エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

インドのエコバッグ ラグバッグ

2008年05月28日 10時35分33秒 | エ・ビ・スとマイバック
エ・ビ・スは環境系のメルマガをいろいろ取っているんですが、
正直、見る時間がありません。
忙しいのはいいことなんでしょうが、
もったいない気もします。
時間が空いたらチェックしてるんですけどね。
ECO JAPANメールもそのひとつ。

今日のメールを見ていたら、面白いものがあったので、ご紹介します。

それは「インドのエコバッグ」
デザイナーの益田さんが「記憶のデザイン」という連載をされていて、
そこで紹介されてました。
↓ ↓ ↓
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/masuda/080523_ragbag/

このエコバッグは、凄いです。
何しろ元は街に捨てられているレジ袋。
この散らばっているレジ袋を”ラグピッカー”と呼ばれている人たちが拾ってきます。
これを洗って、古紙の上に並べて熱で圧着。
するとエコバックの生地の出来上がり。
こんなカラフルなバッグになるんですね。
「ラグバッグ」という名前で、もちろんインターネットでも買えます。

運営しているのはインドのNPOコンサーブ。
コンサーブとは、資源などを大切にするというような意味だそうです。
デザインはオランダの方。
この事業によってインドのスラム街の100人以上の雇用を創出しているそうです。
でも、街がキレイになったら材料がなくなると思うんだけど、どうなんでしょう?



でも、やっぱNPOは凄い。
応援したくなります。
こういう単なるボランティアじゃなくて、
事業として成り立っている活動が大事。
益田さんの記事にも書いてますが、ソーシャル・アントレプレナー。
エ・ビ・スが注目しているNPOはそんなところです。

エ・ビ・スが運営しているNPOのブログ『エ・ビ・スの社』はコチラ。
http://ebisu7163.blog116.fc2.com/


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4 コメント

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エ・ビ・スさま (yoshi-ka)
2008-05-28 11:41:08
スラムに住んでいて、ゴミや廃品を集めるのが仕事・・・
という彼らには報酬はあるのかな?

日本でも空き缶やダンボールを拾っている人見かけますよね。
でも誰もそれを仕事とは思わない。
仕事がないからゴミ拾ってるって思うでしょ。
エコも大切だけど住みやすい国になるのが一番ですよね。
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Unknown (エ・ビ・ス)
2008-05-28 11:56:54
yoshi-kaさま、いつもありがとうございます。
”ラグピッカー”達にはもちろん報酬があります。
日本の方々も報酬があります。
出来高ですね。回収業者がキロ当たりで買い取ります。

インドの場合はカーストがあるから、どんなに優秀な方でも好きな職業に就けるわけではありません。雇用の創出が急務なんですね。

日本でも環境問題に対応するために、様々な仕事が増えています。きっちと報酬が出る仕組みが必要なんです。ボランティアだけでは進みませんから。
返信する
Unknown (M.Ishii)
2008-05-28 13:46:25
こんにちは、M.Ishiiです。

スラム街に散らばっているレジ袋と古紙をリサイクルして、「ラグバッグ」を作ってしまうとは、非常に興味があります。

また、これらの材料から、「ラグバッグ」だけでなく、システム手帳や財布も作られているというのには驚きです。

無性に、「ラグバッグ」が欲しくなりました(笑)。

それにしても、「ラグバッグ」のデザインですが、日本で使っても全然違和感がなく、既に学生さんが持ってそうな感じがしますね。
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Unknown (エ・ビ・ス)
2008-05-28 16:50:14
M.Ishiiさん、いつもありがとうございます。

すごくカラフルだし、しかもワンオフ。シリアルナンバー入れてもいいくらいの出来ですよね。

先日のG8環境大臣会議で、レジ袋削減についての採択がありました。それしか決められなかったの?という問題は置いといて、レジ袋が削減されるのはいいことですが「レジ袋製造業者に仕事するなというのか?」という問題もあります。

エ・ビ・スは常々思っていたんですが、レジ袋がエコバッグに代わる、そのエコバッグをレジ袋屋さんがつくればいい!と。
レジ袋にだって、いいところがあります。濡れない、軽い、すごくコンパクトに収納できる、安い。
そんな特製を生かしたエコバッグ。
インドのラグバッグを見て、工夫の余地が多そうだと思いました。
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