この日のテーマは~温暖化とその防止対策の現状~で、講師は
立命館大学産業社会学部の和田武教授。
各国の温暖化への取り組みの現状と成果を具体的数値を交えながらの
講義内容であった。
その主な内容は、温暖化の各国の取組みと実績、現状を中心について行われた。
特に、京都議定書擬制定後の参加各国の温暖効果ガスの増減については、
全体で5.9%、特にヨーロッパ諸国が削減の実績を上げているのに対して、
我が国は、削減どころか、10%近くも増えている事実を、数値や具体例で示された。
その中で、実績を出している国の計画に比較して
わが国の政策は企業に甘い一面があることを指摘された。
それは、温暖効果ガス6%削減計画に京都メカニズムを利用する事が
大きな割合を占めている事でも解る。
簡単に言えば京都メカニズムは、他国の削減目標超過分を買取り、
その分を自国の削減分として換算するシステムだ。
この話を聞いて、かつてエコノミックアニマルと揶揄された時代もあったわが国だが、
やはり金に任せて環境問題まで解決する姿勢は、なんら当時と変わっていない気がする。
結局自己努力でなく、他を宛にする消極的政策だ。
こんなことでは、再び環境アニマルとの批判的なレッテルを貼られる時代が
来るかも知れない。
その企業寄りの姿勢は、クリーンエネルギー推進の部分に於いても、
ヨーロッパ諸国では、その危険性から減る一方の原子力エネルギー(発電所)を
増やそうとしている事にも垣間見える。
これも電力会社や、原子力エネルギー設備開発の大企業優遇に他ならない。
せっかく他に良い見本があるのだから、参考にして利権や、不健全な政治的思惑のない、
温暖化対策を進めて頂きたい、と感じた。
次の機会に具体的な内容に触れてみようと思う。
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by エ・ビ・ス
立命館大学産業社会学部の和田武教授。
各国の温暖化への取り組みの現状と成果を具体的数値を交えながらの
講義内容であった。
その主な内容は、温暖化の各国の取組みと実績、現状を中心について行われた。
特に、京都議定書擬制定後の参加各国の温暖効果ガスの増減については、
全体で5.9%、特にヨーロッパ諸国が削減の実績を上げているのに対して、
我が国は、削減どころか、10%近くも増えている事実を、数値や具体例で示された。
その中で、実績を出している国の計画に比較して
わが国の政策は企業に甘い一面があることを指摘された。
それは、温暖効果ガス6%削減計画に京都メカニズムを利用する事が
大きな割合を占めている事でも解る。
簡単に言えば京都メカニズムは、他国の削減目標超過分を買取り、
その分を自国の削減分として換算するシステムだ。
この話を聞いて、かつてエコノミックアニマルと揶揄された時代もあったわが国だが、
やはり金に任せて環境問題まで解決する姿勢は、なんら当時と変わっていない気がする。
結局自己努力でなく、他を宛にする消極的政策だ。
こんなことでは、再び環境アニマルとの批判的なレッテルを貼られる時代が
来るかも知れない。
その企業寄りの姿勢は、クリーンエネルギー推進の部分に於いても、
ヨーロッパ諸国では、その危険性から減る一方の原子力エネルギー(発電所)を
増やそうとしている事にも垣間見える。
これも電力会社や、原子力エネルギー設備開発の大企業優遇に他ならない。
せっかく他に良い見本があるのだから、参考にして利権や、不健全な政治的思惑のない、
温暖化対策を進めて頂きたい、と感じた。
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