湯めぐりシリーズNo.36
平成16年12月11日(土)~12日(日)
虎杖浜温泉台地
ホテル いずみ 白老町虎杖浜312-1 0144-87-2621
泉 質 ナトリウムー塩化物泉(弱食塩泉)(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉 温 48.5℃
効 能 神経痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病、慢性皮膚病、痔疾、きりきず、やけど
客 室 全和室・トイレつき25室
食 事 夕食 部屋食 朝食 レストラン
宿泊料金 ¥8,800 (¥10,200) ¥12,000
昨10日は、下の孫の満1才誕生祝をし、家族全員が我が家に泊まった。
今日の湯宿は、虎杖浜温泉といっても、トンネルを過ぎれば登別という位置にある。
玄関前には中島を配した池があり、テニスコートも備えている。
入館すると太平洋を一望できる高台で、いたって閑静な佇まいのホテルである。
ほかに18ホールのパークゴルフ場があり、シーズン中は、風薫る早春から朱色の盛夏、紅葉に
染まる秋まで眼下の太平洋を独占できるだろう。
いまは、すっかり葉を落とした桜や梅、つつじの木々、くま笹、枯れた芝生。
その向こうには、灯台が山瀬に吹かれ震えながら建っているようだ。
海岸の入り江からは、閉めきったベランダ越しに、かすかな潮騒の音が聞こえる。
お湯はトロトロスベスベ系で全身が潤う。小さな湯の花が無数に浮遊しているが、このつるつる感を
味わえばさほど気にならない。
浴場へのドアーに張り紙があり「12月9~10日の源泉設備の変更工事で、凝固した浮遊物があり
ますが、まもなく改善されます」…とある。
切り替え前の湯味は知らないが、この体感はピカ一で、今までで最高かもしれない。部屋にセット
された夕食も、ご飯やお吸い物、お新香を除き惣菜だけで12品ある。…というより12皿に盛りつけ
された料理はとても完食できない。
予約の際にお願いしていた、白老黒毛和牛の陶板焼きを、えのき茸とウニの吹き寄せに換えてくれた。
これがまた絶品だ。
さらに、毛がにが一杯ずつ。どう頑張っても食べ切れるものではない。
早朝、6時起床。絶景の露天風呂での湯浴み。
前浜や、中空にたなびく雲を見上げると絶好の日の出を拝める条件が整ってきた。
早速、部屋にもどり日の出ショーの開演を待つ。
7時少し前、われわれの部屋のベランダと、日の出の太陽が一列に並んだ。
その中間には、水平線に浮かぶ漁船、入り江の灯台。キラキラと黄金色の太陽に抱かれた光景は筆述
に尽くしがたく、ただ感動あるのみ。
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