★ New!Kimmy's Diary ★

地域づくりから英語教育まで
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ラリーの魅力は異文化体験

2012年10月31日 | 国際交流
今年で第3回を迎える「リニモでワールドラリー」。魅力はなんといってもホンモノの異文化体験です。ひとつのリニモ駅をひとつの国に見立て、その国の人と異文化体験をする機会をたくさん用意しています。どこの駅で降りても、音楽やダンス、トリビアクイズ、ゲームなどにご参加いただけます。

《はなみずき通駅》
はなみずき広場は「グアム & ポリネシア」です。ポリネシアンダンスの実演がありますので、見た後は一緒に踊ってみましょう。レイの輪投げゲームもあります。インフォメーションカウンターでは、多種多様なパンフレットが置いてありますので、さまざまな情報をゲットして、この地域について学べる機会を有効活用してください。

《杁ケ池公園駅》
アピタ長久手店の一階エントランスは「南アフリカ」です。ディズニーの映画でおなじみの「ライオンキング」の'Lion Sleeps Tonight’を振りをつけてみんなで踊ります。南アフリカと言えば、ビーズのアクセサリーが有名ですが、ランチタイムには作り方を教えてもらえます。国旗のカラーリング、タトゥーもあります。

《長久手古戦場駅》
長久手古戦場公園は「ベトナム」です。ベトナムの民族衣装アオザイの試着コーナーや、ベトナム語での自己紹介、ジャンケン、すごろく、蓮の花作りなど、ベトナムを身近に感じられるような活動がたくさんあります。

ここでは「リニモでワールドラリー特製ランチ」が販売されます!名古屋市内でお弁当の配達等をされている「夢島」さんが考案した素晴らしいお弁当です。ラリーの国々のイメージを8種類のソースにしてあります。から揚げスティックと野菜スティック、2種類のソースに、スープ、塩オニギリ、ミニデザートがついてワンコインの500円!ソースを選ぶ楽しさと世界を味わう喜びが一度に体験できます。ぜひお立ち寄りくださいね!

《公園西駅》
高架下は「アメリカ」です。アメリカといえば音楽!楽しいアメリカンポップスやロックンロールなど、アメリカ発祥の音楽を楽しんでいただけます。また、スクエアダンスを一緒に踊ります。ネイティブアメリカンデザインのサンドアート(砂とのりで作るアート)を楽しんでいただくことができます。カウボーイ風の衣装でお待ちしています。

《愛・地球博記念公園駅》
モリコロパーク北口から入ってまっすぐ大芝生広場に向かう手前は「ニュージーランド」です。かわいいひつじのぬいぐるみがお出迎えいたします。ニュージーランドはラグビーの国。オールブラックスが試合前に行うHAKAを踊ります。最後に誰が一番'Scary Face'だったかで、コンテストもします。ラグビーボールを使ってタッチラグビーを体験したり、クリケットのスティックを持たせてもらったりもできます。

《陶磁資料館南駅》
駅を降りて陶磁資料館と反対方向に進んで坂道を登っていくと「愛知高速交通」の本社社屋があります。この一階は「国連」のラリーポイントになっています。国際連合地域開発センター(UNCRD)の講師の方に「国連の役割とUNCRDの活動って?~水運びの体験を交えて~」のテーマで11時、13時、14時にお話をしていただきます。親子で学べる貴重な機会です。ぜひご来場ください。

11時30分、12時30分、13時40分には「リニモの施設見学会」が開催されます。どうやってリニモが走るのかをわかりやすく解説していただき、その後司令室を見学させてもらいます。こちらも貴重な機会です。リニモのことをもっと身近に感じてくださいね。

《八草駅》
ゴールの八草駅では「帰国」のスタンプを押してもらい、おたのしみ抽選会にご参加ください。ご協賛団体様や企業様からのいろいろなプレゼントがあります。お楽しみに!



第3回リニモでワールドラリー開催!

2012年10月30日 | 国際交流
2005年愛・地球博が開催された愛知県長久手市で、リニモ(愛知高速交通東部丘陵線)の駅をいろいろな外国に見立て、その国の人たちと文化体験をしながら英語でコミュニケーションを楽しむ世界一周スタンプラリー「リニモでワールドラリー」を11月3日(土曜日)開催します。

開催の目的は、英語を使う機会を提供することです。コミュニケーション能力の育成のためには、英語を知識として学ぶ学校教育の現場だけではなく、その知識を使って練習する場所が必要です。グローバル人材育成は今の日本にとって急務ですが、その重要な課題に対して、必要な対策が十分に取られているとは言えません。

「リニモでワールドラリー」は当団体設立のきっかけを作った事業です。長久手市に拠点を置く私たちが、万博での成果を、行政や地域の方々とともに継承していくことは必要なことだと感じています。基本的な考え方は、日本国際博覧会基本理念継承発展検討委員会の方向性をベースにして考えています。

この理念の継承をするためには理念の継承発展事業の方向として
  (1)「記憶に刻む」
  (2)「繰り返し伝える」
  (3)「遺産を具体的な形で実用化する」
この3点が挙げられています。つまり、私たちが主催する事業はこれらを反映させるように企画しています。参加者の方々の中に「体験」⇒「感動」⇒「行動や考え方の変化」が起こることをねらいます。

第1回は、長久手町(現在は長久手市)協働まちづくり事業として、第2回はリニモ沿線地域づくり活動支援事業としていずれも300名を超える参加者の方々に国際交流体験をしていただきました。第3回となる今年は、公益信託 愛・地球博開催地域社会貢献活動(通称 あいちモリコロ基金)の助成を受けて開催いたします。

ご家族で、ご友人同士で、自分の英語力の腕試しに、ぜひ秋の一日を、リニモに乗って世界旅行してみませんか。詳細はホームページでご確認ください。

明日は知ってお得な耳より情報を掲載します!お読みくださいね!

英語でワンピース

2012年10月25日 | 英語
今日は名古屋市内の小学校で、現職教育の研修講師を務めさせていただきました。小学校6年生が学習する単元‘Let’s go to Italy.’(イタリアに行こう!)がテーマです。外国に行くことは比較的身近になっていますが、それでも海外留学生は減少しているというニュースを聞きますので、外の世界を知ること自体に興味関心が薄くなっているのかもしれません。世界遺産の写真や海外の見所を扱ったこの単元では、児童が外国について知る機会を作ることができます。

今日の授業実践は、6年担任のK先生と一緒にティームティーチングでした。研修で私がアシスタント役をする時は、担任の先生にできるだけ授業案を作成してもらいます。その理由は簡単です。児童のことを一番知っている担任の先生が「自分のクラスの児童に何を伝えたいのか」という視点で作っていただく方が、より実態に沿ったものになるからです。

K先生は、児童に大人気のアニメ「ワンピース」を題材にして、海外でも日本のアニメが現地の言葉で放映されていることを導入部分で持ってこられました。K先生がアメリカに行ったとき、テレビでワンピースを放映していてびっくりした!というストーリーを話されたのです。この導入は、子どもたちの日頃の興味関心をよくご存知だからこそ、しかけられた内容です。英語版「ワンピース」の冒頭部分「テーマソング」をみんなで聞きました。参加者の先生方も、楽しんでいらっしゃいました。

K先生が私に「Why?」と尋ねられたので、咄嗟に「私たち日本人にとって面白いもの、素晴らしいものは、外国の人々と分かち合うことができる共通の価値があるのでは?」とお答えしました。

最近フランスで日本独自の家具「KOTATSU」の良さを広めようとしている人がいると聞きました。また日本独自の食文化「お弁当箱」の素晴らしさを世界に紹介している方もいらっしゃるようです。比較文化論で言えば、独自の文化は、自国民より外国人のほうがその価値を理解しやすいのは明らかです。2004年にノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリマータイさんが世界に発信してくださった「MOTTAINAI(もったいない)」の文化もそのひとつ。

外の文化に触れることで、初めて自国の価値や素晴らしさに気づくという道順は遠回りかもしれませんが、非常に説得力のある異文化理解・自分化理解の手法でしょう。日本文化の良さは「すし」や「とうふ」だけではないです。外国人の視点に立って、日本文化を再発見してみるのも面白そうです。

コンサートの醍醐味

2012年10月18日 | その他

名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏を楽しむ機会に恵まれました。
テーマは「宇宙」。100名近いフルオーケストラで、文字通り壮大なスケールのコンサートでした。
オーケストラで宇宙を表現――なんて素敵な企画なのでしょう!

曲目は以下のとおりでした。

R.シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
J.シュトラウス二世 ワルツ「美しい青きドナウ」
ワーグナー「ワルキューレの騎行」
モーツァルト「ジュピター」より第1楽章・第4楽章
J.ウィリアムズ「スターウォーズ」のメインテーマ
アルビノーニ「ジャゾット」
ホルスト「惑星」火星、水性、木星


二次元の世界「楽譜」にある音符が、それぞれの楽器を通して命を与えられ、まるで生きているように波打ったり、強く響いたりしながら、会場内で響きあう:その響きあう様子を目と耳と心で楽しむ。コンサートの醍醐味はまさにそこでしょう。

現代の日本に生きる私たちの魂を鷲掴みにするほどの感動を、ヨーロッパやアメリカでうまれた作品が与えるということのすごさ!芸術作品が一流かどうかを見極める判断基準として、時間や空間、そして人種の壁をも超えるかどうか、ということがひとつの大きなポイントとなるのかもしれません。


アルビノーニ「ジャゾット」弦楽とオルガンのためのアダージョト短調



ジャズ・チャンツの作り方

2012年10月17日 | 英語
英語独特のリズムをジャズに乗せて習得する「ジャズ・チャンツ」の考案者キャロリン・グラハム先生のセミナーに参加しました。児童英語教育界ではかなり以前から有名な先生です。

キャロリン先生は、ニューヨークで昼間は英語を教え、夜はジャズピアニストだったのですが、偶然、このふたつの側面が重なりあったときに、この英語指導法が発見されたとのこと。

音楽が英語学習に有効であることは周知の事実ですが、それは私たちの脳が「リズム」を大好きだからなのだと先生はおっしゃっていました。特に1930代のラグタイムやジャズのビートとリズムが、英語習得を容易にすると気づいたそうです。生活環境にある人々の会話をその根底に流れるフォービートの上に乗せていくと、不思議なことにすべてが音楽的な会話に聞こえてきたのが「ジャズ・チャンツ」の始まりだったそうです。

 今日のハイライトは、だれでもあっという間にジャズ・チャンツが作れてしまう「マジック・フォーミュラ」を教えていただいたことです。 「単語のチャンツ」であれば、音節を2-3-1に並べればかんたんに素敵な歌いやすいチャンツができてしまうのです。
 例えば、スポーツというテーマで単語を5つ選び、フォーミュラの音節に合わせて並べ替えます。Baseball (2 sounds) Basketball(3 sounds) Golf(1 sound)ならこうなります。

Baseball, basketball, golf ×(hand clap)
Baseball, basketball, golf ×(hand clap)
Baseball, basketball,
Baseball, basketball,
Baseball, basketball, golf ×(hand clap)

子どもたちと一緒にテーマを決めて(ジャングル、とか、海とか)音節ごとに単語をグループ化して表を作り(1音節グループ・2音節グループ・3音節グループ)その中から、先ほどのフォーミュラに合わせて単語を選び、4つ並べるだけで子どもたち自身のオリジナルチャンツがすぐにできるということ。
早速作ってみました!いかがでしょうか?
‘Sweets’
Cookie, chocolate, cake ×(hand clap)
Cookie, chocolate, cake ×(hand clap)
Cookie, chocolate, cake
Cookie, chocolate, cake
Cookie, chocolate, cake ×(hand clap)

自分で作ると達成感があり、楽しくて、思わず口に出して何回も言ってみたくなります。
みなさんも試してみてください。
次回お会いしたら、ぜひご披露くださいね。