元サッカー選手中田英寿のインタビュー記事を読みました。2006年に現役を引退しその後2009年に財団法人TAKE ACTION FOUNDATIONを設立し、現在はその代表理事を務めながら、日本全国を旅していることをご存知でしょうか。
8歳からサッカーを始め、人生のほとんどをサッカーに費やしてきた氏は、試合で世界中の国々に行きましたが、もちろんその国の文化や生活する人々に触れる機会がほとんどなかったとのこと。
現役引退後「この地球上ではいったい今何が起こっていて、自分にできることは何なのか」を知るために旅を始めたそうです。
「旅する中で、世界の歴史・文化・宗教などを学ぶと共に、反対に僕自身も日本のことをいろいろと聞かれました。日本に行くなら、どこがおもしろいのか、どんな文化があるのか…。そんなことを聞かれるたびに、実際、自分がこれまで日本のことをほとんど知らないことに気がつきました。世界を見て、何かを感じたり学んだりする時には自分のルーツや経験と比べるわけであって、そこがしっかりしていなければ世界を本当に理解することはできない。」淡交会タイムス6月号より
文字通り世界を股にかけて歩いた一流のスポーツ選手からの、このことばには非常に驚きました。私とまったく同じ意見だったからです。4月に設立したNPO法人フィール・ザ・ワールドの趣旨と重なっています。
彼は47都道府県をすべて訪問しようと決心し、現在30都道府県を見終わったところだそうです。日本の伝統工芸、伝統芸能、農業、食文化、神社仏閣に焦点を置き、中でも伝統文化や技術、またその中で暮らしている人たちのあり方に日本人のアイデンティティを感じた、と言っています。
最近の中田を少し知っている人は「中田は何やってんだか…」と、彼のこの「放浪の旅」に良い印象を持たれていないのではなかったでしょうか。
あそこまで登りつめた人と同じコンセプトを共有できることは、私自身にとって励みになりました。
47都道府県を周遊し終わった後の、彼の動きに期待しています。
8歳からサッカーを始め、人生のほとんどをサッカーに費やしてきた氏は、試合で世界中の国々に行きましたが、もちろんその国の文化や生活する人々に触れる機会がほとんどなかったとのこと。
現役引退後「この地球上ではいったい今何が起こっていて、自分にできることは何なのか」を知るために旅を始めたそうです。
「旅する中で、世界の歴史・文化・宗教などを学ぶと共に、反対に僕自身も日本のことをいろいろと聞かれました。日本に行くなら、どこがおもしろいのか、どんな文化があるのか…。そんなことを聞かれるたびに、実際、自分がこれまで日本のことをほとんど知らないことに気がつきました。世界を見て、何かを感じたり学んだりする時には自分のルーツや経験と比べるわけであって、そこがしっかりしていなければ世界を本当に理解することはできない。」淡交会タイムス6月号より
文字通り世界を股にかけて歩いた一流のスポーツ選手からの、このことばには非常に驚きました。私とまったく同じ意見だったからです。4月に設立したNPO法人フィール・ザ・ワールドの趣旨と重なっています。
彼は47都道府県をすべて訪問しようと決心し、現在30都道府県を見終わったところだそうです。日本の伝統工芸、伝統芸能、農業、食文化、神社仏閣に焦点を置き、中でも伝統文化や技術、またその中で暮らしている人たちのあり方に日本人のアイデンティティを感じた、と言っています。
最近の中田を少し知っている人は「中田は何やってんだか…」と、彼のこの「放浪の旅」に良い印象を持たれていないのではなかったでしょうか。
あそこまで登りつめた人と同じコンセプトを共有できることは、私自身にとって励みになりました。
47都道府県を周遊し終わった後の、彼の動きに期待しています。