うち(自宅)は横ならび6軒の真ん中くらいにある。
その6軒が並んでいる北西側は畑である。
で、境界線に沿って沢山のシュロが植わっていた。
全部で40本くらいか、はじめて家の下見に来たときに、窓からの眺めが「南国みたいで素敵」と思った。
特に2階からの眺めが良い。ちょうどシュロの葉っぱがモサモサしているのを見下ろす感じ。向こうは(畑だから)なにも遮るものはなく、青空がすっきり見える。
そのシュロが全部伐採されてしまった。
1週間前くらいに地主さんが挨拶にこられた。
「残念です~」と言うと、「手入れも出来ないもので。。。」とのこと。
なにかのクレームでもあったのだろうか?世代交代したのだろうか?土地を手放すつもりか?
手入れなんかしなくていいからウチの前だけでも残してくれればいいのにな~。
台風が明けた日に造園やさんがやってきた。チェーンソーで切って、ロープでひっぱって倒す。シュロはやわらかいからあっというまに切れてしまう。その後ユンボで根を掘りトラックに積んでさようなら。
1日半の仕事だった。
がらんとした畑。さみしい。
せめてあのシュロがほうきにでも生まれかわってくれることを願おう。
しかしなんで切っちゃうんだろう。いい眺めだったのに、、、と家族みんなでさみしがった。
来ていた小鳥たちも困るだろうに。
翌朝。
カーテンを開けると、明るかった。
うちは東京の家らしく、朝から薄暗い家だったのが、シュロがなくなったらすごい日が入ってくる。北西の窓とはいえ全然違う。朝から電気をつけなくていい。ちょ、ちょっと嬉しい。
大切なものだったはずなのに、なくなったらそれはそれで気分がいいなんて、なんかシュロに悪いじゃないかという罪悪感のようなものを感じながら、がらんとした畑をみやる。
さよならシュロ。
その6軒が並んでいる北西側は畑である。
で、境界線に沿って沢山のシュロが植わっていた。
全部で40本くらいか、はじめて家の下見に来たときに、窓からの眺めが「南国みたいで素敵」と思った。
特に2階からの眺めが良い。ちょうどシュロの葉っぱがモサモサしているのを見下ろす感じ。向こうは(畑だから)なにも遮るものはなく、青空がすっきり見える。
そのシュロが全部伐採されてしまった。
1週間前くらいに地主さんが挨拶にこられた。
「残念です~」と言うと、「手入れも出来ないもので。。。」とのこと。
なにかのクレームでもあったのだろうか?世代交代したのだろうか?土地を手放すつもりか?
手入れなんかしなくていいからウチの前だけでも残してくれればいいのにな~。
台風が明けた日に造園やさんがやってきた。チェーンソーで切って、ロープでひっぱって倒す。シュロはやわらかいからあっというまに切れてしまう。その後ユンボで根を掘りトラックに積んでさようなら。
1日半の仕事だった。
がらんとした畑。さみしい。
せめてあのシュロがほうきにでも生まれかわってくれることを願おう。
しかしなんで切っちゃうんだろう。いい眺めだったのに、、、と家族みんなでさみしがった。
来ていた小鳥たちも困るだろうに。
翌朝。
カーテンを開けると、明るかった。
うちは東京の家らしく、朝から薄暗い家だったのが、シュロがなくなったらすごい日が入ってくる。北西の窓とはいえ全然違う。朝から電気をつけなくていい。ちょ、ちょっと嬉しい。
大切なものだったはずなのに、なくなったらそれはそれで気分がいいなんて、なんかシュロに悪いじゃないかという罪悪感のようなものを感じながら、がらんとした畑をみやる。
さよならシュロ。
「繊細なこころ」と「現実的な気持ち」の
びみょーなバランス感がとっても好きですー。
あはは。
なんだかねー。毎日朝カーテンをあけては微妙なバランスをはかってますよ。