11/10 ピンチョス「ふじさんズ」ライブとクルシージョ

福岡「ロスピンチョス」でのふじさんズライブ
いらしてくださった皆様、ありがとうございました！！

ふじさんズは２年前から活動してて、
今回４回目のライブ。
タップとフラメンコでなにか面白いことをやろうと
やってきました。
１回目から「鏡ノオト」というプログラムでやっていて、
細かいことはともかく、基本路線は変わらず4回目。

終わってみて「そろそろ変え時かな」という印象。

ふじさんズのユニットの「あり方」は別の話として、
自分の話だけすると
今のふじさんズは「厳しい状態」でなくなってきている。
前はもっと「厳しく」て「油断のならない」状態だった。
「伴奏もパルマもない状態でのシギリージャ」とか。
ライブ前の「いっぱいいっぱい感」が全然違っていた。

３回目の札幌公演から行きがかり上
「フラメンコ」をいれることになり、
そのへんから「ずいぶん楽に盛り上がる」ようになる。
わたしにとってのフラメンコは「ホーム」なので
気が楽で、緊張もないし、自分が出せる。
フラメンコでない部分についても
なんとなく「ホーム気分」で乗り切れる。
それは別に悪いことではないんだけど、
今回終わって思ったことは
「そんならフラメンコだけやってれば？」だ。

何故「ふじさんズ」なのか。
ずっと考えていたけれど、今思うことは
「アウェイ」の緊張感、だと思う。

えんどうえこを知らないお客さんや
フラメンコを知らないお客さんや
わたしが知らない曲のノリや
わたしがやったことのない表現方法。

そういうことが出来るのが私にとっての「ふじさんズ」。
判断基準が自分の中にはないような状態が「ふじさんズ」。
「いい出来かわるいのか分らないけど面白かった」が「ふじさんズ」だ。
「今日はよかった」「ここが悪かった」
とクールに反省できるのは、わたしにとっての「ふじさんズ」ではない。

とね。
そういうことを打ち上げでだらだら４時まで話して
帰りの飛行機でもだらだら話しながら帰ってきました。
泊まりのライブはこの「だらだら本音」が出るところがいいです。

お客さんにしてみたら充分に
「なんだかわからないもの」だったと思うんですけど、
もっともっと「なんだかわからないもの」になりたい、と思ってます。
こだわりとか難しさ、とかではなくて、
わたし自身が「なんだかわからないけど楽しい！」というような物。

それは「今日のアレグリアスはなんかわかんないけど盛り上がった」
のような「なんだかわからない」ではなくて、
もっともっとわたしの根本がゆらぐような
「なんだかわからなさ」です。
そういうものが、次はお見せ出来ると思います。

なにを書いているのが良くわからなくなってきました。
読んでる方も相当なんだかわからないでしょうネ。

次の日のクルシージョは「フラメンコ」だったので
こちらは混乱することもなくマニアな世界をお伝えしてきました。
今回は「踊ってる時の内側と外側」でしたが
もしまた機会があったら「リズムにのっている時の内側と外側」
をやってみたい（時間があったらやりたかった）です。
最後に輪っかになって踊ったような時に有効な、
リズムにのっかっていく内側の動きです。
わたしとしてはこの辺のマニアな世界には自信があるので、
今回面白かったと思ってくださったら是非
さがらさんにリクエストかけてくださいねえ～。

さあ。新ネタについて考えよう。
ちょっと今は余裕がないけれど（地下掘り問題で）
余裕ができたら、やりたいことは出てくるはず！！
応援よろしくです！