここまで使いこんだら
私の勝ちね。
いまさらお世話にならんでも何とか使いこなせるからね。
今だったら、大変よね、勝手に写真を撮って住所や電話番号を聞いて
(教える方もどうかと思うけどね)
プレゼントに当選したといってしょうもないおまけのような裁縫セット。
まるで詐欺やんね~(笑)
そんな平和な時代を青春してました。
もう年ね・・・雑巾を縫うためにミシンを出しただけでいろんな思い出が・・・
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